Quantcast
Channel: JFA.jp - 公益財団法人日本サッカー協会公式サイト
Viewing all articles
Browse latest Browse all 5133

早稲田大学が5年ぶり4度目の優勝 第24回全日本大学女子サッカー選手権大会

$
0
0

1月17日(日)、第24回全日本大学女子サッカー選手権大会の決勝が味の素フィールド西が丘で行われ、大学女子サッカーの日本一が決定しました。年をまたぐ熱戦を終え、優勝杯を手にしたのは、早稲田大学です。

決勝は、早稲田大学対神奈川大学の関東勢対決。早稲田大学は5大会ぶりの優勝をかけ、神奈川大学は前回出場以来のタイトルを狙います。

両者気合十分で臨む西が丘の舞台、立ち上がりは両チームが拮抗する展開となりました。両校の大応援団の声援が聞こえるなか、試合が動いたのは22分。クロスの跳ね返りに反応した31番・河野朱里選手が決め、早稲田大学が先制点を挙げます。その後も、神奈川大学の前半シュート数2本に対し、8本のシュートを浴びせた早稲田大学が試合を有利に進め、前半を折り返します。

このまま早稲田ペースかと思われた49分、神奈川大学42番・小森碧伊選手の右足から放たれたボールがゴールネットを揺らし、同点となります。試合の流れが一気に傾きましたが、66分、ここまで何度も決定的なゴールを挙げている河野選手が鮮やかなヘディングシュートを決め、早稲田が勝ち越します。その後、幾度も神奈川大学が早稲田大学に迫りましたが、ついにホイッスルが鳴り、早稲田大学が5大会ぶりの優勝を決めました。大会MVPには、早稲田大学の高木ひかり選手が選出されました。

試合詳細はこちら

また決勝に先立って行われた3位決定戦では、日本体育大学が徳山大学を6-0で下し、3位の座につきました。

11分、日本体育大学11番・植村祥子選手がゴール前で寄せてきたDFとGKを軽やかにかわし先制。続く15分には、CKから4番・長嶋洸選手がニアに頭で合わせ追加点。29分には、混戦から再び植村選手がヘディングシュートを決め3-0とし、32分に12番・前田莉紗選手が得点し、前半を4₋0で折り返します。

後半になると、徳山大学が粘り強い守りを見せ、ゴールのない時間帯が続きます。徳山大学11番・福永静香選手が鋭いシュートを放って日本体育大学ゴールを脅かすシーンもありましたが、これは惜しくもオフサイド。試合終盤になると再び試合が動き、82分に21番・内田美鈴選手、90分に植村選手がダメ押しのゴールを決めます。6発の快勝で大会を締めくくった日本体育大学が銅メダルを手にしました。

試合詳細はこちら

決勝は過去最高の3,869人を動員した今大会。大学女子サッカーの未来に期待を残しつつ、大会終了を迎えました。

全日本大学女子サッカー連盟サイトはこちら

選手コメント

高木ひかり選手(早稲田大学)
歴代の先輩たちの5年分の借りを返すことが出来ました。今大会は2回戦から厳しい展開の試合が多く、本当にチーム一丸となって一戦一戦、勝ち上がって来ました。圧倒的な強さではありませんでしたが、最後まで粘り強く、今年の早稲田らしく戦い抜けたと思います。5大会ぶりの優勝が出来たのは、様々な人の支えや心からの応援があったからだと思います。MVPを頂く事が出来たのも、最高の仲間の力があったからです。有終の美を飾ることができて本当に嬉しく思います。全てのことに感謝します。ありがとうございました。

丹羽衿花選手(神奈川大学)
前半は相手のペースに飲まれてしまい、思うように自分たちのサッカーをすることができませんでした。最後まで諦めずに力を出しきりましたが、一歩及ばず、とても悔しいです。しかし、決勝という素晴らしい舞台でプレーできたこと、また準優勝の結果に誇りを持ち、後輩たちにはさらなる高みを目指して前を向いてほしいと思います。大会運営に関わって下さった皆様や、応援して下さった皆様にとても感謝しています。

長嶋洸選手(日本体育大学)
今シーズンの日体大は選手層も厚く、インカレ連覇の期待が大きかったと思います。その中で結果を残せなかったことは悔しいです。ただ大学最後の試合で、4年生全員がピッチに立ち、日体大らしい笑顔溢れるプレーが出来たことを幸せに思います。大学生活を振り返ると、決して満足といえる結果は出せず良いことばかりではありませんでしたが、最高の指導者、メンバーに出会い、人間的にも大きく成長することができました。大学生活四年間で大好きなサッカーに専念できるよう支えてくれた家族、指導者の方々、友達、サポーターの方、全ての方々に感謝の気持ちでいっぱいです。

坂崎奏選手(徳山大学)
初のベスト4進出を果たし、このような大きな舞台でサッカーができたことにとても感謝しています。結果は4位に終わりましたが、相手のスピードや技術の高さを肌で感じる事ができ、もっとチームとしてレベルアップしていかないといけないと思いました。その中でも、最後まで諦めない気持ちやチーム全体でのハードワークは続けることができたと思います。今大会で大学生としてのサッカーは最後となりましたが、この舞台でプレーができたことはチームにとっても自分にとっても良い経験になりました。後輩たちには、この経験を活かして来年はさらにレベルアップした姿で大会に出場してほしいです。

第24回全日本大学女子サッカー選手権大会

2015年12月26日(土)~2016年1月17日(日)
大会情報はこちら


Viewing all articles
Browse latest Browse all 5133

Trending Articles