JFA 第22回全日本U-18 女子サッカー選手権大会 JOC ジュニアオリンピックカップが1月3日(木)から7日(月)にかけて開催されます。各地域大会を勝ち抜いた16チームがJ-GREEN堺(大阪府堺市)に集結。ノックアウト方式で雌雄を決し、頂点を目指します。
U-18年代の女子クラブチーム日本一を決定する本大会は、これまで年代を問わず数多くの日本女子代表選手を輩出してきました。現在なでしこジャパン(日本女子代表)の一員として活躍する長谷川唯選手、籾木結花選手(共に日テレ・ベレーザ)は中学生時代から本大会を経験し、得点王にも輝いています。
今年8月に行なわれたFIFA U-20女子ワールドカップフランス2018でadidasブロンズブーツ賞とシルバーボール賞をダブル受賞した宝田沙織選手(セレッソ大阪堺レディース)をはじめ、優勝に貢献した植木理子選手、宮澤ひなた選手(共に日テレ・ベレーザ)、林穂之香選手(セレッソ大阪堺レディース)、高橋はな選手(浦和レッズレディース)は、この大会で飛躍を遂げ、年代別日本女子代表を経てなでしこチャレンジへと駆け上がっていきました。
前回大会覇者のジェフユナイテッド市原・千葉レディースU-18、4位の浦和レッドダイヤモンズレディースユースが地域大会で姿を消す波乱の中、優勝争いをけん引するのは、前回大会準優勝のセレッソ大阪堺ガールズ(関西1/大阪)と同3位の日テレ・メニーナ(関東1/東京)です。
前回大会で3連覇を阻まれたC大阪堺は、U-17日本代表のDF善積わらい選手、FW田中智子選手など、多くの選手がセレッソ大阪堺レディースのメンバーとしてプレナスなでしこリーグ1部で奮戦。フィジカルで勝る“大人”のチームに苦戦した一年となりましたが、そこで得た経験を同年代との対戦で見せつけ、GKからビルドアップするサッカーで覇権奪還に挑みます。
第14回から第18回大会まで5連覇を達成した日テレは、11月に行なわれたFIFA U-17女子ワールドカップウルグアイ2018にDF伊藤彩羅選手、MF木下桃香選手ら5選手が出場。他にもトップチームで経験を積む田中桃子選手や菅野奏音選手など屈指のタレントを擁し、4年ぶりの優勝に照準を合わせています。
過去3年を振り返ると、ベスト4はC大阪堺と日テレ、関東勢の2チームの顔ぶれとなっています。埼玉県予選決勝で浦和を下して激戦区・関東の第2代表を勝ち取ったちふれASエルフェン埼玉マリ(関東2/埼玉)、ジェフLに競り勝ったノジマステラ神奈川相模原ドゥーエ(関東4/神奈川)にも注目です。
さらに、年代別代表のMF中江萌選手を擁するアルビレックス新潟レディースU-18(北信越/新潟)、関西第2代表のINAC神戸レオンチーナ(兵庫)など実力派のチームが、“2強”に割って入るべく虎視眈々と上位進出を狙います。
U-18年代の女子クラブチーム日本一を懸けた、若きなでしこたちのハイレベルなプレーにぜひ注目してください。
大会期間:2019年1月3日(木)~2019年1月7日(月)
大会会場:J-GREEN 堺(大阪府堺市)