なでしこジャパン(日本女子代表)は7月24日(土)、第32回オリンピック競技大会(2020/東京)のグループステージ第2戦で、英国女子代表と対戦する。
英国は初戦のチリ女子代表戦で20本のシュートを放って2-0で勝利しており、エースストライカーのEllen WHITE選手が周囲とのコンビネーションから2得点を挙げた。その2得点以外にも、前半にWHITE選手がゴールネットを揺らし、オフサイドの判定となったシーンもあったため、日本としてはWHITE選手を中心とした攻撃陣に注意を払いたい。
英国は今大会に向け、2012年ロンドン大会以来となる英国内4協会の統一チームを再結成した。FIFAランキング6位のイングランド選手をベースとしながらも、Sophie INGLE選手(ウェールズ)、Kim LITTLE選手、Caroline WEIR選手(共にスコットランド)を加えた「チームGB」は、今大会もメダル候補だ。
イングランドはFIFA女子ワールドカップカナダ2015で3位に、続くFIFA女子ワールドカップフランス2019で4位になっており、世界大会でも上位進出を果たしている。また、来年に延期されたイングランドで開催予定の女子欧州選手権に向けても、強化を進めているところだ。
日本とイングランドの対戦成績は、日本の1勝2分5敗(5得点16失点)。近年は世界大会でも頻繁に対戦しており、FIFA女子ワールドカップフランス2019ではグループステージの第3戦で0-2と敗れた。去年3月の2020 SheBelieves Cupでも0-1と敗れており、日本選手はその悔しさを忘れてはいないだろう。
日本がオリンピックで新たな歴史をつくるためにも、今回の英国戦は越えなければならない壁。2020年にDFで初めてFIFAの最優秀女子選手賞を獲得したLucy BRONZE選手と、キャプテンのSteph HOUGHTON選手が束ねる守備を攻略し、日本はグループステージ突破に弾みをつけられるか。
東京オリンピックのグループステージグループE第2戦日本vs英国(札幌ドーム)は、24日(土)19:30にキックオフ予定。強敵・英国に勝利を収め、金メダル獲得に向けて勢いを加速させたい。
第32回オリンピック競技大会(2020/東京)
サッカー競技日程:2021年7月21日(水)~2021年8月7日(土)