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ベスト4が決定、いざ東京へ! 第25回全日本大学女子サッカー選手権大会

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第25回全日本大学女子サッカー選手権大会の2回戦が12月28日(水)、兵庫県三木市の三木総合防災公園で行われ、関東代表の4チームがベスト4に進出しました。

日本体育大学 1-0(前半0-0、後半1-0)静岡産業大学

関東第1代表で、インカレ最多優勝を誇る日本体育大学と、2回戦で関東第6代表の東京国際大学を下した、東海第1代表の静岡産業大学の対戦。最終ラインでボールを回しながら縦パスを入れ、両サイドの突破を試みる日本体育大学に対して、コンパクトに3ラインを形成し、縦に入ってきたパスに対して素早いプレスをかけ、奪った瞬間にカウンターを仕掛ける静岡産業大学という構図となりました。互いに持ち味を発揮するも、決定的なシーンが生まれず前半は0-0で終了します。後半に入ってからも0-0のまま試合は推移しますが、日本体育大学が先に動きます。60分に児野楓香選手を投入すると、積極的なドリブル突破により攻撃が活性化し、攻守の切り替えの激しさが増します。そして、スコアレスのままアディショナルタイムに入った90+3分、日本体育大学がコーナーキックを獲得。布施香菜子選手のキックを中央で競り勝った羽座妃粋選手が逆サイドへ折り返し、そこに詰めてきた三浦桃選手が押し込んで、これが劇的な決勝点となり、日本体育大学が前回大会に続き準決勝進出を決めました。

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神奈川大学 2-0(前半0-0、後半2-0)東洋大学

前回大会で惜しくも準優勝で終わった神奈川大学と、初出場の東洋大学のベスト4をかけた対戦。試合序盤から東洋大学は前線からプレスをかけ、神奈川大学のミスを誘います。18分に東洋大学はフリーキックを得ると、高木夏美選手が直接狙いますが、神奈川大学の平木麻裕選手のファインセーブでゴールを奪えません。悪い流れを断ち切りたい神奈川大学は24分、藤田理子選手に代わり庭野真帆選手を投入。すると直後のコーナーキックで、交代したばかりの庭野選手がヘディングシュートを放ちますが、クロスバーを叩き惜しくも得点とはなりません。ゲームが動いたのは後半の47分、梅津美絵選手のスルーパスを受けた庭野選手が確実に決め神奈川大学が先制。続く53分にもコーナーキックから三丸郁美選手がヘディングでゴールに叩き込み2-0とします。その後も両チーム一進一退の攻防が続きますが、このまま2-0で試合終了。神奈川大学が昨年に続き、準決勝へと駒を進めました。

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武蔵丘短期大学 1-0(前半1-0、後半0-0)大阪体育大学

どちらも2年振りの準決勝進出を狙う武蔵丘短期大学と大阪体育大学の対戦。立ち上がりからショートパスで攻撃を組み立てる武蔵丘短期大学に対し、縦に素早く仕掛ける大阪体育大学でしたが、両チームとも最後の突破を許さない緊張感のある展開が続きます。そんな中、33分に武蔵丘短期大学は左からのコーナーキックで競り合ったこぼれ球を園田瑞貴選手が蹴り込んで先制点を奪います。後半に入ると、大阪体育大学はメンバー交代で攻撃の主導権を握りますが、武蔵丘短期大学は落ち着いた守備で対応します。その後は、一進一退の攻防が続きますが、両チームとも得点を挙げることができず、このまま試合終了。武蔵丘短期大学が準決勝に進出しました。

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新潟医療福祉大学 0-3(前半0-0、後半0-3)早稲田大学

前回大会優勝の早稲田大学と、初のベスト4進出を狙う新潟医療福祉大学との対戦。試合は大きな展開で揺さぶりをかけサイド突破を図る早稲田大学に対し、5バックで守備を固めカウンターを狙う新潟医療福祉大学の構図となりました。早稲田大学は開始からボールを支配しゴール前に攻め入りますが、なかなか得点することができません。一方、新潟医療福祉大学も再三のピンチも集中力を切らさず、最後の場面でも体を張った守備で得点を許さずスコアレスで前半を終えます。後半に入り、攻撃の糸口をつかみたい新潟医療福祉大学は、丁寧にパスをつなぎ攻撃を仕掛けますが、早稲田大学も早いプレスで簡単に突破はさせず流れを渡しません。そして、56分に早稲田大学は中村みづき選手のコーナーキックから、フリーになった三浦紗津紀選手が頭で合わせ待望の先制点を挙げます。その後は新潟医療福祉大学もシュートまで持ち込みますが決定打とまではいかず、早稲田大学が主導権を握ったまま膠着状態が続きます。そして、78分に松原有沙選手がワンツーから抜け出し早稲田大学が追加点を奪うと、アディショナルタイムにも平國瑞希選手が追加点をあげて試合終了。連覇を目指す早稲田大学が準決勝へと駒を進めました。

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準決勝

1月13日(金) 東京/味の素フィールド西が丘
第1試合 日本体育大学 vs 神奈川大学 11:00キックオフ 
第2試合 武蔵丘短期大学 vs 早稲田大学 14:00キックオフ 

3位決定戦・決勝

1月15日(日) 東京/味の素フィールド西が丘
3位決定戦 9:15キックオフ
決勝 12:00キックオフ

選手コメント

布施香菜子選手(日本体育大学)
今日も初戦と同様に苦戦しました。試合を通してサイドから多くのチャンスを作りましたが決めきることができず苦しい展開になってしまいました。ノックアウト方式の試合では点を取るか取られるかで試合の流れも変わってくるので、準決勝までにシュートの精度を上げていきたいと思います。また今日の勝利は攻撃の手を緩めることなく全員で闘ったことが最後の得点に繋がったと思います。次の試合も日本一の応援を背に全力で頑張ります。

矢野江理佳選手(神奈川大学)
西が丘行きを決める試合を全員で闘い、勝つことが出来ました。前半は、向かい風だったこともあり、相手の勢いのある攻撃が続き、なかなか流れをつかむことが出来ませんでした。しかし、どんな状況でも大声で届けてくれる応援を力にして、後半の立ち上がりに得点することができ、勢いにのることが出来ました。これから、さらに厳しい試合になると思いますが、最高の準備をして神大らしく優勝します。

村社汐理選手(武蔵丘短期大学)
今日の試合では、西が丘へと繋げることができたことでとても嬉しく感じています。非常に厳しい試合でしたが、選手・スタッフだけではなくて、応援して下さった方々、(武蔵丘短期大学)シエンシアに携わって下さっている方々の何にも代え難い力があったからこそ、勝利することができました。ベスト4というものは誰もが経験できるわけではないので、与えられた貴重な機会である次の試合で全力を尽くせるよう、試合当日まで、シエンシアらしい準備をしたいと思います。

奥川千沙選手(早稲田大学)
開幕から好調な滑り出しが出来たと感じています。しかし、今回も決して侮れない試合となりました。前半は点が取れない中、諦めずゴールを目指し、また相手にサッカーさせないなど、各自役割を全うし、勝ち得た試合だと思います。東京で待っている仲間や遠方から応援に来てくれた方々、チーム全員が一体となって勝利のために行動し、戦うことがきる環境に感謝しなくてはならないと感じました。西が丘の地で全員で挑み、各々が役割を果たし「挑越」している姿を是非見に来てください。

当日の試合速報は全日本大学女子サッカー連盟公式Twitter(@_juwfa)で行います。

また、公式Facebook、公式 Instagram(@_juwfa)にて最新情報を配信しております。

第25回全日本大学女子サッカー選手権大会

2016年12月24日(土)~2017年1月15日(日)

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第25回全日本高等学校女子サッカー選手権大会 1回戦を実施

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第25回全日本高等学校女子サッカー選手権大会が12月30日(金)に兵庫県内で開幕しました。初日には全国の予選を勝ち抜いた32チームによる1回戦16試合が行われました。

ピックアップマッチ1

常盤木学園高校 7-0(前半5-0、後半2-0)柳ヶ浦高校

みきぼうパークひょうご第1球技場の第1試合では、本大会5度の優勝を誇る常盤木学園高校(東北1/宮城)と、第2シードの柳ヶ浦高校(九州1/大分)が対戦しました。キックオフから果敢に前に出ようとする柳ヶ浦に対して、常盤木学園はFW沖野くれあ選手へのくさびのパスから左右への展開、あるいは両ウイングを裏のスペースへ走らせてと、ピッチを広く使って相手を揺さぶります。すると常盤木学園は開始6分、ゴール前に詰めていた右ウイングの加藤栞選手が左からのクロスボールを押し込み、先制に成功しました。

常盤木学園はミドルレンジからゴールを狙う意識も高く、14分と25分には滝川結女選手が距離のあるところから加点し、3-0とリードを広げます。この後も攻勢を強める常盤木学園は、高橋亜美選手の29分のゴールに続き、36分に滝川選手がこぼれ球を叩き、ハットトリックを達成。前半を5-0で折り返します。

劣勢に立たされた柳ヶ浦も、後半から徐々に反撃に移ります。丸山ちさと選手がGKへのバックパスにも食らいつくなど、前からボールを奪いにかかり、前半は0本だったシュートが生まれるようになりました。それでも、常盤木学園は相手の攻撃を無失点にしのぐと、効率良くゴールを積み重ねます。後半早々に挙げた1点に加え、60分には前がかりになった柳ヶ浦の裏を突き、沖野選手がチーム6点目をマーク。終始試合を支配した常盤木学園が2回戦へと進出しました。

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ピックアップマッチ2

大阪桐蔭高校 1-9(前半1-5、後半0-4)湘南学院高校

みきぼうパークひょうご第1球技場の第2試合では、大阪桐蔭高校(関西3/大阪)と湘南学院高校(関東1/神奈川)が対戦しました。先にペースを握ったのは湘南学院です。個々が強さと攻撃的な姿勢を打ち出し、10分には攻め上がっていた右サイドバックの富田伊織選手がファーサイドを射抜いて先制。22分には広瀬さつき選手がリードを2点に広げました。

大阪桐蔭は35分にFKから大嶋紗希選手が押し込み、1-2としますが、湘南学院がその1分後に1点を取り返して主導権を渡しません。湘南学院は、高い技術でパスを散らす白井未来選手とスペースを突く上田莉帆選手の2トップにボールを集めてリズムをつくります。38分には上田選手が蹴り込み加点。40+1分には上田選手のミドルシュートのこぼれ球を広瀬選手が押し込み、湘南学院が4点をリードして試合を折り返しました。

湘南学院は後半も勢いを緩めず、57分には上田選手のクロスから富田選手がこの日自身2点目をマーク。その3分後には、またも相手の裏へ抜け出した上田選手のシュートのこぼれ球を広瀬選手が押し込み、ハットトリックを達成します。後半から攻撃に人数を割いていた大阪桐蔭も、ゴールににじり寄る場面をつくりますが、湘南学院はその背後を突くプレーを続けて、終わってみれば9得点。大勝でベスト16へと進出しました。

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12月31日(土)には兵庫県内の各会場で2回戦が行われ、ベスト8が出そろいます。

監督・選手コメント

滝川結女選手(常盤木学園高校)
中盤の守備のバランスに悩んだ時間もあったのですが、サイドのスピードを生かすことを意識してプレーしました。練習でクロスボールに合わせる攻撃を繰り返してきたので、絶対に前線の選手が得点してくれると自信を持って攻めました。でも、自分がハットトリックを達成できるとは思ってもいませんでした。遠目からのシュートが少なく、1カ月くらい前から仲間にゴールを見るよう言われていました。今日はそのシュートがしっかりと決まって、自信につながります。

林和志監督(柳ヶ浦高校)
この初戦に向けて準備をしてきて、立ち上がりも悪くなかったのですが、先制点を取られて少しリズムを崩しました。初戦、しかも相手が強豪の常盤木学園ということもあり、前半は自分たちらしいサッカーが全くできませんでした。後半に入る前には、「自分たちは九州の第1代表なのだから、最後まであきらめずに頑張ろう」と話しました。今日はたくさんの課題をもらいました。1、2年生とともにその課題を克服し、来年またここに戻ってこられるように頑張ります。

