6月7日(金)に開幕を迎えるFIFA女子ワールドカップフランス2019で、なでしこジャパン(日本女子代表)はグループステージのグループDを戦います。ここでは、グループステージ突破を目指す上でライバルとなる3チームを紹介します。
アルゼンチン
日本初戦の相手は、アルゼンチン女子代表(FIFAランキング37位)です。南米最終予選で3位となったアルゼンチンは、北中米カリブ海予選4位のパナマ女子代表との大陸間プレーオフに進み、それを4-0、1-1で制して、3大会ぶり3回目の女子ワールドカップ出場を決めました。
過去の通算戦績は、日本の4勝。アルゼンチンが過去に出場した2003年と2007年の女子ワールドカップで日本と対戦していますが、日本が6-0、1-0でいずれも勝利しています。
今大会に出場する37歳のMariela CORONEL選手は、2003年大会の日本戦に出場していた選手。一方、17歳のDalila IPPOLITO選手は、今大会に参加する全選手の中で3番目に若い選手です。3回目の女子ワールドカップを迎える63歳のCarlos BORRELLO監督は、2003年大会の日本との初対戦当時を知る指揮官。南米らしい個人技を生かしたサッカーで、初のグループステージ突破を目指しています。
スコットランド
グループステージ第2戦の相手は、スコットランド女子代表(FIFAランキング20位)です。スコットランドはヨーロッパ最終予選で、成長著しいスイス女子代表を抑えて女子ワールドカップ初出場を決めました。過去の通算戦績は、日本の2勝です。
イングランドのFA女子スーパーリーグで経験を積んだ選手が多く、国際Aマッチ130試合以上に出場しているKim LITTLE選手をはじめ、ヨーロッパ最終予選で8試合出場4得点1アシストのJane ROSS選手や、同予選で8試合出場4得点のErin CUTHBERT選手も、イングランドのクラブでプレーしています。
スコットランドは今大会に向け、強豪国との対戦で経験を積み、2018年11月にアメリカ女子代表戦で0-1、2019年3月にカナダ女子代表戦で0-1と、いずれも惜敗。しかし、4月のブラジル女子代表戦には1-0で勝利するなど、実力は高い相手です。
イングランド
グループステージ第3戦で対峙するのは、今大会での上位進出が有力視されているイングランド女子代表(FIFAランキング3位)です。
過去の通算戦績は、日本の1勝2分3敗。女子ワールドカップの直近3大会連続で対戦しています。前回大会準決勝では日本が2-1で勝利しましたが、3月の2019 SheBelieves Cupでは0-3で敗れました。
イングランド男子代表として活躍したPhilip NEVILLE監督が率いるイングランドは、年々FIFAランキングを上げており、それを証明するように、ヨーロッパ最終予選を7勝1分の無敗で通過。29得点1失点という攻守ともに充実した戦いでした。
最終予選でチーム最多の6ゴールを決めたNikita PARRIS選手はもとより、同予選で2ゴール5アシストのFran KIRBY選手も得点源。経験豊富なLucy BRONZE選手、Steph HOUGHTON選手が守備陣をまとめます。FIFA U-20女子ワールドカップフランス2018で、6得点を決めたGeorgia STANWAY選手も、メンバーリストに名を連ねました。2019 SheBelieves Cup優勝の勢いを持って、今大会を戦うでしょう。
スケジュール
FIFA女子ワールドカップフランス 2019
大会期間:2019年6月7日(金)~2019年7月7日(日)
グループステージ:
2019/6/11(火) 01:00キックオフ(日本時間)
vs アルゼンチン代表
2019/6/14(金) 22:00キックオフ(日本時間)
vs スコットランド代表
2019/6/20(木) 04:00キックオフ(日本時間)
vs イングランド代表