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第37回皇后杯、23日に準決勝~ベレーザ対新潟L、INAC神戸対仙台L~

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第37回皇后杯全日本女子サッカー選手権大会はベスト4が出揃い、12月23日に神奈川県等々力競技場で日テレ・ベレーザ対アルビレックス新潟レディース、INAC神戸レオネッサ対ベガルタ仙台レディースの準決勝2試合が行われます。

ベスト4の顔ぶれは今シーズンのなでしこリーグ上位4チームという顔ぶれになり、いずれも拮抗した展開になりそうです。

ディフェンディングチャンピオンでリーグ優勝とのダブル制覇を目指しているベレーザはリーグ4位に入った新潟との対戦です。

ベレーザは準々決勝で伊賀FCくノ一に4-1で勝利。GK山下杏也加選手、DF岩清水梓選手、MF阪口夢穂選手、FW田中美南選手と、なでしこジャパンのメンバーで縦のラインを固め、今季リーグのレギュラーシリーズではリーグ最多得点最少失点をマークした総合力の高さが光ります。

新潟は準優勝した2013年大会以来のベスト4入りです。準々決勝では昨年大会ベスト4のジェフユナイテッド千葉レディースに2-0で勝利。チームの中心で今夏FIFA女子ワールドカップのなでしこジャパンメンバーでもあるMF上尾野辺めぐみ選手が2得点に絡む活躍でした。

両者の今季の顔合わせではベレーザの2勝1敗ですが、レギュラーシリーズで13勝4分1敗だったベレーザの唯一の黒星の相手が新潟。上位6チームによるエキサイティングシリーズでの対戦では、ベレーザは先制しながら後半同点に追いつかれ、後半アディショナルタイムの阪口選手の得点で振り切りました。また、両者は皇后杯では2013年大会の準々決勝で対戦しており、新潟が1-0で勝っています。

ベレーザが新潟の組織的な守備をどう崩すかがポイントになりそうです。ベレーザFW田中美南選手は「新潟とは接戦のイメージがあるので1点が大きい。先制して追加点を獲れるようにしたい」と話し、岩清水選手も「連覇を目指して戦うことはなかなかない。そこを目指して戦いたい」を意気込んでいます。

一方、2大会ぶりの優勝を目指すINACは2大会連続ベスト4入りの仙台との対戦です。

仙台はMF川村優理選手、MF中野真奈美選手、FW有町紗央理選手を中心にスピード感のある攻撃を武器に、今季レギュラーシーズン3位、エキサイティングシリーズでは2位という好調を維持。今大会の準々決勝では浦和レッズレディースに延長0-0の末にPK5-3で勝利しての4強入りで、このPK戦では元アメリカ代表GKブリトニー・キャメロン選手が相手2本目のキックを止める活躍を見せました。

一方、INACは準々決勝のASエルフェン埼玉戦で、今季限りでの現役引退を表明で注目を集めている、なでしこジャパンMF澤穂希選手が攻守でチームを牽引するプレーで、チームは2-0の勝利をおさめ、危なげなく4強に駒を進めています。

両者の今季の対戦はINACが2勝1敗で、レギュラーシリーズの対戦ではINACが5月の対戦で1-0、9月の対戦でも4-3で勝っていますが、10月のエキサイティングシリーズでは仙台が4-2で勝利しており、今回も接戦が予想されます。

INACのDF近賀ゆかり選手は「いつも勝ちたい思いはあるが今回はプラスアルファ。一日でも多くサッカーをする澤さんの姿を見たい。澤さんには優勝が似合う。チームひとつとなって勝ちたい」と気を引き締めています。

澤選手は、「絶対に優勝したい思いがある。自分らしく勝利できるようにしたい」と話しています。

23日の準決勝では、11:00からINAC神戸レオネッサ対ベガルタ仙台レディース、14:00から日テレ・ベレーザ対アルビレックス新潟レディースを開始予定です。

なお、決勝は12月27日(神奈川/等々力競技場)に行われます。

JFA-TV

第37回皇后杯全日本女子サッカー選手権大会

決勝   12月27日(日) 神奈川/等々力競技場
準決勝  12月23日(水・祝) 神奈川/等々力競技場
大会情報はこちら


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