上田莉帆選手(湘南学院高校)
一つ一つのプレーをやり切ること、試合に出られない選手の分まで戦うことを意識して初戦に臨みました。最初は自分のことで精いっぱいで、なかなか周りを見ることができませんでした。でも、途中からは自分のペースをつかめるようになり、得点やアシストをすることができたので、良かったと思います。シュートまで持ち込む形がいつも以上にあったので、この調子を次の試合でも継続していきたいと思います。

天野泰男監督(大阪桐蔭高校)
前半の2失点まではあり得ることなのですが、1点を返した後の失点が不要でした。後半はまず1点を返して3点差にすれば追いつけると、攻撃的に臨みましたが、その分(相手に)スペースを与えました。湘南学院を研究していましたが、予想以上に攻撃的で、対応できませんでした。選手たちもここまで失点した経験がなく、どう説明していいか分かりませんが、これがサッカーです。選手たちは最後まで戦う気持ちを持ってプレーしてくれたし、3年生は卒業後もサッカーを続けます。今日の結果は、のちに良い経験になると思います。

第25回全日本高等学校女子サッカー選手権大会

2016年12月30日(土)~2017年1月8日(日) [全試合無料]
1回戦~準々決勝:兵庫県内会場
準決勝~決勝:ノエビアスタジアム神戸(兵庫県)

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第25回全日本高等学校女子サッカー選手権大会聖和学園などが8強へ

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第25回全日本高等学校女子サッカー選手権大会の2回戦が12月31日(土)、兵庫県内で開催されました。

ピックアップマッチ1

聖和学園高校 2-0(前半0-0、後半2-0)聖カピタニオ女子高校

五色台運動公園サブグラウンドでの第1試合では、聖和学園高校(東北2/宮城)と聖カピタニオ女子高校(東海3/愛知)が対戦しました。聖カピタニオ女子はシンプルなパスで2トップなど前線の選手を相手最終ラインの裏に抜け出させようとしますが、パス精度とタイミングが不十分で、聖和学園DFに弾き返される時間が続きます。

聖和学園もボールを持つものの、うまく最前線へボールが通らず、試合開始から15分過ぎまでシュートに持ち込めません。目立ったのはパスを供給して組み立ての中心となっていた下山莉子選手のシュートの意識です。32分のロングシュートをはじめ、試合を通じて両チーム最多となる5本のシュートを放ちました。

後半に入り、ついに試合が動きました。49分、相手ゴール前に持ち込んだ下山選手、さらにこぼれ球への反応とシュートが続き、最後は飯干絵里選手が押し込み先制。聖カピタニオ女子は負傷交代も含めてカードを切っていきますが、流れはなかなか変わりません。

56分には、ピッチ中央から右サイド、さらにはファーサイドへのクロスと大きく展開した聖和学園が、富井寿里菜選手のゴールでリードを広げます。攻めに出る聖カピタニオ女子に対して、聖和学園は最後まで粘り強い守備を披露し、ついには最後まで1本のシュートも打たせることなく、完封勝利で準々決勝へと進みました。

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ピックアップマッチ2

花咲徳栄高校 0-5(前半0-2、後半0-3)修徳高校

五色台運動公園メイングラウンドでの第2試合は、花咲徳栄高校(関東7/埼玉)と修徳高校(関東5/東京)による、関東勢同士の対決が行われました。花咲徳栄は序盤、佐々木葵選手や加瀬田彩華選手をサイドのスペースに抜け出させるシーンがありました。しかし、先制したのは修徳でした。4分に奪った左CKで、鏡玲菜選手が送ったボールは弾き返されましたが、それをゴール左で拾った鏡選手が思い切って自らシュート。これが逆サイドのゴールネットを揺らしました。この後も鏡選手が中盤でキープしてからパスを配し、さらに個々が要所で突破を仕掛けるなど優勢に試合を進める修徳は、11分に追加点を奪います。右サイドからのクロスをファーサイドに入っていた中島彩音選手がしっかりと決めました。

花咲徳栄は後半から布陣を変更。前線での選手同士の距離が近くなったことで、相手へのプレッシャーが強くなり、人数をかけた攻撃で流れを変えようとします。それでも、次のゴールは修徳に生まれました。61分、クロスボールはゴール前で一度DFに止められたものの、岩下友香選手が奪い返しシュートを放って追加点。修徳は3-0とした後も攻撃の手を休めません。69分、77分ともに、左CKで鏡選手がキッカーとして精度の高いボールを送り、2ゴールを導きました。最後まで集中を切らさなかった修徳がベスト8入りを決めました。

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準々決勝は1月4日(水)、兵庫県内で4試合が行われます。

監督・選手コメント

下山莉子選手(聖和学園高校)
前半はあまりパスが回らず、自分たちらしい攻撃ができませんでした。各ラインが間延びして、DFから直接トップにパスを入れるにしても距離が長いので、短いパスをつないでいかなければなりませんでした。後半は改善されたのですがシュートも少なく、この先へ勝ち進んでいくには、もっと力を発揮しないといけないと思いました。それでも、試合前に「“勝ち越しそば”を食べよう」と話していたので、勝てて良かったです。私が1年生だった2大会前はベスト8で負けたので、次の試合では準決勝に近づけるように頑張りたいです。

赤井小夏選手(聖カピタニオ女子高校)
前半からリズムをつくれませんでした。もっと2トップに丁寧にボールを当てて、そこから試合をつくりたかったのですが、あまり正確なボールが入らずバタバタしてしまいました。自分たちが慌てた部分が大きかったかなと思います。積極的にいこうという気持ちのせいか、攻め急いでしまった感じです。1年前からこの大会でベスト8に入ることを目標にしてきたので、この敗戦は悔しいですが、みんな頑張ってくれたと思います。後輩たちには目標を達成してほしいですし、周りが応援したいと思えるチームになってほしいと思います。

鏡玲菜選手(修徳高校)
みんなと「前線からボールを奪って立ち上がりに得点を取り、勢いに乗ろう」と話し合っていました。狙い通りのプレーができたと思います。精彩を欠いた1回戦と異なり、CKからアシストできたのは、何かが吹っ切れたからかもしれません。最初に自分が点を奪い、ほっとしたことも大きいです。チームは今、とても良い状態にあると思います。大会前は2回戦も確実に勝って、その次に当たると予想していた常盤木学園高校戦で勝ちたいと思っていました。目標に掲げていた試合でも自分たちの持ち味を発揮したいです。

末貴光監督(花咲徳栄高校)
決して大味にならないようパスをつなぎ、取られたらしっかり切り替えての良い守りで試合に入っていこうと思っていました。立ち上がりは個々がボールを持つ時間が長すぎ、ボールをうまく運べませんでした。今まで1対1で通用した選手も、チャレンジ&カバーがしっかりしているなど守りが非常に素晴らしい修徳高校を相手に、個人での打破は難しかったですね。十分に気をつけていたセットプレーでやられてしまい、チャンスは少ないだろうと予想していたのに、セットプレーを得ることができませんでした。もっともっと経験を積んで、試合で覚えていくことがあるのかなと思います。

第25回全日本高等学校女子サッカー選手権大会

2016年12月30日(土)~2017年1月8日(日) [全試合無料]
1回戦~準々決勝:兵庫県内会場
準決勝~決勝:ノエビアスタジアム神戸(兵庫県)

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第7回全日本女子ユース(U-15)フットサル大会 1月8日に開幕!!

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15歳以下の女子フットサルチーム日本一を決める「第7回全日本女子ユース(U-15)フットサル大会」が1月8日(日)と9日(月・祝)に三重県サンアリーナで開催されます。ここでは、前回大会の様子を振り返ります。

第6回大会には全国の9地域より各1チームが出場し、3チームずつの3グループに分かれてリーグ戦を行い、各グループ1位と、各グループ2位の中で成績上位の1チームが決勝ラウンドに進出。決勝ラウンドはノックアウト方式で行われました。

グループAでは丸岡ラックレディース(福井)が2連勝で首位に立ちます。グループBでは、FCヴィトーリア(大阪)が1勝1分けで首位に立ち、グループCではシュラインレディースFC(青森)が2連勝で4強入りを果たしました。そしてグループAのクラブフィールズ・リンダ(北海道)が2位の中で成績上位となり、準決勝に進んでいます。

準決勝でも白熱した試合が繰り広げられました。丸岡ラックレディースとFCヴィトーリアの試合は、2分に浅野綾花選手が先制点を挙げたFCヴィトーリアが前半を1-0とリードして折り返します。しかし後半に入ると丸岡ラックが反撃を見せ、3得点を挙げて逆転。3-1で決勝進出を決めました。準決勝のもう一試合では、シュラインレディースが前半だけで3ゴールを奪います。試合終盤にはクラブフィールズ・リンダも底力を見せて2ゴールを奪い、1点差に詰め寄りましたが、試合終了間際に櫻庭琴乃選手がダメ押しゴールを決めたシュラインレディースが、大会初出場で決勝進出を決めました。

決勝戦では、丸岡ラックの強さが際立ちました。4試合で18ゴールを挙げてきたシュラインレディースを完封し、分厚い選手層を示すように全選手がピッチに立ちます。前半5分に山川里佳子選手のゴールで1点をリードした丸岡ラックは、その後も横山凛選手のゴール、池内天紀選手が2ゴールを加えて、前半だけで4点差を付けます。さらに試合終了間際にも坪田結温選手も得点を挙げて、計5ゴールを奪取。全員が中学2年生でありながら、統率の取れた守備、勝負所での強さを見せた丸岡ラックが、3年ぶりの全国制覇を成し遂げました。

丸岡ラックとシュラインレディースはともに第7回大会にも出場します。両者はもちろん、他チームの戦いからも目が離せません。

第7回全日本女子ユース(U-15)フットサル大会

2017/1/8(日)~2017/1/9(月・祝)
三重県/三重県営サンアリーナ
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JOCジュニアオリンピックカップ第20回全日本女子ユース(U-18)サッカー選手権大会 開幕迫る

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U-18年代の女子クラブチーム日本一決定戦「JOCジュニアオリンピックカップ 第20回全日本女子ユース(U-18)サッカー選手権大会」が1月3日(火)に開幕します。今大会も全国から選出された16チームが出場し、1月7日(土)の決勝に向かってノックアウト方式で順位を決していきます。

本大会の特徴は、「各出場チームのレベルが高いこと」(楠瀬直木U-16日本女子代表監督)にあります。前回大会の覇者・セレッソ大阪堺ガールズ(関西1/大阪)は、大半の選手がセレッソ大阪堺レディースのメンバーとしてプレナスなでしこリーグ2部で奮闘。列強とわたり合って、リーグを3位で終えるなど「大人のチームとも堂々と戦っている」(同監督)実力派です。

そのC大阪に待ったをかけようと狙うのが、前回大会の準優勝チームであり、第14回から第18回大会まで5連覇を達成している日テレ・メニーナ(関東1/東京)です。昨年のFIFA U-17女子ワールドカップヨルダンでU-17日本女子代表の決勝進出に貢献した田中桃子選手、小野奈菜選手、植木理子選手、菅野奏音選手を擁しています。16年は目標に掲げていた皇后杯への出場も実現させました。年代別代表の4選手が不在の中、初戦でASハリマアルビオンに敗れはしましたが、船木和夏選手が1点を挙げるなど、貴重な経験を積みました。

第13回大会を制した浦和レッドダイヤモンズレディースユース(関東4/埼玉)は、C大阪堺と日テレの「2強」に割って入ろうとする存在です。10番を背負う長野風花選手は昨年のFIFA U-17女子ワールドカップでGOLDEN BALL(大会MVPに相当)を受賞。16年のアジア年間最優秀ユース選手(女子)にも選出されました。チームには長野選手のほかに南萌華選手など、トップチームで経験を積んでいる選手を擁しています。また、高橋はな選手や金勝里央選手、小嶋星良選手など国際経験を誇るメンバーの存在もプラス材料になります。

