FIFA女子ワールドカップフランス2019の初戦を10日(火)に控えたなでしこジャパンは開催地のパリで5日目を迎えました。
午前中に行われたトレーニングではフリー選手を2人加えた8対8のポゼッション、4対4のスモールサイドゲームの後に攻撃陣と守備陣に分かれてトレーニングを行い、その確認をもって再度全体で合流してトレーニングを続けました。最後にはサイドの選手を中心にスローインのトレーニングを行うなど、試合のあらゆる局面を想定したメニューで実戦的に準備を進めました。
この日の21:00、開会式に続いて行われた大会初戦に開催国のフランスと韓国が登場、1ヶ月に及ぶ戦いの幕が開きました。優勝が期待される地元のフランスに対し、同じくアジアを代表する韓国がどんな戦いを見せるか注目が集まった一戦でしたが、ホームで45,000人を超える大観衆の声援を受けたフランスが序盤から韓国を圧倒して4-0で勝利、これ以上ないスタートを切りました。
なでしこジャパンはホテルの食事会場に選手、スタッフ全員が集まってこの試合を観戦。壮大な開会式、ホスト国のゴールラッシュとそれに盛り上がる大観衆を見て大会の雰囲気を感じる時間となりました。
日本の初戦は10日(火)現地時間18:00(日本時間25:00)、開幕戦と同じParc des Princesでアルゼンチン戦を迎えます。
選手コメント
MF #7 中島依美 選手(INAC神戸レオネッサ)
いよいよワールドカップが始まりますが、すごく楽しみです。チームの雰囲気はピリッとして、本番モードになってきた感じです。初戦の相手であるアルゼンチンに限らず、どのチームも球際は強いと思いますが、日本らしいサッカーで勝つことを全員で意識できればいいと思います。初戦の難しさはありますが、勝っていい波に乗れるように、1戦1戦全力で戦ってとにかく勝って次につなげたいです。
FW #19 遠藤純 選手(日テレ・ベレーザ)
自分たちの初戦はまだ先ですが、大会が開幕するということで楽しみです。多少の緊張はありますが、自分としては初めてのワールドカップということで、楽しみのほうが大きいです。日本らしいサッカーはコンビネーションが大事なので、そこを意識してトレーニングできたと思います。初戦まで残り少ないですが、少しでも自分を変えていけるようにトレーニングに取り組みます。
MF #6 杉田妃和 選手(日テレ・ベレーザ)
試合が近づくにつれ、緊張感は高まってきているのかなと思います。今日のトレーニングでは、守備のところでどう追い込むか、ゴールキックからのビルドアップなどを確認しました。(アルゼンチン戦は)上手く自分たちの取り所に運んで守備をしたいですし、人数をかけるプレーを増やしていきたいです。自分自身緊張すると思いますが、初めてのトップのワールドカップでもあるので、楽しみな気持ちもあります。相手にボールを持たれたり攻め込まれたりした時、中央でスイッチを入れられるように、そのスタートを声をかけてやっていきたいです。
スケジュール
FIFA女子ワールドカップフランス 2019
大会期間:2019年6月7日(金)~2019年7月7日(日)
グループステージ:
2019/6/11(火) 01:00キックオフ(日本時間)
vs アルゼンチン代表
2019/6/14(金) 22:00キックオフ(日本時間)
vs スコットランド代表
2019/6/20(木) 04:00キックオフ(日本時間)
vs イングランド代表