皇后杯 JFA 第43回全日本女子サッカー選手権大会は12月11日(土)と12日(日)に3回戦の5試合を開催します。
真岡市総合運動公園陸上競技場では、11日に2試合、12日に1試合が行われます。なでしこ1部対決を制したオルカ鴨川FC(なでしこ1部/千葉)は、5年連続の3回戦進出です。2回戦では、今季のリーグ戦で2連敗を喫したニッパツ横浜FCシーガルズ(なでしこ1部/神奈川)の攻勢に耐えながら、虎の子の1点を手に入れて、勝利しました。3回戦ではなでしこ2部の静岡SSUアスレジーナ(東海/静岡)の挑戦を受けます。こちらもJFAアカデミー福島(東海/静岡)をPK戦で破った勢いそのままに勝利を狙います。
11日の第2試合は、伊賀FCくノ一三重(なでしこ1部/三重)と福岡J・アンクラス(九州/福岡)の対戦です。なでしこリーグ1部優勝のくノ一は、森仁美選手、西川明花選手の2ゴールで筑波大学(関東/茨城)を4-0と下し、順調な滑り出しを見せました。地域代表相手に連勝してきたアンクラスは、格上相手に健闘を誓います。
3回戦で唯一の日曜開催となる試合は、スフィーダ世田谷FC(なでしこ1部/東京)とアンジュヴィオレ広島(なでしこ1部/広島)のゲームです。スフィーダは早稲田大学(関東/東京)とのタイトなゲームを1-0で制し、アンジュヴィオレはディオッサ出雲FC(中国/島根)との中国対決で3-0と完勝しました。今季のリーグ戦では、スフィーダが2位、アンジュヴィオレが11位。直接対決でもスフィーダが1勝1分けと優位に立っていますが、3度目の対戦は果たして。
もう一つの会場、藤枝総合運動公園サッカー場では、11日に2試合が行われます。
セレッソ大阪堺レディース(なでしこ1部/大阪)は、小山史乃観選手の4得点などで、JAPANサッカーカレッジレディース(北信越/新潟)を8-0で破って、なでしこ1部の貫録を見せました。3回戦の対戦相手は、今夏の全国高等学校総合体育大会サッカー競技大会(インターハイ)で準優勝の藤枝順心高校(東海/静岡)です。唯一、3回戦に進んできた高体連所属チームが、地元の後押しを受けて、どこまで食い下がれるでしょうか。
なでしこリーグ所属以外で勝ち上がって来たもう一つのチーム、日テレ・東京ヴェルディメニーナ(関東/東京)も、藤枝会場に登場します。なでしこ1部対決でNGUラブリッジ名古屋(なでしこ1部/愛知)を逆転で下したASハリマアルビオン(なでしこ1部/兵庫)に挑みます。5年前の第38回大会では1回戦で顔を合わせ、アルビオンがメニーナを4-1で下しています。
この3回戦を勝ち抜いた5チームは、4回戦でWEリーグ所属チームへの挑戦権を手にします。国内最高峰カテゴリーとの貴重な対戦機会を手にするのは、どのチームでしょうか。
開催期間:2021年11月27日(土)~2022年2月27日(日)
【1回戦】11月27日(土)、28日(日)
【2回戦】12月4日(土)、5日(日)
【3回戦】12月11日(土)、12日(日)
【4回戦】12月25日(土)
【準々決勝】12月29日(水)
【準決勝】2022年1月5日(水)
【決勝】2022年2月27日(日)