昨年、U-15年代の大会でC大阪を下しているジェフユナイテッド市原・千葉レディースU-18(関東3/千葉)、皇后杯の2回戦へと勝ち進んだクラブフィールズ・リンダ(北海道)など、ほかにも実力派のチームが登場。大阪府堺市で繰り広げられる年代トップクラスのプレーに注目してください。

JOCジュニアオリンピックカップ第20回全日本女子ユース(U-18)サッカー選手権大会

2017/1/3(火)~2017/1/7(土)
J-GREEN 堺(大阪府堺市)
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第7回全日本女子ユース(U-15)フットサル大会 伊藤雅範フットサル日本女子代表監督が1次ラウンドを展望

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中学年代の女子フットサルチームの日本一を決める「第7回全日本女子ユース(U-15)フットサル大会」が1月8日(日)、9日(月・祝)の2日間にわたって開催されます。この大会の開幕を控え、日本女子フットサル代表の伊藤雅範監督にグループステージの展望などをうかがいました。

――各グループの展望を聞かせてください。

伊藤 まずグループAですが、藤枝順心SCジュニアユースブルー(東海/静岡)は、女子サッカー界の名門です。静岡のチームであり、選手個々の高い技術が特長です。シュラインレディースFC(東北/青森)は、初出場の前回大会でいきなり準優勝に輝きました。本当に粘り強く戦ってくる、ものすごく面白いチームという印象ですね。京都精華学園中学校(関西/京都)も、ミニサッカーのようなフットサルをします。狭い局面でもボールを回すことのできるチームです。このグループは、どのチームが勝ち上がってきてもおかしくありません。

――グループBはいかがでしょうか。

伊藤 本命は優勝候補の福井丸岡ラック(北信越/福井)です。丸岡は、現在18歳の選手たちが6年前のバーモントカップに初めて単独女子チームとして出場し、「スーパーガール」と呼ばれました。そして、次の「スーパーガール」と言われているのが、現在15歳の選手たちなのです。今大会は彼女たちの集大成になる大会といえます。昨年も優勝していますが、ほとんどの選手が14歳でした。あれから1年が経ち、最後のU-15年代の大会で優勝して終われるかが、一つの注目ポイントです。

3大会連続で4強に進んでいるクラブフィールズ・リンダ(北海道)は技術に長けたチームで、前回大会でも高い技術を備えた2人の選手を軸に勝利を収めていました。毎年、攻守のタレントを育ててくる印象があります。徳島ラティーシャ(四国/徳島)もリンダ同様、昨年はチームに2人、スキルフルな選手がいました。丸岡がグループBの本命であることに変わりはないかもしれませんが、リンダや徳島も、番狂わせを起こすポテンシャルを秘めたチームです。

――最後に、グループCの見どころをお願いします。

伊藤 グループCの注目は、十文字中学校(関東/東京)です。女子サッカー界ではすでに有名ですが、彼女たちはフットサルにも力を入れています。いま、十文字中出身のフットサル選手がとても増えていて、その筆頭が先日、フットサル日本女子代表入りした田中千尋選手です。十文字中は、サッカーとフットサルの「良いとこ取り」をしているチームという印象があります。

アンベリール島原(九州/長崎)とFCエフロンテ(中国/岡山)は情報も少なく、想像がつかない分、楽しみです。岡山は、優れたタレントが出てくる地域です。また、九州からはフィジカルの強い選手が数多く輩出されていますし、それはフットサルにおいても、大きなアドバンテージです。九州という「隠れたフットサル大国」から来るチームがどんなプレーを見せてくれるか、とても楽しみです。

第7回全日本女子ユース(U-15)フットサル大会

2017/1/8(日)~2017/1/9(月・祝)
三重県/三重県営サンアリーナ
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第25回全日本高等学校女子サッカー選手権大会 4日、準決勝進出を懸けて8チームが激突

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第25回全日本高等学校女子サッカー選手権大会の準々決勝が1月4日(水)、兵庫県内で開催されます。頂点を目指す戦いは、さらに激しさを増していきます。

昨夏にインターハイを制した藤枝順心高校(東海1/静岡)は、大会連覇へ向けてベスト8へと進出してきました。ただし、簡単に勝ち上がってきたわけではありません。初戦を5得点で快勝した後、2回戦では最終的なスコアは2-0となったものの、先制点は試合終了間際の78分まで待たねばなりませんでした。準決勝で対戦する大商学園高校(関西2/大阪)は2試合で18得点とここまで参加チーム中最多タイの得点数を記録しています。坂本未周選手が5得点、キャプテンの久保田晴香選手が4得点と力強くチームをけん引しています。関西勢で大会に残っているのは大商学園だけとなっており、関西の力を示すためにも、勢いに乗って前回覇者にぶつかりたいところです。

前回大会準優勝の神村学園高等部(九州2/鹿児島)も苦しい試合をものにしてきました。初戦は1点差で勝利し、2回戦では湘南学院高校(関東1/神奈川)に先制されながらも追いつき、PK戦の末に勝ち上がりました。対する聖和学園高校(東北2/宮城)はここまで失点がありません。聖カピタニオ女子高校(東海3/愛知)との2回戦は、シュートを1本も許すことなく勝利しました。4日の準決勝は互いに主導権を争いながら、確実にチャンスをものにすることが求められる試合になりそうです。

十文字高校(関東3/東京)は大会に入ってから自信を深めています。2回戦では、過去3大会で2度この大会を制している強豪の日ノ本学園高校(関西1/兵庫)を3-0にて下しています。前半だけで3得点し、後半も相手を上回る6本のシュートを放つなど攻めの姿勢を貫きました。対する広島文教女子大学附属高校(中国1/広島)は、前後半ともシュート2本ずつにとどまりながら、しぶとく2回戦を1-0で突破しました。どちらが持ち味を出し切れるか、そして勝負強さを発揮できるかが問われる一戦になります。

修徳高校(関東5/東京)は、2回戦でCKから3得点を挙げています。キッカーの鏡玲菜選手は調子を上げており、ベスト4を懸けた一戦でもセットプレーが鍵を握りそうです。地域大会ではPK戦の末に敗れたものの、優勝した湘南学院高校相手に延長戦も含めて2度追いつく粘りを見せています。その修徳高校の前に立ちはだかるのは、5度の優勝を誇る強豪の常盤木学園高校(東北1/宮城)。2回戦ではスコアこそ2-0でしたが、シュート数は18本対1本と相手を圧倒しました。2002年以降でベスト4入りを逃したのは1度だけですが、前回大会はPK戦の末に1回戦で敗退。その悔しさも晴らすべく、気持ちを込めて準々決勝に臨んでくるはずです。ともに地力のある両チームが熱戦を展開しそうです。

第25回全日本高等学校女子サッカー選手権大会

2016年12月30日(土)~2017年1月8日(日) [全試合無料]
1回戦~準々決勝:兵庫県内会場
準決勝~決勝:ノエビアスタジアム神戸(兵庫県)

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出場チーム紹介Vol.1 第7回全日本女子ユース(U-15)フットサル大会

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第7回全日本女子ユース(U-15)フットサル大会を、2017年1月8日(日)、9日(月・祝)に三重県営サンアリーナで開催します。1次ラウンドは9チームを3チームずつ3グループに分けてリーグ戦を行い、決勝ラウンドは4チームによるノックアウト方式で優勝チームを決定します。

今回はグループAの下記3チームをご紹介します。

藤枝順心SCジュニアユースブルー(東海地域代表/静岡県)

原田健人監督
2005年に藤枝順心高校の育成組織として創部。昨年から今大会予選に参加させて頂き、今年初の全国大会出場になります。今大会に参加するにあたり、多くの方々の協力や支えがあり、全国の舞台に立てる機会を掴むことが出来ました。支えて頂いた方々への感謝の想いをプレーで表現していきたいと思います。初めての全国大会ですが、臆せず攻守において自分達のフットサルを貫いて素晴らしい舞台で1試合でも多く楽しめるように頑張りたいと思います。

野嶋彩未選手
選手コメント:今年の夏休み明けから、フットサルの練習に励んできました。まだしっかりとした形になっていませんが、運動量をいかしたプレーで、最後まで戦いたいと思います。

京都精華学園中学校(関西地域代表/京都府)

山本浩介監督
中高一丸となって創り上げてきたSEIKAスタイルをさらに進化させるべく、今年度より本格的にフットサルへのチャレンジを開始しました。お陰様でたくさんのフットサル仲間と出会わせて頂くことができ、この度、皆様のご支援により全国大会に出場させて頂くことになりました。全国各地のチームの皆様との対戦や再会を心から楽しみにしております。そして全国の女子サッカーファンの皆様、来年度の高校女子サッカー界で輝いてくれるであろう逸材が揃っております。是非、ご観戦下さい!

高萩歩々花選手
サッカーの関西大会で逃し、フットサルでの全国出場を目指して練習を頑張ってきました。9月の関西予選は厳しい試合の連続でしたが、全員で戦い抜き、全国大会の切符を手にしました。私たちにとって、U15年代で「全国制覇」の夢を叶えることができるのは、この大会が最初で最後のチャンスです。フットサルを一から教えてくれた先生や支えてくれた家族、応援してくれている後輩たちへ、優勝という形で恩返しできるように精一杯、「精華らしく」頑張ります!

森澤杏選手
今年のチームはあと一歩のところで優勝を逃したり、全国出場を逃すなど、悔しい経験をたくさんして、何度も悔し涙も流してきました。全国大会では悔いのない試合をし、最後にはみんなで嬉し涙を流せるように頑張ります。私は2年生でゴールキーパーを任されています。責任感を持って、自分がチームを引っ張るくらいの気持ちで精華のゴールを守ります。精華のプレースタイルを貫き、全国制覇を目指して頑張ります!

シュラインレディースFC(東北地域代表/青森県)

田澤賢一監督
第6回大会に続き、今年度も全国大会に出場することができ、関係者にお礼申し上げます。昨年は、運がよく1次ラウンドを突破し、決勝の舞台を初出場で経験し、準優勝することができました。選手の大半が全国大会経験者ではありますが、挑戦者という気持ちと仲間と共に絆と誇りを意識して、先ずは1次ラウンドを突破したいと思います。

小山内あかり選手
2年連続で全国大会に出場することができて、仲間や支えてくれた関係者の方々に感謝したいと思います。昨年は準優勝という結果でしたが、大会をとおして成長したところと、一方で決勝での実力の差を感じました。今回の第7回全国大会では優勝を目標に掲げ、県大会、東北大会の修正点をチームで話し合い、コミュニケーション・プレーの質を意識したトレーニングをしてきました。チームの特徴であるパスワークを生かした試合をして、亡き監督の思いを胸に頑張りたいと思います。

 

第7回全日本女子ユース(U-15)フットサル大会

2017年1月8日(日)~2017年1月9日(月・祝)
三重県/三重県営サンアリーナ
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JOCジュニアオリンピックカップ第20回全日本女子ユース(U-18)サッカー選手権大会 開幕

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JOCジュニアオリンピックカップ第20回全日本女子ユース(U-18)サッカー選手権大会が1月3日(火)、J-GREEN堺で開幕し、1回戦8試合を開催しました。

ピックアップマッチ 1

セレッソ大阪堺ガールズ(関西1/大阪) 16-0(前半8-0、後半8-0)ヴィクサーレ沖縄FCナビィータ(九州1/沖縄)

地元のセレッソ大阪堺ガールズと、まだ半袖で一日を過ごせるという沖縄からやってきたヴィクサーレ沖縄FCナビィータの一戦は、冷たい強風の中でのキックオフとなりました。スコアが動いたのは開始2分、C大阪の田中智子選手が裏に抜けて先制点を奪うと、前回大会を制したC大阪が試合の主導権を握ります。11分に宝田沙織選手が追加点を決めると、宝田選手はその後、前半だけでハットトリックを達成。予選を通して無失点で九州地域大会を通過してきた沖縄FCは、前半に8失点を許すという厳しい状況に立たされます。


