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第37回皇后杯全日本女子サッカー選手権大会 4強進出を懸けた戦いが間もなくスタート

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およそひと月のブレイクを挟み、第37回皇后杯全日本女子サッカー選手権大会の準々決勝が12月19日(土)に開催されます。このラウンドから、なでしこリーグ1部に所属するチーム同士の対戦が続きます。

今シーズンのなでしこリーグ覇者、日テレ・ベレーザ(東京)は伊賀フットボールクラブくノ一(三重)とのゲームに臨みます。これまで2試合で8得点1失点と危なげない戦いを見せており、早稲田大との3回戦では田中美南選手が4得点を挙げるなど攻撃陣も好調です。対する伊賀FCは3回戦で途中出場のグロリア・ダグラス選手が決勝点を挙げ、スぺランツァFC大阪高槻(大阪)を延長戦の末に撃破。なでしこリーグ1部下位リーグを首位で終えた勢いを維持しています。今年のなでしこリーグでは日テレに2戦2敗と分が悪いですが、序盤の失点を抑え、接戦に持ち込めば勝機も広がります。

アルビレックス新潟レディース(新潟)は、ジェフユナイテッド市原・千葉レディース(千葉)と対戦。新潟レディースは最終的にリーグ4位に終わったものの、リーグ戦でINAC神戸レオネッサ(兵庫)を2-0で破るなど奮闘。攻撃では上尾野辺めぐみ選手や山崎円美選手、守備は北原佳奈選手が中心となってチームをけん引、攻守に安定した戦いぶりを見せました。ジェフレディースとの前回対戦時はシュート3本に抑えられて0-1で敗戦しているだけに、今回はフィニッシュへの意識を高めて勝利に近づきたいところです。

前回大会のファイナリスト・浦和レッズレディース(埼玉)はベガルタ仙台レディース(宮城)の本拠地・仙台に乗り込みます。浦和はポストシーズンの上位リーグの5試合で13失点。守備の課題が浮き彫りになりましたが、皇后杯では2試合連続無失点。AC長野パルセイロレディース(長野)との3回戦では、なでしこリーグ2部で35得点を挙げ、得点王に輝いた横山久美選手を抑えて2-0の勝利を挙げています。守備に修正を施した成果を、ベガルタとの一戦でも見せられるか注目です。

INAC神戸はASエルフェン埼玉(埼玉)との一戦で勝利を目指します。リーグ3位に終わり、昨年に続きリーグタイトルを逃しましたが、ここからの戦いは特別な意味を持ちそうです。チームの中心を担ってきた澤穂希選手が12月17日に今シーズンかぎりで現役を引退することを表明。チームにとって、皇后杯が澤選手とともにプレーする最後の大会となります。INACはこの一戦に勝って1試合でも多く澤選手と戦うことはできるか、それとも、今年のリーグ戦でI神戸に対して2戦2敗のAS埼玉がサプライズを起こすか、見どころ盛りだくさんです。

JFA-TV

第37回皇后杯全日本女子サッカー選手権大会

決勝   12月27日(日) 神奈川/等々力競技場
準決勝  12月23日(水・祝) 神奈川/等々力競技場
準々決勝 12月19日(土) 宮城/ユアテックスタジアム仙台、東京/味の素フィールド西が丘

大会情報はこちら


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