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2022年度全国技術委員長会議をオンラインにて開催 #jfa #nadeshiko

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2月19日(土)、2022年度全国技術委員長会議を開催しました。

全国技術委員長会議は毎年、各都道府県・地域サッカー協会(FA)の技術委員長、JFAコーチらが一堂に会して2日間の日程で行っていましたが、今回は新型コロナウイルス感染拡大の影響から、リモート形式での開催に切り替え、1日のプログラムでの実施となりました。また、今回からFAコーチ(各都道府県技術担当専任者)が参加することになりました。

会議は、午前と午後に行われ、午前中の第一部はJFAの各種施策を報告し、今後の方針や方向性などを各FAと共有しました。午後の第二部は9地域(北海道/東北/関東/北信越/東海/関西/中国/四国/九州)毎にディスカッションを行い、JFAと各FAが連携し、今後の方針について意見交換を行いました。

会議の冒頭、あいさつに立った田嶋幸三JFA会長は、「コロナ禍と向き合いながら活動をしっかりしていきたい」と力強く宣言しました。また、「JFA2005年宣言を実現させるために技術委員会から渦を起こしてサッカー界を引っ張っていきたい。そして技術委員長には各都道府県協会の中で渦を起こしていってほしい。JFAはその活動を全面的にサポートしていきたい。皆さんと一緒になって日本のサッカー界を発展させていきましょう」と呼びかけました。JFA2005年宣言では、2050年までにFIFAワールドカップ優勝、そしてサッカーファミリーを1000万人にすることを掲げています。

続いて、反町康治JFA技術委員長が、これからは地域の時代であること、地域とJFAが一緒になってサッカーを発展させていくと語り、JFAの技術関連の組織体制についても説明しました。小野剛JFA技術副委員長はヨーロッパとアジアのサッカーのトレンドを紹介し、日本サッカーの将来について語りました。また、テクニカルセンター構想と地域に根ざした発展について、次の10年、100年に向けて各地域/各FAが独自性を持って共に日本サッカーを創り上げていくことの重要性を述べました。

次に影山雅永JFA技術委員会育成部会長からJapan’s Wayに関する説明がありました。Japan’s Wayとはナショナルフットボールフィロソフィーとして、世界一サッカーで幸せな国になることを目指していく道筋のことを指します。その道筋を実行するための様々な施策について述べ、各事業の担当者からの施策・活動の報告へと移っていきました。

グラスルーツサッカーについて「グラスルーツサッカーとは子どもだけではなく、サッカーに出会った人たちが生涯に渡ってサッカーに関わってくこと」と話した中山雅雄JFA技術委員会普及部会長。今後そういった人たちを増やしていきたいと語り、スモールサイドゲームの映像を交えながら、子どもたちのサッカーのゲーム環境の整理について説明しました。

女子サッカーでは今井純子JFA女子副委員長がWEリーグ、女子のゲーム環境改革、普及施策、国体少年女子、女性指導者の養成・活用などの情報を共有し、「日本サッカー全体のためにも女子サッカーの発展に貢献していきたい」と述べました。

フットサルからは小西鉄平JFAフットサルテクニカルダイレクターが登壇。フットサル委員会が2016年から推し進めているフットサルビジョンについて説明しました。また、新体制を構築し、強化、育成、指導者養成、普及部門にそれぞれダイレクターを配置したことと、育成や普及の施策について話しました。

ゴールキーパーについてはJFAゴールキーパープロジェクトの川俣則幸リーダーがゴールキーパープロジェクトのアクションプランについて、特に育成施策を中心に説明しました。全国でゴールキーパープロジェクトを組織し、その結果、選手は昔に比べると足元の技術等が格段に向上していると語りました。JFAフィジカルフィットネスプロジェクトの菅野淳リーダーは世界で戦えるフィジカルフィットネスの構築について「選手自身のフィジカルリテラシーを高めていきたい」と話しました。

U-16日本代表の森山佳郎監督は代表監督として現場で感じる強化や育成の課題や成果について共有し、西川誠太JFA技術委員会指導者養成部会長は「指導者の量・質を高める策を実行したい」と指導者養成事業について説明。誰もが、いつでも、どこでも、学べる環境を作っていくことの重要性を語りました。

最後に影山雅永JFA技術委員会育成部会長から「グラスルーツと強化、2つの山を高めていくことが重要である」と話し、午前の部を締めくくりました。

午後の部では9地域に分かれてグループディスカッションを行い、技術委員長、JFAコーチ、FAコーチが地域を良くするために様々な意見を出し合い、活発な意見交換を行いました。その後地域毎に発表を行い、参加者全員とディスカッションした内容を共有しました。

最後に反町康治JFA技術委員長が再び登壇し、会議を振り返りながら「最前線のコーチが次の試合の勝利を目指すとしたら、テクニカルダイレクターは次の10年の勝利を目指す」と語りました。9地域からの発表に対しては「地域性を考慮して良い活動をしていってもらいたい。JFAはそのサポートをしていく」と話し、「10年後にみなさまと笑っていられるように一緒に頑張っていきたい」と締めくくりました。


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