「女子サッカーレガシープログラム in 熊本 レディースセミナー」が3月25日(土)、熊本県宇城市立ふれあいスポーツセンターにて開催されました。このイベントは、サッカーに興味がある女性を主な対象として、女子サッカーにまつわるベストサポーターやコーチングなど、様々な話題を共有するものです。サッカーをしているお子さんがいる19名の女性が参加し、講師はJFAナショナルトレセン(女子担当)コーチの利光ちはるさんが務めました。
「女子サッカーレガシープログラム in 熊本」では、4月9日(木)に熊本県民総合運動公園陸上競技場でキックオフする「KIRIN CHALLENGE CUP 2017 ~熊本地震復興支援マッチがんばるばい熊本~なでしこジャパン vs コスタリカ女子代表」を、熊本県における女子サッカー発展のひとつの契機とすることを目指して、3月から熊本県内でさまざまなイベントを行っています。
講師コメント
利光ちはる JFAナショナルトレセンコーチ
熊本は、大学卒業後に6年間にわたって選手としてプレーしたクラブの所在地で、私にとって第二のふるさとです。今日はその熊本でレディースセミナーを行うことができ、とても光栄に思っています。熱心なお母さま方とこうしてお話する機会を得て、女子選手の数の少なさに驚かれたり、13才からのプレー環境などについて、活発な意見交換もできました。今日のイベントを通して、サッカーだからできることを伝えたかったので、とても良いセミナーになったと思います。ありがとうございました。
受講者コメント
富田睦代さん
小学生の息子がサッカーをしています。夫がコーチをしているあさぎりFCというサッカークラブには、女の子の選手もいます。小学校4年までは男の子と一緒にプレーしますが、その先に繋がらず、サッカーを辞めてしまう女の子もいます。今日はなでしこ(女子選手)の数が男子の5%程度と聞いて、その少なさに驚きました。いろいろな情報を知ることができ、楽しかったです。
馬場久美さん
エスペランサというチームで息子3人がサッカーをしています。過去にはこのクラブで中学生男女それぞれにフットサルチームを組んで、九州で男女アベック優勝をしたこともあります。今日は女子サッカーにまつわる話を聞くことができて理解が深まり、良かったと思いました。
宮原広美さん
サッカーをしたくても、更衣室などの環境が整っていなかったり、同じ女の子が少ないためにチームメイトとの関係づくりを少し難しく感じたりと、サッカーをしたい女の子が躊躇してしまう。また、プレーしやすい環境が少ないといったような意見や情報の交換があり、とても参考になりました。