沖縄FCの選手たちはハーフタイムに意見を出し合い、気持ちを奮い立たせて後半に挑みました。しかし、先に点を取ったのはC大阪。後半2分、宝田選手がドリブルで仕掛け、GKの位置を見て冷静に決めました。「シュートの精度を上げようと意識して練習してきた」という宝田選手が、その後もループシュートを決めるなどして計7得点をマークし、決定力の高さを見せます。沖縄FCは、唯一の高校3年生でキャプテンの浦崎利歌子選手を中心にボールを奪いC大阪に立ち向かいましたが、差を縮めることはできず、C大阪が16-0の大差で2回戦進出を決めました。

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ピックアップマッチ 2

FC今治ひうちレディースユース(四国/愛媛) 0-10(前半0-5、後半0-5)浦和レッドダイヤモンズレディースユース(関東4/埼玉)

発足1年目のFC今治ひうちレディースは、前回大会3位の浦和レッドダイヤモンズレディースユースに挑みました。5分、今治は浦和の三浦晴香選手に先制ゴールを許しますが、今治の木村孝洋監督は、「ここからが勝負」と選手たちを鼓舞。しかし、その4分後には、長野風花選手に追加点を許します。その後も立て続けにゴールを奪われて前半に5失点。今治イレブンは涙をこらえベンチに戻りました。

一方、前半に大量リードを奪った浦和は、後半も攻撃の手を休めません。49分、後半から出場したワタリユキ選手がスコアを動かしリードを広げます。この後も、金勝里央選手、長野選手が加点すると、65分にはセットプレーから魅せました。CKの好機に久保真理子選手がヘッドで落として、最後はワタリ選手が押し込み9-0に。80分には髙橋美紀選手がチーム10点目を挙げ、浦和が快勝しました。

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監督・選手コメント

國吉篤史監督(ヴィクサーレ沖縄FCナビィータ)
グループで粘り強く守る準備をしてきましたが、中盤の選手が負傷し、プレーを続行させるか否か判断を待っているときに失点が重なってしまいました。チームには高校1、2年生が多く、来年と再来年に向けて良い経験を積めたと思います。相手との力の差はありましたが、優勝候補のC大阪にぶつかっていくことができました。また来年、この大会に来て、成長した姿を見せられたらと思います。

浦崎利歌子選手(ヴィクサーレ沖縄FCナビィータ)
初戦のためにトレーニングを積み、ボール回しを磨いてから大会に臨んだのですが、C大阪はパスや判断のスピードが速く、自分たちより強かったです。点を入れられて、厳しい時間が続いて苦しかったですが、ピッチの中では声が出ていましたし、ベンチからもみんなが声をかけてくれていたので頑張れました。負けはしましたが、悔いはありません。全国でプレーすることができて、良い経験になりました。

木村孝洋監督(FC今治ひうちレディースユース)
「勝つこと」、「どんな状況でも下を向かないで最後まで戦うこと」という目標を掲げて試合に臨みました。残念ながら結果は出ませんでしたが、最後まで戦うという点では、チームでよく頑張ってくれました。相手は優勝も狙える格上のチームで、こういう試合になることも予測していましたが、われわれは全国大会出場が決まってからの1カ月間、全国レベルを意識して個のレベルアップを図ってきました。また全国大会に出て、今度はは勝ちたいです。

下山薫監督(浦和レッドダイヤモンズレディースユース)
試合の入り方はあまり良くなかったのですが、選手たちは早い時間帯にゴールを決めた後、落ち着いてプレーできたと思います。相手と試合の状況を見ながら戦うという点では課題が残るので、そこは2回戦以降につなげてほしいです。2回戦に勝つことができれば、あと2試合戦えます。2回戦は自分たちにとって大きなポイントになると思います。

JFA-TV

 

JOCジュニアオリンピックカップ第20回全日本女子ユース(U-18)サッカー選手権大会

2017/1/3(火)~2017/1/7(土)
J-GREEN 堺(大阪府堺市)
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出場チーム紹介Vol.2 第7回全日本女子ユース(U-15)フットサル大会

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第7回全日本女子ユース(U-15)フットサル大会を、2017年1月8日(日)、9日(月・祝)に三重県営サンアリーナで開催します。1次ラウンドは9チームを3チームずつ3グループに分けてリーグ戦を行い、決勝ラウンドは4チームによるノックアウト方式で優勝チームを決定します。

今回はグループBの下記3チームをご紹介します。

徳島ラティーシャ(四国地域代表/徳島県)

太田宏監督
創部5年目の徳島県の女子サッカークラブです。
「チーム一丸」「真剣に楽しく」をコンセプトに個の成長に取り組んでいます。3度目の挑戦となりますが、四国代表として決勝ラウンド進出を目標に全員一丸となって戦いたいです。

原田風花選手
私たち徳島ラティーシャは、3大会連続の出場です。昨年、一昨年と惜しくも決勝ラウンドへ進出することはできませんでした。先輩方の思いも背負って、ベスト4を目標にチーム一丸となり頑張りたいです。

クラブフィールズ・リンダ(北海道地域代表)

岩村有季乃監督
今大会は3年生にとって中学生最後の全国大会となります。リンダでの3年間の集大成とし、北海道から応援してくれているチームメイトやいつもサポートしてくださっている保護者の方々のためにも、チーム一丸となり一戦一戦全力で戦い、最後には笑顔で終われるよう全国の頂点を目指し、頑張ります。

沖野るせり選手
今年は4年連続の出場となります。私たちは全国大会優勝を目指し、日々練習してきました。一戦一戦全力を尽くし、楽しむ気持ちを忘れず一生懸命戦います。応援して下さる方々、監督やコーチに恩返しするためにも絶対に日本一になります。

福井丸岡ラック(北信越地域代表/福井県)

田中悦博監督
来年度から始まる日本女子フットサルリーグに参戦するために、「福井丸岡RUCK」にチーム名を変更し、今大会に挑みます。我々の使命は、フットサルの魅力を全国に発信していくこと。そして、サッカーとフットサルの融合こそが選手のスキルアップにつながることを証明することだと考えています。第7回大会の出場チームは、夏のサッカー全国大会にも出場していた強豪チームばかりです。大混戦が予想されますが、参加チームの皆様と力を合わせ、感動と興奮を伝えられるよう頑張ります。女子フットサル界は、環境が激変し、世界に羽ばたくチャンスが到来しています。“飛べる時には、飛べ!”。一緒に女子フットサルを盛り上げましょう。応援よろしくお願いします。

池内天紀選手
去年頂点に立ったことで、どのチームにも追いかけられる存在になると思いますが、自分たちはフットサルで戦います。どんなにうまい相手がいてもチームで止める。どんなに守られてもチームで攻める。チーム一丸となってもう一度頂点に立てるように頑張りたいです。

横山凜花選手
私は、この大会をとても楽しみにしています。今大会は、“ディフェンス”をキーワードにプレーしようと思います。勝つためにはディフェンスが特に大事なので、まずは、ディフェンスからしっかり入りたいです。
そして、今年も優勝して、日本一のフィクソになります!

前田海羽選手
今年もみんなと全国の舞台でプレーできるようになり、すごくうれしいです。去年は日本一になって、今年は二連覇がかかっています。今年の相手は普段サッカーをしているチームがほとんどです。どんな相手でも自分達らしく戦ってフットサルを楽しみ、見ている人にも楽しんでもらえるようなフットサルをしたいと思います。最後まであきらめずに全員で戦い、絶対優勝します!また、去年は選ばれなかった日本選抜。今年は選ばれるように頑張りたいです!

山川里佳子選手
今回は私にとって最後の全日本女子ユース(U-15)フットサル全国大会です。RUCKらしいプレーで必ず優勝してみせます!色んな人のおかげで、ここまでこられたことも忘れず、恩返ししたいです。

北嶋笑選手
みんなで全国大会を戦えることがとても楽しみです。全力で楽しんでプレーしたいです。そして、もう1度「日本一」になります!私はスライディングで体を張ってプレーしチームのピンチは救います。それと、去年、全国大会で点数を決めることができなかったので、今年はトゥーキックで点を決めます!

小林望月選手
全国大会では、ベンチやゴール前から声を出してチームを助けたいと思います。そして、自信を持って勇気を出して、初戦を大事にします。絶対に失点しません。最後まで諦めずにチームで協力して、絶対に全国大会優勝して二連覇します。

藤江真尋選手
今大会、自分は2回目の参加で、去年とはまた違った雰囲気を味わえると思うので楽しみです。試合では初心を忘れず1試合1試合を大事にしたいと思います。自分の良さを最大限に生かし、無失点で大会を終えられるように頑張りたいです。

荒井一花選手
全国大会は、サッカーチームが多いので、個で負けないよう頑張ります。私は、試合の始めにシュートチャンスがくると思うので絶対決めたいと思います!去年よりは厳しい試合になると思いますが、チームみんなで盛り上げて、絶対勝って、今年も日本一になります!

坪田結温選手
いい攻撃はいい守備からです。自分が1番見えるポジションなので、たくさん声を出します。インターセプトを狙って攻撃に繋げ、得点できるように頑張ります!

吾田莉子選手
今年もみんなで全国大会にいけること、とても嬉しいです。二連覇というプレッシャーもかかっていますが、落ち着いて楽しいフットサルができたらいいなと思います。ベンチではしっかりと声を出し、試合に出たら、自分のできる精一杯のプレーをして、チームに貢献したいと思います。コート内でもベンチでもチームみんなで戦いたいと思います。

高尾純奈選手
またこのメンバーで全国という舞台に立てることがとても嬉しいです。全国の会場の雰囲気はとても緊張するけれど、この緊張感を楽しんで、RUCKらしく、自分らしく、プレーしたいと思います。みんなのために頑張って走り続けます。今年も絶対に優勝します!

藤江咲幸選手
2年連続全国大会にみんなと出場できて、うれしいです。試合に出ている人よりも、ベンチで声を出し、試合を盛り上げたいです。練習したことを試合に発揮し、得点に繋げられるようにしたいです!

窓岩日菜選手
私にとって初めてのフットサルの全国大会。ベンチから声を出し、全力でみんなをサポートしたいです。また、出場機会があれば、サッカーで積み重ねて来た技術を発揮し、得点することが自分の目標です。全員で優勝を掴み取ります!

