なでしこジャパンのトレーニングキャンプは2月4日(月)に最終日を迎え、午前のトレーニングを終えて解散しました。期間中で一番天気に恵まれたこの日は半袖でも外に出られそうなくらいの陽気で、1日2回のトレーニングを重ねてきて疲れの色が見える選手たちの表情も明るくしてくれました。
最終日だからと特別なことはせず、なでしこジャパンの生命線となるボールを蹴る技術、止める技術を追求します。パス&コントロールのトレーニングでは、置いた2本のコーンの間に正確にパスを通し、受ける側はタイミングよく動き出して角度を持たせたパスコースを作ってパスを引き出します。何気ないトレーニングですが、動きながら観ることや次のプレーを考えながらボールを扱うことが求められます。
その後のシュート練習では、この期間中あまり多くの時間を割くことがなかったため、特にフォワード陣を中心に気持ちよく足を振り抜いていました。25人のフィールドプレイヤーを相手に、連続して飛んでくる左右からのクロス、中央からのミドルシュートに対して2人のゴールキーパーが必死にゴールを守る姿が印象的でした。
最後は6対6のスモールサイドゲームで締めて、このキャンプを打ち上げました。
解散前のミーティングで高倉麻子監督は、「チームのために何ができるか」「代表チーム選手としての誇り」を大事にして欲しいと話しました。チームは1人では機能しない、全員で一丸となることが大事であり、それこそがワールドカップを再び制するために必要になる要素だと全員で共有します。そしてここからの残り時間、全員で万全の準備を整えてワールドカップに向かっていこうと話してミーティングを締めました。
選手たちはそれぞれの所属クラブに戻り、リーグ戦の開幕に向けて、そして来るワールドカップに向けて準備を始めます。
選手コメント
GK 池田咲紀子選手(浦和レッズレディース)
今回の合宿では、身体づくりとチームづくりを同時に行うメニューの中で、男子大学生との合同練習など世界の強豪国を想定した練習もあり、たくさんのことを感じた合宿となりました。もっと身体づくりの部分はやっていかないと世界と戦う時には厳しいと感じましたし、特にGKとしてもっともっと守備範囲を広げていかないといけないと感じました。チームに戻ってからも、今回の合宿で感じたことを忘れずに取り組みたいと思います。
DF 市瀬菜々選手(マイナビベガルタ仙台レディース)
今年初めての合宿が終了して、疲れたという気持ちもありますが、それ以上にこれから改善すべきポイントが明確になり、ワールドカップまでの期間をどう過ごすか、どういうことを練習すべきかなどを考えることができました。ワールドカップまで残り130日もありません。世界のトップ選手にも負けない体づくりや技術の部分など、チームに帰ってからも1日1日追求して頑張ります。
MF 三浦成美選手(日テレ・ベレーザ)
今回の合宿に参加して、より一層ワールドカップへの想いが強くなったと感じています。男子大学生との合同練習ではスピードやパワーがある相手に対して課題もたくさんありましたが、全体を通して強度の高い練習が出来たと思います。また、ワールドカップの日程や今後の取り組みを確認するミーティングも多く、改めて大会までの時間を大切にしていこうと思いました。今回の合宿での課題をしっかりと見つめて、メンバーに食い込んでいけるよう残り少ない日々を大切にしていきたいと思います。
スケジュール
1月31日(木) | 15:30 | トレーニング(J-STEP)【一般公開】 |
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2月1日(金) | 09:15 | トレーニング(J-STEP)【一般公開】 |
15:30 | トレーニング(J-STEP)【一般公開】 | |
2月2日(土) | 09:15 | トレーニング(J-STEP)【一般公開】 |
15:30 | トレーニング(J-STEP)【一般公開】 | |
2月3日(日) | 09:45 | トレーニング(J-STEP)【一般公開】 |
15:30 | トレーニング(J-STEP)【一般公開】 | |
2月4日(月) | 09:15 | トレーニング(J-STEP)【一般公開】 |
※スケジュールや会場は急遽変更になる場合がございます。