皇后杯 JFA 第43回全日本女子サッカー選手権大会が11月27日(土)に開幕します。WEリーグが開幕した今年度からレギュレーションも変更され、WEリーグの11チーム、なでしこリーグ1部の12チーム、9地域協会から選出された25チームを加えた48チームが大会に参加します。
大会のフォーマットも変更となり、3回戦まではなでしこ1部チームと地域予選を勝ち抜いたチームによって争われます。1回戦では大和シルフィード(なでしこ1部/神奈川)対徳山大学(中国/山口)、NGUラブリッジ名古屋(なでしこ1部/愛知)対東海大学付属福岡高校(九州/福岡)となでしこ1部チームが学生チームの挑戦を受けるカードも複数あり、激しい攻防が繰り広げられるでしょう。
なでしこ1部リーグは10月17日(日)に終了しており、伊賀FCくノ一三重(なでしこ1部/三重)、スフィーダ世田谷FC(なでしこ1部/東京)、セレッソ大阪堺レディース(なでしこ1部/大阪)の上位3チームは2回戦から登場します。
優勝争いの軸と目されるのはやはりプロリーグとして開幕したWEリーグに所属するチームです。11月21日(日)の第10節終了時点で8勝1敗と首位を走るINACレオネッサ(WEリーグ/兵庫)や、新戦力が噛み合い2位に位置するマイナビ仙台レディース(WEリーグ/宮城)、前年のなでしこ1部優勝チームである三菱重工浦和レッズレディース(WEリーグ/埼玉)などが好調を維持してタイトルに近づけるかが大きな見どころになりそうです。
今年度の皇后杯は、秋春制のWEリーグではちょうどシーズンの間に入るスケジュールになります。リーグ戦で今ひとつ波に乗り切れていないチームも皇后杯で勢いを付けたいという意気込みで臨むと予想されます。大会4連覇中の日テレ・東京ヴェルディベレーザ(WEリーグ/東京)もリーグ戦で5位と厳しい戦いが続いていますが、皇后杯を機に上昇気流に乗りたいところでしょう。
また、WEリーグ発足に伴い、新規でチームを立ち上げた大宮アルディージャVENTUS(WEリーグ/埼玉)やサンフレッチェ広島レジーナ(WEリーグ/広島)にとっては旋風を巻き起こす絶好の機会といえるでしょう。両チームともに、鮫島彩選手(大宮V)や近賀ゆかり選手(S広島R)といった経験豊富な選手も在籍し、日本一を決する大会での奮闘に期待が高まります。WEリーグチームは12月25日(土)の4回戦から登場します。
今大会は11月27日(土)と28日(日)に1回戦が各地で行われ、準決勝は2022年1月5日(水)にカンセキスタジアムとちぎ、決勝は2月27日(日)にサンガスタジアム by KYOCERAで開催する予定です。日本女子サッカーの新たな時代に女王をなるのはどのチームになるでしょうか。ぜひご注目ください。
開催期間:2021年11月27日(土)~2022年2月27日(日)
【1回戦】11月27日(土)、28日(日)
【2回戦】12月4日(土)、5日(日)
【3回戦】12月11日(土)、12日(日)
【4回戦】12月25日(土)
【準々決勝】12月29日(水)
【準決勝】2022年1月5日(水)
【決勝】2022年2月27日(日)