 

第7回全日本女子ユース(U-15)フットサル大会

2017年1月8日(日)~2017年1月9日(月・祝)
三重県/三重県営サンアリーナ
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JOCジュニアオリンピックカップ第20回全日本女子ユース(U-18)サッカー選手権大会ベスト4が決定

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JOCジュニアオリンピックカップ第20回全日本女子ユース(U-18)サッカー選手権大会は1月4日(水)、J-GREEN堺(大阪)で2回戦の4試合を開催しました。

ピックアップマッチ1

アンジュヴィオレ広島U-18(中国/広島)0-10(前半0-3、後半0-7)ジェフユナイテッド市原・千葉レディースU-18(関東3/千葉)

広島とジェフの一戦は、ともに序盤から攻撃的なサッカーを繰り広げます。8分、ボールを奪ったジェフは早い攻撃で小澤寛選手が最初のシュートを放ちましたが、広島の守備陣がブロックします。スコアが動いたのは両チームを通じて初めてのCKからでした。12分、ジェフの左CKの流れから、最後は本園可奈選手が押し込んで先制に成功します。その後もジェフが相手ゴールを脅かします。25分には藤代真帆選手のクロスボールに佐藤瑞夏選手がヘディングで合わせて2-0に。33分には小澤選手が落ち着いて加点し、ジェフが3点をリードして折り返します。


1回戦でクラブフィールズ・リンダ(北海道)から逆転勝利を収めた広島は、キャプテンの渡谷祥乃選手を中心に声を掛け合い、強い気持ちで後半へ挑みました。しかし、後半早々の45分、49分とジェフの甲斐碧海選手に得点を許し、苦しい展開を強いられます。広島から駆け付けた応援団が後押しする中、粘り強いプレーでゴールを目指しますが、ジェフDFに攻撃の芽を摘まれ、得点には至りません。一方のジェフは佐藤選手がハットトリックを達成するなど、後半だけで7得点を記録。10-0の快勝で準決勝に進みました。

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ピックアップマッチ2

浦和レッドダイヤモンズレディースユース(関東4/埼玉)0-0(PK4-2)日テレ・メニーナ(関東1/東京)

昨年準優勝の日テレと、同3位の浦和による関東勢同士の一戦は、最後まで行方が分からない接戦となりました。先に攻撃を仕掛けたのは日テレです。セットプレーから続けざまに浦和ゴールを脅かしますが、浦和のGK鈴木佐和子選手に阻まれます。日テレは18分にも三谷和華奈選手がシュートを放ちますが、これも鈴木選手の好守に遭いました。一方の浦和は堅守で試合のリズムをつくり、攻撃に移ります。最終ラインの高橋はな選手、久保真理子選手がしっかりと相手を跳ね返すと、こぼれ球を拾って前線にボールを展開するなど、調子を上げて前半を終えました。

集中を高めて後半に入った両チームは前半同様、緊張感のある試合を続けます。後半11分、浦和はCKの流れからゴールネットを揺らしましたが、オフサイドの判定でノーゴールに。それでも、「相手がボールを持つ時間帯が長くて疲れ始めた中、あの攻撃があって、みんながまだいけるという気持ちになった」(長野風花選手)と、浦和はさらに攻勢を強めます。しかし日テレのゴールを破ることはできず、結局試合は0-0のままタイムアップを迎え、PK戦へと突入しました。

PK戦では、後攻の日テレの2人目のシュートがゴールポストに当たり失敗。一方の浦和は、4人目の高橋選手が冷静に沈めると、日テレの4人目のキックをGK鈴木選手が止め、4-2で決着をつけました。

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監督・選手コメント

藤井奈々監督(ジェフユナイテッド市原・千葉レディースU-18)
もう少し攻守の切り替えを早くして、ボールを保持しながら攻撃の質を上げることができればよかったです。練習していることを平常心で出せるよう、またできたこと、できなかったことを自分たちで判断してプレーに生かすように意識してきました。今大会で一試合ずつ成長できたらと思っています。決勝の舞台に立つことをイメージしつつ、勝ち進んでいきたいと思います。

佐藤瑞夏選手(ジェフユナイテッド市原・千葉レディースU-18)
決めるべき場面で決めることができました。初戦では、クロスボールへの入り方が悪かったのですが、今日は良いポジションを取ってヘディングを決められて良かったです。前回大会であっけなく負けてしまってから一年間、この大会に向けて頑張ってきました。8人の3年生のうち、今大会には3人しか出場していないので、いろいろな選手の思いを背負って戦わなければいけないと思っています。つらいときこそ、3年生として声を出していきたいです。

寺谷真弓監督(日テレ・メニーナ)
「勝っても負けてもいいから後悔のないように自分たちのサッカーをしよう」と選手たちを送り出しました。前半からプラン通りにプレーすることができ、ハーフタイムには「これならば後悔しないと思うから、勝って終わろう」と話しました。去年もPK戦の末に敗れ、今回は(PKの)練習はしてきましたが、PK戦に入るまでにチャンスがある中で、最後のところで決め切れませんでした。相手にうまく守られた部分もあったと思います。

長野風花選手(浦和レッドダイヤモンズレディースユース)
自分たちにとって2回戦が山場で、厳しい戦いになることを覚悟していました。どれだけ相手よりも走れるかがポイントになると思っていたので、苦しい時間帯もあった中、みんなで走り切りました。浦和は埼玉県予選で2位になり、関東地域大会でも敗れて第4代表としてこの大会に臨みました。本当に苦しんだ分、今日の勝利がうれしくて泣いてしまいました。準決勝ではセットプレーがカギになると思うので、細部を突き詰めていきたいと思います。

JFA-TV

 

JOCジュニアオリンピックカップ第20回全日本女子ユース(U-18)サッカー選手権大会

2017/1/3(火)~2017/1/7(土)
J-GREEN 堺(大阪府堺市)
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第25回全日本高等学校女子サッカー選手権大会大商学園や十文字などが4強へ

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第25回全日本高等学校女子サッカー選手権大会の準々決勝が1月4日(水)、兵庫県内で開催され、準決勝に進出する4チームが出そろいました。

ピックアップマッチ1

藤枝順心高校 0-2(前半0-1、後半0-1)大商学園高校

三木総合防災公園第2陸上競技場の第1試合では藤枝順心高校(東海1/静岡)と大商学園高校(関西2/大阪)が対戦しました。CKを得るなど、先に試合の主導権を握ったのは前回大会優勝の藤枝順心でしたが、その後はチャンスをつくれません。そうするうちに、大商学園徐々に盛り返していきます。相手にボールを動かされても、機を見て横パスやバックパスを奪いにかかり、即座に攻撃へと切り替えた場面では藤枝順心のファウルを誘う場面もありました。

14分、大商学園はCKを獲得、全員をファーサイドに集めておきながら、キッカーはペナルティーエリア手前へとパス。さらに1本つないだボールを市政芽美選手が右足で強烈に叩きます。ボールは反応したGKの指先を弾いてゴール右隅に収まり、大商学園が1-0とリードします。

後半に入り、藤枝順心は中盤の選手を代えて高い位置でタメをつくることを狙いながら、うまく相手守備陣の間を狙った縦パスを増やします。それでも必死に走り、体を張って守る大商学園を前になかなかチャンスをつくることができません。攻撃の意識が高まる藤枝順心に対して、大商学園がカウンターで逆襲に出る場面も作り出していくと、69分にはドリブルで持ち上がった鋭い攻めでPKを獲得。これを大商学園のキャプテン久保田晴香選手が決めて、リードを2点に広げました。大商学園はこの後も堅守速攻を貫き、2年連続となる準決勝へとたどり着きました。

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ピックアップマッチ2

十文字高校 1-0(前半1-0、後半0-0)広島文教女子大学附属高校

三木総合防災公園陸上競技場の第2試合では、十文字高校(関東3/東京)が5年ぶりの、広島文教女子大学附属高校(中国1/広島)が初の準決勝進出を目指して対戦しました。先にペースをつかんだのは、十文字でした。相手を左右に動かし、さらにその動きの逆を取るパスをつなぎつつ、スピードあるサイドハーフを走らせるプレーを狙います。

10分には右サイドから相手守備陣の裏へ走り込んだ松本茉奈加選手がパスを受け、スピードに乗ってGKもかわしますが、シュートは外れてしまいました。広島文教女子は前線からの積極的な守備と、力強い単独突破を織り交ぜながら反撃を狙います。拮抗した展開が続いた試合は前半のラストプレーで動きます。40分、CKのチャンスを得た十文字は素早くパスをつなぎ、最後は村上真帆選手がシュート。これがゴール左隅に決まり、1-0としました。

後半に入り、十文字は相手陣でプレーを続けます。48分にはゴール前へのロングボールの折り返しから村上選手がゴールポストを叩くシュート。52分には短いパスをつないで左サイドを崩してからシュートに持ち込みますが、ゴールネットは揺らせません。広島文教女子も交代のカードを切って反撃の糸口を探しますが、十文字にパスを回される時間が長く、ペースを引き寄せるには至りません。十文字は後半、相手のシュートを0本に抑えるなど終始、主導権を握り続けて1-0のままベスト4進出を決めました。

その他の試合では前回大会準優勝の神村学園高等部(九州2/鹿児島)が聖和学園高校(東北2/宮城)に1-0で競り勝ち、修徳高校(関東5/東京)は常盤木学園高校(東北1/宮城)との点の取り合いを終了間際の決勝点で4-3と制し、それぞれ準決勝進出を決めました。

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準決勝は1月6日(金)にノエビアスタジアム神戸で行われ、決勝に進出するチームが決定します。

選手・監督コメント

久保田晴香選手(大商学園高校)
個々の技術では藤枝順心の方が上なので、自分たちはチームとしてやることを明確にして、走り負けないこと、気持ちで負けないことを大切にしました。押されているときには、我慢しつつも守るだけではなく、前に出ようと話していました。この大会では相手の名前にひるむことなく、自信を持ってピッチに立っています。けがで出場できない3年生の代わりに出場した選手たちも頑張っています。ここ(準決勝進出)はまだ満足するところではありません。大喜びするのは、日本一を取ってからにしたいと思っています。

福田ゆい選手(藤枝順心高校)
相手のCKをしっかりと分析していたのですが、新しいことを仕掛けてきたので対応できませんでした。ボールを保持していましたが、少し工夫を欠いたために相手守備陣を崩し切れず、それが結果的に自分たちの守備にも影響したと思います。敗れはしましたが、みんなが最後まで走り切った楽しい最後の試合でした。自分たちのサッカーができたので、悔いはありません。全国の舞台で強い相手にしっかりと藤枝順心のサッカーを貫けたのは、大きな成長の証だと思います。1、2年生には、また来年頑張ってほしいです。

村上真帆選手(十文字高校)
相手が予想以上に前からプレッシャーをかけてきて、狙い通りのサッカーができませんでした。相手の逆を取って、もっと試合を支配したかったのですが、苦しい展開になると(長いボールを)蹴ってしまいました。セットプレーでは状況に応じて何をするかを決めていて、得点したシーンはショートコーナーを試しました。ボールが転がってきた瞬間、「これは決まる」と感じ、実際に決まったので良かったです。チームのもっと上に行きたいという思いが同じ方向に向かっていることが、勝っている要因だと思います。準決勝は自分たちのサッカーをして勝ちたいです。

坂田恵監督(広島文教女子大学附属高校)
前半はだいぶ左右に揺さぶられる中、意図的にボールを奪う場面もありました。自分たちには、突出した選手がいない分、11人でボールを奪って11人でゴールを奪うサッカーを目指しましたが、なかなかフィニッシュに持ち込めませんでした。今季、私がコーチから監督になり、前監督が築いた攻守一体というコンセプトを3年生と確認しながら、チームをつくってきました。彼女たちが、私をここに連れてきてくれました。来年は一からのスタートになりますが、この試合を見て1、2年生もいろいろなことを感じてくれたと思います。

第25回全日本高等学校女子サッカー選手権大会

2016年12月30日(土)~2017年1月8日(日) [全試合無料]
1回戦~準々決勝:兵庫県内会場
準決勝~決勝:ノエビアスタジアム神戸(兵庫県)

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出場チーム紹介Vol.3 第7回全日本女子ユース(U-15)フットサル大会

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第7回全日本女子ユース(U-15)フットサル大会を、2017年1月8日(日)、9日(月・祝)に三重県営サンアリーナで開催します。1次ラウンドは9チームを3チームずつ3グループに分けてリーグ戦を行い、決勝ラウンドは4チームによるノックアウト方式で優勝チームを決定します。

今回はグループCの下記3チームをご紹介します。

アンベリール島原(九州地域代表/長崎県)

園田雅彦監督
長崎県島原市を中心に活動しているアンベリール島原です。
25年前の雲仙普賢岳噴火災害の際は全国の皆様に多くのご支援をいただき、誠にありがとうございました。現在は復興し島原半島は世界ジオパークとして認定されています。少しでも恩返しができるよう、選手、指導者共々、頑張っていきます。
アンベリール島原は2011年に発足し、“自ら考える”をスローガンに選手主導のチームを目指しています。全国大会初出場ですが、頭も身体もフルスロットルで精一杯頑張ります。

宗塚天音選手
県予選で初優勝し、九州大会に初出場しました。住んでいるところが遠いため、あまり選手全員が揃って練習をすることができませんでしたが、長崎県代表はもちろん、次は九州の代表として初の全国の舞台で悔いのないように全力で戦います。今まで支えてくださった監督、コーチはもちろん保護者の皆さんに恩返しができるような結果を残したいです。

