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池田咲紀子選手(浦和レッズレディース)が出場選手へエール JOCジュニアオリンピックカップ第21回全日本女子ユース(U-18)サッカー選手権大会 #jfa #nadeshiko

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JOCジュニアオリンピックカップ第21回全日本女子ユース(U-18)サッカー選手権大会が2018年1月3日(水)、大阪府のJ-GREEN堺で開幕します。今回は第13回大会で優勝を果たしたGK池田咲紀子選手(浦和レッズレディース)が大会の思い出、今大会に出場する選手へのエールを送りました。

――浦和レッドダイヤモンズジュニアユースレディース(現浦和レッドダイヤモンズレディースユース)が初優勝した第13回大会(2009年度)を振り返ってください。

池田 当時は高校2年生でした。私はトップチームに2種登録されていたので、同年代との試合では絶対にやられてはいけない、このカテゴリーで負けているようではトップで通用しないと、自分にプレッシャーをかけて戦っていました。この大会の優勝を大きな目標として掲げて、先輩と一緒に戦っていましたし、優勝という最高の結果で終えられたのは良かったです。

――思い出に残っていることは?

池田 当時の神戸慎太郎監督(現浦和レッズレディース育成統括兼浦和レッズレディースジュニアユース監督)が、試合前のミーティングで自らが編集し、作成した映像を流してくれました。それが私たちのモチベーションを高めたり、一緒に戦う仲間を思うような内容であったり。私たちの良い部分を集めたプレー集でもあったので、その映像を見て、試合前にもう涙を流してしまう選手がいるくらいでした。あの時は選手同士、「本当に勝ちたい」「優勝したい」とそんなことばかりを口にしていましたね。

――この大会は、短期決戦の大舞台です。

池田 最初が肝心ですね。ただ、まだ若い選手ばかりですから、実際のところ、試合の入りを意識するのは難しいのかもしれません。それでも“負けたくない気持ち”を持って戦ってほしいですね。私たちも最初が良かったので、それが最後まで良い流れにつながったのかなと思います。あとは、同年代の試合で下手なプレーをしているようでは、トップチームへつながる道はないなと思っていました。ユースとは、そういう意識を持った選手の集団であると思います。

――現在は、なでしこジャパン(日本女子代表)のメンバーです。年代別代表を経験しているだけに多くの期待もあるかと思います。

池田 言葉に語弊があるかもしれないですが、年代別代表の経験が生きているのかと言われると、そうではないと思っています。自分が見せてきたものは、その年代だからこそできたプレーであって、今、こうしてなでしこジャパンに選ばれるようになって、自分のこれまでのキャリアは通用しない、関係ないのだと思うことがとても多いのです。自分のことを言えば、今、なでしこジャパンに入ってから得たことが多く、これからも自分はどんどんと成長できると思えています。

――当時から変わらないこととは?

池田 当たり前のことですが、いつ、どんな状況でも、誰に見られても手を抜いていると思われないような立ち居振る舞いをすることです。それはユース時代、年代別の代表に入り始めてから思うようになりましたね。年代別代表では試合に出させてもらいましたが、その後、上のカテゴリーに入ると、全く声がかからなくなりました。でも、そういう厳しい環境でも、しっかりとやろうと思っていました。

――大会に臨む選手たちへメッセージを。

池田 この大会を通じての活躍が、自分のアピールにもなりますし、同年代のトップレベルの選手とやり合えることで得られる経験も、自分の立ち位置も分かる大会だと思います。日頃の練習からやり続けたことを試合で思いきって見せてください。

JOCジュニアオリンピックカップ第21回全日本女子ユース(U-18)サッカー選手権大会

大会期間:2018年1月3日(水)~2018年1月7日(日)
会場:J-GREEN 堺(大阪府堺市)
大会情報はこちら


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