1月15日(金)、第24回全日本大学女子サッカー選手権大会(インカレ)の準決勝が味の素フィールド西が丘で行われました。
17日(日)に開催する決勝に駒を進めたのは、早稲田大学と神奈川大学。同日、日本体育大学と徳山大学は3位決定戦を行います。
第1試合は、早稲田大学と日本体育大学の対戦。先にペースをつかんだのは日本体育大学でした。序盤から植村祥子選手をターゲットに裏のスペースを狙い、早稲田の守備陣を脅かします。7分、その植村選手が早稲田両センターバックの間をついて島村友妃子選手のスルーパスを受け、鮮やかなゴールで先制。続く11分にも、田中江里奈選手のパスに抜け出した植村選手がゴール隅に流し込み、立ち上がりに2点のリードを奪う展開となります。その後早稲田大学はクロスを中心に攻め込み、粘り強くコーナーキックを獲得。迎えた28分、山本摩也選手のコーナーキックに河野朱里選手が合わせ1-2とし、前半を折り返します。後半は一進一退の攻防が続き、59分に早稲田がフリーキックを獲得すると、松原有沙選手が直接決めて試合は振り出しに。両チームGKのファインセーブもあり、試合はPK方式に突入します。早稲田の1人目が成功した後、GK山田紅葉選手が後攻日体大の1本目を好セーブ。早稲田は4人目まで危なげなく決め、2-2(PK4-2)で決勝進出を決めました。
第2試合は、徳山大学対神奈川大学の対戦。両校のにぎやかな声援が聞こえる中、序盤は互いにチャンスを作ることができない時間が続きます。均衡が崩れたのは26分、神奈川大学小森碧伊選手がスルーパスに抜け出して先制点を奪います。45分にも小森選手がクロスを頭で合わせて追加点。神大2点リードで前半を終了します。後半は神大の攻撃陣が爆発。48分に天谷かおり選手がゴールを決めると、60分には田中萌選手が得点、その後も勢いは止まらず田中選手がハットトリックの活躍を見せ7-0というスコアで神奈川大学が決勝に駒を進めることとなりました。
17日(日)、いよいよ大学女子日本一が決定します。西が丘で、熱い戦いを見届けましょう。
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選手コメント
松川智選手（早稲田大学）
立ち上がり15分で2失点という悪い出だしでしたが、最後まで今年の早稲田の良さである粘り強さで戦うことができました。思い切りの良い飛び出しで日体大の植村選手を抑え、PKストップで試合に貢献してくれたGK山田選手の活躍に助けられました。今まで支えてきてくれた人たちのために、3年ぶりの優勝で恩返しがしたいです。
松原有沙選手（早稲田大学）
DF陣としては、序盤ラインコントロールがあいまいになってしまいました。その後話し合いながら修正し、植村選手を抑えられるようになったのが良かったです。FKのシーンでは、いつもは中に合わせるところを思い切って狙ってみたら良い結果につながりました。
浅利育選手（神奈川大学）
今日もチーム一丸となって、非常に良い雰囲気で試合に入ることが出来ました。チャレンジ精神を持って、積極的にプレーすることで勝利へと繋げることが出来、とても嬉しく思います。多くの方々への感謝の気持ちとチャレンジ精神を忘れず、良い雰囲気で決勝に挑みます。そして、残り1試合を最高のものにします。
天谷かおり選手（神奈川大学）
今日の試合に限らず、毎試合の応援が励みになりました。さまざまな想いを抱える中で、それでも声を枯らしてまで叫び続けてくれるチームメイト。チームの勝利のためだけに、今できることに全力を尽くしてくれています。そんなチームメイトの想いを絶対に無駄にはしたくありません。みんながハッピーになるためには勝ちが必要です。神大を築き上げてくださったOGのみなさん。スタッフ、支えてくれている家族、恩師。たくさんの想いを背負ってピッチに立つ、その緊張と喜び、また感謝を感じることができています。目標はもう手の届くところにあります。この瞬間に幸せを感じながら、必ず日本一のチームになります。
第24回全日本大学女子サッカー選手権大会
2015年12月26日（土）～2016年1月17日（日）
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