FCエフロンテ(中国地域代表/岡山県)

丸本明監督
2年ぶり6回目の出場となる岡山県のFC EFFRONTE(エフロンテ)です。全国の強豪チームと対戦できることを楽しみにしています。活動を支援してくださる方への感謝の気持ちを忘れず、優勝目指して頑張ります。

難波夏季選手
2年ぶりの全国大会出場が決定し、とても嬉しいです。今まで練習してきたことを出しきり、一戦一戦、全力でプレーしたいです。応援してくださる保護者の方々、いつも一生懸命教えてくださる監督、コーチ、仲間のためにも、楽しんでチーム一丸となって絶対日本一になります。

河原真子選手
この最高のメンバーで戦えるのは今大会が最後なので、全力で楽しみたいです。優勝して監督を胴上げしたいです。

亀高杏選手
このメンバーでできる試合は最後になるので、自分の力を存分に発揮し誰よりも楽しみたいです。今まで支えてくれた仲間や保護者の方々、監督やコーチ、Dioneさん、家族に恩返しできるよう日本一になります。

藤原結衣子選手
私たち3年生にとって、この大好きなメンバーと一緒にこのチームでプレーできるのは最後なので、悔いの残らないよう自分のできることを精一杯がんばって、一つでも上を目指していきたいです。

松下侑璃選手
この3年間ずっと応援し支えてくれた方々、一緒に戦ってきたエフロンテのみんなと、エフロンテらしく笑顔で終われる結果を残したいので、最後まで諦めずに練習してきたことを全て出しきって頑張りたいです。

十文字中学校(関東地域代表/東京都)

大滝靖監督
東京都の十文字中学校です。
関東の代表として、チーム一丸となって優勝を目指し、「走れ・競れ・粘れ」の精神で最後まで戦い抜きたいと思います。

稲垣志峰選手
今年度私たちがここまで来ることができたのは、応援してくださる方々のおかげだと思います。
期待に応えられるよう、全国大会でも「走れ・競れ・粘れ」を心に刻み、チーム一丸となって闘いたいと思います。

 

第7回全日本女子ユース(U-15)フットサル大会

2017年1月8日(日)~2017年1月9日(月・祝)
三重県/三重県営サンアリーナ
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JOCジュニアオリンピックカップ第20回全日本女子ユース(U-18)サッカー選手権大会 C大阪と浦和が決勝の舞台へ!

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JOCジュニアオリンピックカップ第20回全日本女子ユース(U-18)サッカー選手権大会は1月6日(金)、J-GREEN堺(大阪)で準決勝2試合を開催しました。

準決勝第1試合

セレッソ大阪堺ガールズ(関西1/大阪) 2-1(前半1-0、後半1-1)ジェフユナイテッド市原・千葉レディースU-18(関東3/千葉)

メインピッチに舞台を移して繰り広げられた準決勝、C大阪とジェフの一戦は、ジェフが序盤から攻撃を仕掛けてリズムをつくります。一方、硬さの見えるC大阪も徐々にペースを上げていきます。37分、C大阪のGK西中麻穂選手が左手首を痛め、負傷交代するアクシデントに見舞われますが、代わりに入ったGK山下莉奈選手は前線へ正確なボールを送るなど、存在感を示します。試合の経過とともに調子を上げたC大阪は45分、サイド攻撃から宝田沙織選手が先制ゴールを挙げ、前半を1-0で折り返しました。

1点を追いかけるジェフは、後半に向けて藤井奈々監督から「立ち上がりに失点しないこと。相手が狙っていることをこっちがやろう」という激励を受け、ピッチに立ちました。すると55分、ジェフが得意のセットプレーから同点に追いつきます。佐藤瑞夏選手が仕掛けてCKを得ると、曽根七海選手が送ったボールのこぼれ球を宇内彩来選手が押し込みました。

前回大会の覇者で、ホームグラウンドで戦うC大阪も負傷退場した選手の思いを背負って攻撃に出ます。「(GKの西中)麻穂のためにも絶対に勝たなければいけない。それがチームというもの」(竹花友也監督)と一致団結したチームは、同点とされた7分後に再び相手を突き放します。DFの筒井梨香選手が相手最終ラインの裏にフィードを送ると、これに反応した矢形選手が冷静に決め、2-1とします。C大阪はこの後、ジェフの反撃をしのぎ切り、1点差を守って2大会連続の決勝進出を決めました。

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準決勝第2試合

スフィーダ世田谷FCユース(関東2/東京) 0-5(前半0-2、後半0-3)浦和レッドダイヤモンズレディースユース(関東4/埼玉)

関東地域予選でも対戦した世田谷と浦和の一戦、予選では世田谷が2-0で浦和を下して2位通過を果たしましたが、全国の舞台でスコアを動かしたのは浦和でした。14分、長野風花選手からパスを受けたワタリユキ選手が、トラップでDFをかわしてからシュートを放ち、先制点を奪いました。先制したことで余裕が生まれた浦和は、さらに攻勢を強めます。37分には長野選手が追加点を挙げ、2-0で前半を折り返します。

2点差とし、試合を優位にしながらも、気を引き締め直して後半に臨んだ浦和は、攻守の切り替えを徹底し、相手に隙を見せません。一方、ハーフタイムに修正を加え、果敢にゴールを狙った世田谷は、浦和に攻撃の芽を摘まれ、逆に点差を広げられます。55分、浦和はCKから長嶋玲奈選手が押し込んで加点すると、その5分後には、一法師央佳選手が決めて4-0に。試合終盤には髙橋美紀選手がボールを押し込んで、浦和が5-0の完封で決勝へと駒を進めました。

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監督・選手コメント

竹花友也監督(セレッソ大阪堺ガールズ)
「相手がどうであれ、いつも通りのプレーができれば負けることはない」と選手たちを送り出しました。前半の半ばから少しずつ攻撃が機能するようになって、リードを奪いました。ハーフタイムには、「勝ちたい気持ちが上回ったチームが勝つ。アグレッシブにいこう」と後半に入りましたが、注意していたセットプレーのこぼれ球を押し込まれました。あとは、ピンチらしいピンチはあまりなかったと思います。地元の大阪ですし、どんな形でも勝って2連覇したいと思います。

矢形海優選手(セレッソ大阪堺ガールズ)
相手にフリーでボールを蹴らさないよう、高い位置から守備にいきました。後半、失点して苦しい戦いを強いられましたが、決勝点の場面は良いパスが来て、あとは決めるだけだったので、冷静に決められました。ジェフにはフィジカルの強い選手が多く、戦いにくい部分もありましたが、最後は勝ち切れて良かったです。連覇の重圧も大きいですが、チーム全員で戦って、絶対に優勝できるようにしたいです。

川邊健一監督(スフィーダ世田谷FCユース)
しっかりと守ってからカウンターを狙って、少ないチャンスをものにして勝ち切れればと思っていました。立ち上がりは自分たちのペースで試合を進められましたが、ピンチで失点を続け、我慢し切れない試合展開になってしまいました。ハーフタイムには、相手の攻撃を恐れるあまり、最終ラインが下がって全体的に間延びしていたので、距離感を詰めて、自分たちのサッカーをするように指示しました。何とか1点を取ってくれればと思っていたのですが、相手の技術の高さを前に、今回は完敗でした。

ワタリユキ選手(浦和レッドダイヤモンズレディースユース)
ドリブルの調子が悪かったので、せめてゴール前だけでも仕事をしないといけないと思い、シュートへの意識が強かった中で得点することができました。世田谷は、私たちが関東地域予選で敗れた相手だったので、二度と負けてはいけないとミーティングで話して、気が引き締まりました。日テレ・メニーナに勝ったことによる自信も、今回の勝利につながりました。決勝は高校3年生の先輩たちにとって最後の公式戦なので、責任感を持ってプレーして、ゴールという形で勝利に貢献したいと思います。

JFA-TV

準決勝セレッソ大阪堺ガールズ VS ジェフユナイテッド市原・千葉レディースU-18

準決勝スフィーダ世田谷FCユース VS 浦和レッドダイヤモンズレディースユース

JOCジュニアオリンピックカップ第20回全日本女子ユース(U-18)サッカー選手権大会

2017/1/3(火)~2017/1/7(土)
J-GREEN 堺(大阪府堺市)
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第7回全日本女子ユース(U-15)フットサル大会伊藤雅範フットサル日本女子代表監督が大会を展望

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第7回全日本女子ユース(U-15)フットサル大会が1月8日(日)、9日(月・祝)の2日間にわたって開催されます。今大会の開幕を目前に控え、日本女子フットサル代表の伊藤雅範監督に大会の展望、そして今後の育成年代の女子フットサルに期待することを聞きました。

――どのチームが今大会の優勝を争うと見ていますか。

伊藤 福井丸岡ラック(北信越/福井)と藤枝順心SCジュニアユースブルー(東海/静岡)によって優勝が争われるのでは、という気がしています。最注目はやはり丸岡の「スーパーガール第2世代」が、U-15年代最後の大会で優勝するかですね。2016年最後のフットサル日本女子代表候補合宿には、15歳の山川里佳子選手を初めて選出しました。そうしたことからも、優勝の本命に近いと思います。藤枝順心、十文字中学校(関東/東京)というサッカーのチームが、フットサルの重要性を理解して取り組んでいることも、とても有意義だといえます。この2チームにフィジカルで押し込まれると、丸岡も苦戦を強いられるのではないでしょうか。

――前回女王の丸岡は、やはり注目だと。

伊藤 大会自体がどうなるのかは本当に読みにくいです。ただ、丸岡は(U-18の)トップチームも、追い込まれたときのほうが強い印象があります。ですから、1試合目に引き分けても、第2試合以降の集中力が増すかもしれません。今大会の予想が難しい要因の一つに、女子サッカー界の強豪と言われるチームが出場することが挙げられます。これは前向きな要素で、藤枝順心や十文字中が優勝した場合、普段はサッカーに取り組んでいる選手たちが、よりフットサルに興味を持って、サッカーに役立たせるために、フットサルの世界に入ってきてくれるかもしれない。そういう期待感もあります。

フットサルをメインに練習している丸岡が、サッカーチームの挑戦を退けるのか。「フットサル対サッカー」という見方も面白いと思います。全日本ユース(U-18)フットサル大会では、そういう構図になることがありますが、それと同じことがU-15女子の世界にも出てきました。その始まりが今大会になるかもしれませんし、驚くようなチームが優勝する可能性は十分にあります。

――サプライズも起こり得るということですね。

伊藤 前回大会のときも、シュラインレディースFC(東北/青森)が決勝に勝ち進むことを予想していた人は少なかったと思います。彼女たちは、宮城で開催された日本女子フットサルリーグ2016プレ大会の開幕戦を見に来ていました。大人のチームに、どんどん「試合をさせてください」と申し込み、東北のいろいろなチームと試合をして経験を積んでいます。チームとして前回大会も経験していますし、藤枝順心と同居している1次ラウンドが本当に楽しみです。

――日本女子代表監督として、今後の女子育成年代に期待することは何ですか。

伊藤 この(U-15女子の)大会と同じくらいの規模でいいので、U-18年代の女子が対象となる大会も開催してほしいです。U-18男子の大会は、どんどんレベルアップしています。そこで女子も一緒に切磋琢磨することが良い試みなのではと、個人的には思っています。

第7回全日本女子ユース(U-15)フットサル大会

2017年1月8日(日)~2017年1月9日(月・祝)
三重県/三重県営サンアリーナ
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第25回全日本高等学校女子サッカー選手権大会十文字と大商学園が決勝へ

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第25回全日本高等学校女子サッカー選手権大会の準決勝が1月6日(金)、兵庫・ノエビアスタジアム神戸で行われ、決勝に進む2チームが決まりました。

