4月9日(日)に熊本県民総合運動公園陸上競技場で行われるキリンチャレンジカップ2017 ~熊本地震復興支援マッチ がんばるばい熊本~でコスタリカ女子代表と対戦するなでしこジャパンは7日(金)、熊本でのトレーニングキャンプ5日目を迎えました。トレーニングはクロスからの攻防やセットプレーの確認を中心に行い、小雨が降る中、約1時間弱汗を流しました。
この日のトレーニング会場で、試合の行われるスタジアムの熊本県民総合運動公園陸上競技場は、震災時に救援物資の集積拠点となった場所。スタジアム自体も地震の影響で修繕が必要な場所があり、当初はあと半年ほど復旧の時間を要していましたが、この試合に間に合うように復旧作業が進められました。「こうしてサッカーができることはありがたいこと」と高倉麻子監督が選手たちに伝える通り、たくさんの人々の協力の下で試合ができることを心に留め、なでしこジャパンは9日(日)のコスタリカ戦に臨みます。
選手コメント
FW #11 田中美南選手(日テレ・ベレーザ)
(高倉監督の体制で)ホーム初戦の場にいれることはすごくうれしいですし、地震のあった熊本で試合ができることは自分たちのプレーで元気づけたいという思いもあります。初戦という意味では勝ちにこだわっていきたいです。動き出しや起点になることをしっかりやった中で結果を出したいと思います。コスタリカはプレスも速く、ヨーロッパの選手とはまた違った体の強さがある印象。ボールを持ってパスを回してしっかり点を取っていきたいです。
MF #6 宇津木瑠美選手(シアトル・レインFC/アメリカ)
今までのなでしこの選手たちが積み上げてきたいいところは継続して持ちつつも、新しい監督や選手が持っている良さは取り入れていかなきゃいけないですし、エネルギッシュな部分もピッチで表現しながら、いろんなものが日々、混ざり合ってたくさんの可能性が出せればいいと思っています。チャレンジをし続けられるチームにしていきたいです。
私たちは日々どの練習に対しても、どの試合に対してもいつも100%でやれる選手たちが集まっていて、今日は練習試合だからいいよね、という試合は今までに一度もないです。今回は(高倉監督就任後の)国内での最初の試合ということで、それ以上に目に見えないものを選手たちが自覚してやらなければならないと思っています。なでしこが1人欠けたら、だめになってしまうこともあります。日本という国のどこかの県が、家族が、誰か1人が、怪我になってしまったときに、日本全員が力を合わせられるような、刺激になるようなチームになりたいので、今回の試合は今まで以上に1人の人間として重く受け止めながらやっていきたいと思います。
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トレーニング
コスタリカ女子代表来日
田中美南選手(日テレ・ベレーザ)インタビュー
宇津木瑠美選手(シアトル・レインFC)インタビュー