準決勝第1試合

十文字高校 1-1(PK9-8)(前半1-1、後半0-0)修徳高校

第1試合は、十文字高校(関東3/東京)と修徳高校(関東5/東京)による東京勢同士の対戦となりました。ゲームは序盤に動きます。スピードと攻撃力のあるサイドを活用したい十文字は8分、中盤から左サイドへと展開し、アーリークロスを送ります。ゴール前にはFWの村上真帆選手より先に逆サイドの右MFが走り込んでいました。松本茉奈加選手が打点の高いヘディングで合わせ、十文字に先制点をもたらします。しかしその2分後、修徳が追いつきます。右サイドで抜け出した中島彩音選手のクロスボールは十文字守備陣に一度は弾かれますが、そのクリアボールに反応した杉下夏菜選手が直接叩き、1-1としました。

1点を取り合った後、30分には十文字が蔵田あかり選手のサイド突破から枠内へのシュートにつなげたものの、ともに徐々に慎重なプレーになっていきます。十文字は後半開始からスピードのある瀧澤千聖選手をFWとして起用し、攻撃に変化をつけようとします。一方の修徳はセットプレーを得る機会が増え、鏡玲菜選手のキックでチャンスをうかがいました。十文字も78分にはFKで源間葉月選手がゴールを狙いますが、これは修徳のGK斉藤未菜選手が好セーブで弾き出しました。

スコアは1-1のまま動かず、勝負はPK戦に委ねられることになりました。両チームの選手たちは正確なキックを続け、5人では決着がつきません。両チームとも全員が成功して迎えた9人目、十文字が決定率100%を継続する一方、後攻の修徳のキックが外れました。最後まで緊張感あふれる一戦で、十文字が初の決勝進出をつかみました。

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準決勝第2試合

大商学園高校 0-0(PK3-2)(前半0-0、後半0-0)神村学園高等部

第2試合では、大商学園高校(関西2/大阪)と、前回大会準優勝の神村学園高等部(九州2/鹿児島)が対戦しました。序盤から目まぐるしく攻守が入れ替わる中、ペースをつかんでいったのは神村学園でした。ボールを持つと、サイドと前線の選手が力強く大商学園ゴールに迫ります。こぼれ球への反応も良く、運動量をベースに攻めました。対する大商学園も走り負けず、懸命にボールホルダーを複数で囲い込み、守備陣も体を張りました。攻撃に転じたときは果敢にボールを運ぶ姿勢も見せました。

前半のうちにカードを切っていた大商学園に続き、神村学園も後半開始から選手を交代させて攻撃の活性化を図ります。しかし、神村学園は後半、シュートにまで至りませんでした。後半早々のゴール前での混戦で打ち切れなかった神村学園に対して、大商学園は54分にはゴール右でのFKをシュートに持ち込みます。ファーサイドで久保田晴香選手が頭で合わせましたが、相手DFに当たってコースが変わったこの一撃は、クロスバーに。大商学園はその後、FWに代えてMF矢野粧子選手を入れて、パスの出しどころを増やそうとします。神村学園も1トップを入れ替えましたが、その後は両者ともに決定機をつくることができません。試合は0-0のまま90分を終え、PK戦へと突入しました。

両チームが1人ずつ外して迎えた3人目で、大商学園のGK西村清花選手が見事にセーブ。続く4人目は神村学園のキックがクロスバーを叩き、大商学園のキックは神村学園GK中原冴彩選手にセーブされたものの、最終的には大商学園が3-2で勝利。初の決勝進出を決めました。

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どちらが勝っても初優勝となる決勝は1月8日(日)、ノエビアスタジアム神戸で14時10分にキックオフします。

監督・選手コメント

松本茉奈加選手(十文字高校)
勝ったことは素直にうれしいのですが、このチーム全員で大会最終日までいられることが一番喜ばしいです。得点場面はクロスが入った時点で、触れればいいなと思って走りました。その後に1点を返されましたが、追加点を取られてはいけないと思い、攻守ともしっかりやり切ることを意識しました。決勝は守備から入り、攻撃ではダイナミックかつ献身的にプレーできたらいいと思います。先輩が築いてきた歴史を越えられたのは、たくさんの方々が支えてくれたからだと思います。感謝の気持ちを持ってプレーしたいと思います。

有賀重和監督(修徳高校)
十文字は東京や関東の舞台で年間に何度も対戦する相手なので、手の内を分かった上で互いの長所を消し合う中、自分たちの良いところを出そうと思っていました。PK戦では相手のキックが素晴らしすぎました。今年のチームには特徴がある選手が多く、選手たちが全国大会を通してまとまってきていたので、あと1試合戦いたかったという思いがあります。「エンジョイフットボール」という言葉が似合うチームでした。選手はこうやって成長する、ということが分かった1年でした。

西村清花選手(大商学園高校)
前半は空中戦で負け、セカンドボールを拾われる苦しい時間帯もありましたが、全員がゴール前で体を張って守ってくれました。PK戦では不安は全くありませんでした。楽しむ気持ちが一番大きかったし、GKコーチの指導のおかげで勝つ気しかしませんでした。コーチに教わった中で最も印象的なのは、どんなボールでも最後まで見るということです。誰でもできるけど、どんな緩いシュートに対してでもそうしないと後悔すると言われてきました。日本一のGKコーチだと、私は思っています。次も絶対に勝って日本一になり、それを証明します。

寺師勇太監督(神村学園高等部)
春に対戦したとき、大商学園に大敗したことを考えれば、力の差は埋められたし、この約1年間での成長度合いは大きかったと思います。開始15分を耐えた後、守備が安定していたので良い攻撃につながっていきました。初戦から考えて、攻撃は今日が一番良かったと思いますが、点が入りませんでした。昨シーズン、前任者からチームを引き継ぎ、それまでの攻撃型から堅守速攻という新しいスタイルを目指してきました。この大会でも、危ない場面は少なかったと思います。「最後は神村が勝つ」という、女子サッカー界の鹿島アントラーズのような存在になりたいです。

第25回全日本高等学校女子サッカー選手権大会

2016年12月30日(土)~2017年1月8日(日) [全試合無料]
1回戦~準々決勝:兵庫県内会場
準決勝~決勝:ノエビアスタジアム神戸(兵庫県)

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第25回全日本高等学校女子サッカー選手権大会 決勝会場の屋根閉鎖について

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本日8日(日)14:10より第25回全日本高等学校女子サッカー選手権大会の決勝戦「大商学園高校 v. 十文字高校」を兵庫県神戸市で開催します。本日は雨の予報が出ているため、試合会場のノエビアスタジアム神戸は屋根を閉鎖します。濡れずに快適な環境で観戦いただけます。なお入場は無料です。皆様のご来場をお待ちしております。

第25回全日本高等学校女子サッカー選手権大会

2016年12月30日(土)~2017年1月8日(日) [全試合無料]
1回戦~準々決勝:兵庫県内会場
準決勝~決勝:ノエビアスタジアム神戸(兵庫県)

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JOCジュニアオリンピックカップ第20回全日本女子ユース(U-18)サッカー選手権大会 セレッソ大阪堺ガールズが連覇達成!

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JOCジュニアオリンピックカップ第20回全日本女子ユース(U-18)サッカー選手権大会は1月7日(土)、J-GREEN堺(大阪)で3位決定戦と決勝を行い、セレッソ大阪堺ガールズ大阪(関西1/大阪)が連覇を達成しました。

3位決定戦

ジェフユナイテッド市原・千葉レディースU-18(関東3/千葉) 3-2(前半1-2、後半2-0)スフィーダ世田谷FCユース(関東2/東京)

決勝に先立って行われた3位決定戦では、ジェフとスフィーダが対戦しました。試合序盤はセットプレーなどでチャンスをつくっていたスフィーダでしたが、先制したのはジェフ。21分、GKが飛び出したところを今村瑞月選手が狙い、先制点を挙げます。「前半のうちに追いつこう」(川邊健一監督)と反撃するスフィーダも31分、柏原美羽選手がセットプレーから同点に。43分にブラフシャーン選手がシュートを決めて2-1と逆転に成功しました。

しかし、試合はこれで終わりません。1点のビハインドで迎えた残り時間10分、ジェフが猛攻を仕掛けます。82分、相手ペナルティーエリア内でのプレーで得たPKをキャプテンの本園可奈選手が決めて2-2の同点に追いつくと、その3分後には甲斐碧海選手が劇的な逆転弾を決め、ジェフが3-2の勝利を収めました。

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決勝

セレッソ大阪堺ガールズ(関西1/大阪) 4-0(前半2-0、後半2-0)浦和レッドダイヤモンズレディースユース(関東4/埼玉)

連覇を狙うC大阪と昨年3位の浦和の決勝は、C大阪が序盤から攻撃的な姿勢を見せます。一方の浦和も相手のプレスをかいくぐってサイド攻撃につなげ、際どい場面をつくるなど、互いにゴールに迫ります。スコアが動いたのは23分、C大阪が林穂之香選手のFKから、こぼれ球を野島咲良選手が決めて1-0とします。これで勢いに乗ったC大阪は30分、右CKのチャンスに宝田沙織選手が競り勝ち、ヘディングで追加点を挙げます。その後もダイナミックなプレーでゴール前へとボールを運ぶC大阪に、浦和ディフェンスも必死に応戦し、試合はC大阪が2点をリードして前半を折り返しました。

「まずは早い時間帯に1点を返そう」(下山薫監督)と後半に臨んだ浦和でしたが、47分に野島選手にこの日2点目を許し、3点差とされます。浦和はボランチの長野風花選手を高めのポジションに上げて、反撃の機会をうかがいます。67分には高橋美紀選手を投入して、攻撃の活性化を図りますが、強固なC大阪守備陣を前になかなかシュートに持ち込むことができません。一方、後半の途中から堅守速攻に戦術を変えたC大阪は、守備から攻撃に移ったとき、シュートで終える意識を徹底。86分には宝田選手がダメ押しとなるチームの4点目を挙げ、C大阪が4-0で大会連覇を達成しました。

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監督・選手コメント

竹花友也監督(セレッソ大阪堺ガールズ)
選手たちは2連覇を目指して頑張ってきました。決勝の舞台でベストゲームをして目標を達成することができました。彼女たちを褒めてあげたいです。準決勝でGKがケガをして「彼女のためにも、みんなで優勝しよう」と、あらためて団結しました。真ん中から崩す、サイドから攻撃する、相手守備陣の背後をとる、という多彩な攻撃にチャレンジして、良い場面をたくさんつくりました。選手たちは今大会を通じて成長したと思いますし、中学生も何人か出場してチーム力の底上げもできました。

林穂之香選手(セレッソ大阪堺ガールズ)
連覇を目標にしていたので、得点が入った瞬間はうれしかったです。決勝は、気持ちの部分で絶対に負けたくないというのがありましたし、このチームで戦う最後の試合だったので、試合開始から集中していました。自分がキャプテンであることが、知らない間にプレッシャーになってうまくプレーできないこともありましたが、それもキャプテンを務めなかったら味わえなかったことです。一つの経験として良かったと思いますし、決勝では自分が持っているものを発揮できたと思います。

下山薫監督(浦和レッドダイヤモンズレディースユース)
守備から積極的に入りたかったのですが、相手の圧力に負けてしまい、守備でも後手になってしまったと思います。ハーフタイムには、点差が2点だったので、まず早い時間に1点を返せるように、攻撃に重きをかけるように言いました。選手たちは頑張ってはいましたが、球際や走力などで相手に負けている部分があったので、もっと積極的にできたらよかったと思います。チャレンジャーの姿勢で相手に立ち向かい、決勝の舞台まで来られたことは、素晴らしかったと思います。

鈴木佐和子選手(浦和レッドダイヤモンズレディースユース)
相手のセットプレーを対策していたので、防ぎたかったです。私は相手との1対1が得意で、近距離のシュートも止める自信はあったのですが、止めた数より失点のほうが多いのは、実力不足だと思います。C大阪はフィジカルも強いし、なでしこリーグ2部で戦っているだけあって、レベルが高かったです。その相手に対し、最後の最後まで諦めずに戦えたのはよかったです。無失点で決勝まで進めたことは、個人としても、チームとしても収穫です。

JFA-TV

決勝 セレッソ大阪堺ガールズ VS 浦和レッドダイヤモンズレディースユース

3位決定戦ジェフユナイテッド市原・千葉レディースU-18 VS スフィーダ世田谷FCユース

JOCジュニアオリンピックカップ第20回全日本女子ユース(U-18)サッカー選手権大会

2017/1/3(火)~2017/1/7(土)
J-GREEN 堺(大阪府堺市)
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第25回全日本高等学校女子サッカー選手権大会十文字が初優勝

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第25回全日本高等学校女子サッカー選手権大会の決勝が1月8日(日)、兵庫・ノエビアスタジアム神戸で行われ、十文字高校(関東3/東京)が初の栄冠に輝きました。

十文字と大商学園高校(関西2/大阪)は、ともに初の決勝進出で、どちらが勝っても初優勝となる一戦でした。互いに最後の1勝へ気持ちを高める一戦で、先にペースを握ったのは十文字。小気味良くボールを動かしつつ、長いパスを絡めてチャンスをうかがいます。8分には左サイドへの長いスルーパスで蔵田あかり選手を走らせ、12分には左からのアーリークロスに松本茉奈加選手が走り込み、ヘディングで大商学園ゴールを脅かしました。その松本選手はさらにゴールへ向かう意欲を強く打ち出します。19分には縦パスに抜け出してシュートへ持ち込み、22分にはドリブルで力強く自らゴール前へと運んでいきました。

大商学園は耐える展開が続きます。中盤では何とか相手選手を捕まえようとポジショニングに気を使いながら足を止めず、最終ラインも懸命に相手とボールに食らいつき続けました。攻撃時は久保田晴香選手にボールを集めて打開の糸口を探しますが、前線に人数を割くことが難しく、前半の大商学園はシュート0本に終わりました。

後半に入っても、十文字は松本選手の突破などで大商学園ゴールに迫ります。大商学園は50分に相手DFのミスパスを拾った久保田選手が持ち込み、56分にはFKから相手ペナルティエリア内にボールを送りますが、ビッグチャンスには至りません。すると61分、ついに試合が動きました。十文字は、大商学園のGK西村清花選手が蹴ったボールを相手陣で拾って縦パス。これを受けた村上真帆選手はゴールまで30メートル近い距離がありましたが、ワンタッチでボールをコントロールすると、思い切り左足を振り抜きます。このシュートが大きな弧を描いて、ゴール左隅に決まりました。

負う立場になった大商学園は、後半開始時に続き、67分に選手を交代。準決勝同様に矢野粧子選手を中盤に入れて、パスの出しどころを増やします。アイデア豊かな矢野選手のパスから、何とかゴールに近づこうとしますが、十文字の守備陣も集中力を保ち続けます。堅守は攻撃にも良い流れをもたらし、86分にCKから惜しいシュート、90分にはクロスバーを叩く一撃を放つなど、最後までゴールを目指し続けた十文字が、1-0とリードしたまま大会初優勝を飾りました。

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監督・選手コメント

石山隆之監督(十文字高校)
決勝の前日ミーティングでは、「勝っても負けても、今まで積み上げてきたものを発揮しよう」と話しました。相手は守備が強固で前線に速い選手もいますが、自分たちも集中して守ることができたと思います。運もありました。カウンターアタック一発でやられるという展開が怖かったのですが、選手たちを信じて全体をコンパクトにしてボールを保持できたのが良かったと思います。中学、大学も含めてコンセプトを統一し、目指すサッカーから逆算しながら育成してきました。また来年に向けて、チャレンジをしていきたいです。

村上真帆選手(十文字高校)
「決勝は最後の試合だから自分たちのサッカーをして勝とう」とみんなで話していました。試合前日の練習で、ゴールが見えた瞬間に打ったシュートがクロスバーに当たる場面がありました。今日の得点場面もほぼ同じ状況で、絶対に決めたいと思って打ったら本当に決まりました。運もあったと思いますし、良い流れで余裕があったことで、前を見ることができたのだと思います。プレーする11人だけではなく、ベンチのメンバーやスタンドから応援してくれた人などの支えがあっての優勝なので、そうした方々に感謝したいです。

岡久奨監督(大商学園高校)
前半はよく耐えて、先制された後も前に出てチャンスをつくったのですが、難しかったですね。選手たちはたくさん走り、声をかけ合い、粘っていました。力を出し切った結果の敗戦なので、清々しい気持ちです。自分たちが取り組んできたことは間違っていないので、あとは個々が課題と向き合い、成長していってほしいです。3年生は下級生の見本になる存在で、普段から「何かやってくれるんじゃないか」と思わせてくれるほど、サッカーに打ち込んでいました。ここまで来られたのは、その取り組みの成果です。今日の差を、これからのサッカー人生で覆せるように頑張ってほしいです。

久保田晴香選手(大商学園高校)
とても悔しいですが、自信を持ってピッチに立ち、自信を持ってサッカーができました。その点に後悔は全くありません。決勝で出せたものが今の実力だということを受け止めて、次のステージでも頑張りたいです。決勝までサッカーができて本当に幸せでした。自分たちがここまで勝った裏には、負けたチームがいます。負けた瞬間に崩れ落ちたら、そういうチームに失礼という思いが無意識に出て、最後まで胸を張っていたのだと思います。日本一になれなかったので、100%の達成感ではありませんが、みんなが今年のチームが大好きだったと言っています。その点はどのチームにも負けないという自信があります。

第25回全日本高等学校女子サッカー選手権大会

2016年12月30日(土)~2017年1月8日(日) [全試合無料]
1回戦~準々決勝:兵庫県内会場
準決勝~決勝:ノエビアスタジアム神戸(兵庫県)

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第7回全日本女子ユース(U-15)フットサル大会が開幕ベスト4が決定

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第7回全日本女子ユース(U-15)フットサル大会が1月8日(日)、三重県・三重県営サンアリーナで開幕しました。大会初日は1次ラウンドが行われ、決勝ラウンドに進出する4チームが決まっています。

全国各地から集まった9チームが3つのグループに分かれて行われる1次ラウンドでは、前回大会に続いてシュラインレディースFC(東北)と福井丸岡ラック(北信越)が連勝で決勝ラウンド進出を決めました。

グループAのシュラインレディースは、第2節から登場。第1節で京都精華学園中(関西)に3-0で勝利した藤枝順心SCジュニアユースブルー(東海)と対戦しました。開始早々の1分に櫻庭琴乃選手のゴールで先制すると、その1分後にも櫻庭選手が追加点を挙げて優位に試合を進めます。後半にも1点を加えたシュラインレディースは、初戦を3-0で制しました。第3節の京都精華学園中戦でも、開始2分に櫻庭選手が先制点を決めたシュラインレディースは4-1で勝利し、グループ首位を決めました。

2度目の大会連覇を目指す福井丸岡ラックは初戦で徳島ラティーシャ(四国)と対戦。山川里佳子選手の5ゴールを含む大量10得点を挙げて勝点3をつかみました。引き分け以上で1位が決まる状態で迎えたクラブフィールズ・リンダ(北海道)戦では引いた相手に苦しみましたが、終盤の14分に荒井一花選手が、この試合2点目となる得点を決めて2-1で勝利。準決勝に進みました。

グループCは、接戦が続きます。第1節ではFCエフロンテ(中国)が3-2でアンベリール島原(九州)に勝利。第2節では十文字中(関東)が島原を4-3で退け、初戦をものにした2チームが第3節で直接対決を迎えました。グループの首位に立つためには、勝利が必要なFCエフロンテが前半2分にFP亀高杏選手のゴールで先制します。このリードを守っていたFCエフロンテですが、試合途中にチーム唯一のGK竹本愛選手が相手選手と交錯して負傷交代を強いられます。その直後、十文字中が同点ゴールを決めて、試合は1-1で終了。十文字中がグループCの1位となりました。

決勝ラウンド進出への残り1枠はワイルドカードです。第3節の3試合のうち、グループCの試合が最初に終了しました。この時点でグループBの福井丸岡ラック対クラブフィールズ・リンダは1-1の同点。このまま試合が終わればグループBの2チームが決勝ラウンドに進出することになったのですが、試合終盤に1位通過を狙ったクラブフィールズ・リンダが攻め込みます。防戦の時間帯が続いた福井丸岡ラックでしたが、ワンチャンスを逃さずに勝ち越し点を記録。勝敗が決したことによって、グループCのFCエフロンテが決勝ラウンドの切符を手にしました。

1月9日(月・祝)に行われる準決勝では十文字中とシュラインレディース、福井丸岡ラックとFCエフロンテが激突します。

監督・選手コメント

原田健人監督(藤枝順心SCジュニアユースブルー)
サッカーとフットサルの違いを埋める難しさをあらためて感じました。フットサルクラブとの試合になると、攻守の切り替えの部分などで甘さが出てしまい、対応できませんでした。夏まではサッカーに取り組み、その後、週に1回、2回、フットサルのトレーニングをしてきました。サッカーとフットサルを両立して、ここまで来させてもらいましたが、まだまだ足りない部分が多いと学ばせてもらいました。フットサルで培った攻守の切り替えの早さ、1対1の責任感は、今後の彼女たちのサッカーにも大きなプラスになると思います。

大滝靖監督(十文字中学校)
一昨年、出場したときと比べて個人能力は少し劣るのですが、今年のチームは3年生を中心に一体感があります。初戦は0-2からひっくり返しましたし、2戦目も0-1から同点に追いつきました。そういう粘りがあるチームで、「何点取られても前に行くぞ!」という気持ちを、3年生を軸に持っています。今年の3年生は2年前に優勝したときのことを知っています。彼女たちが今の1年生、2年生に優勝する姿を見せられるように頑張ります。

田中悦博監督(福井丸岡ラック)
大会初日は、フットサルチームとサッカーチームの対決になったと思います。「フットサルをしよう」と子どもたちと決めてきたので、1試合目は(フットサルの戦術である)セット替えを採用しました。2試合目はけが人が出てセットが組めず、引き分けを狙いましたが、そこで勝ち切れたのが、成長した点だと思います。日本女子フットサルリーグのプレ大会が始まり、子どもたちが良い試合をたくさん見て、勝負どころも分かってきました。良い試合を見れば見るほど、子どもたちは上達します。この1年は本当に大きかったです。

小山内あかり選手(シュラインレディースFC)
初出場した去年は、決勝まで勝ち進んだのですが、決勝で福井丸岡ラックに0-5で大敗しました。現在のチームには、その敗戦を経験した2年生、3年生が多くいて、経験を1年生に伝えながらこの1年間頑張ってきたので、ベスト4に進めて良かったです。試合開始前に「先制点を取りにいこう」と話しており、開始早々に先取点を挙げたことで流れに乗って、試合を自分たちのものにできました。危ないシーンもGKに助けられながら、みんなで声を出して戦えました。準決勝も勝って、決勝で福井丸岡ラックに去年の借りを返したいです。

沖野るせり選手(クラブフィールズ・リンダ)
チーム一丸となって頑張ったのですが、通用しませんでした。自分がキャプテンとしてまとめられなくて悔いが残りますが、「リンダでプレーできて良かった」と思えました。最後は全国レベルのチームは勝負強いと感じさせられました。(最終節は)引き分けでも決勝ラウンドに進めるということは頭にありましたが、ワイルドカードで決勝ラウンドに進むのではなく、勝って行きたかったので勝ちにこだわりました。全国制覇して監督を胴上げするという約束を守れず、申し訳ないです。監督には本当に感謝しています。

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1次ラウンドハイライト(1/8)

第7回全日本女子ユース(U-15)フットサル大会

2017年1月8日(日)~2017年1月9日(月・祝)
三重県/三重県営サンアリーナ
大会情報はこちら

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