JFAアカデミー福島女子では、世界基準の選手育成を行うことを目的に、女子サッカーの世界トップレベルであるスペインに3月18日(土)~29(水)日の間、遠征を実施しています。
実質滞在9日間で5試合の経験を通し、世界基準での個人の成果と課題を認識すると共に、過密日程下での試合の厳しさを学び、セルフコンディショニングの重要性を確認します。
また、世界の異なる文化や習慣を体験することにより、世界に挑戦する礎を作り、知識と人間性の幅を広げる活動の場ともなっています。
アカデミー生コメント
代居鈴香選手(高2:7期生)
スペインの食事はお昼がメインになります。朝はシリアルや食パン、フルーツを食べ、夜はスープとパンを軽く食べるという形です。日本とは異なるスタイルの中で常に自分のベストのプレーが出せるように、日頃日本で食べている量が、何がどの位に相当するかを計算して食事をとるようにしています。その場所ならではの食事の中で、工夫をして順応しなければなりません。環境が変わっても、自分をその環境に適応させベストなパフォーマンスを出せるようにすることが大切だと感じました。この経験を活かしてさらに成長できるように日々努力していきたいです。
遠藤純選手(高1:8期生)
この遠征では、試合開始時間が19時キックオフで、私たちは日本で経験したことがありません。今まで学んできた、キックオフに向けての補食の取り方やコンディション考えて、試合に臨んでいます。この遠征を通して、世界のサッカーを知り、プレーの質の追求をすることで、日本に帰ってからもJFAアカデミー福島が各カテゴリーや日本サッカー界をリードできるようなサッカーを目指していきたいです。
小野遥香選手(中3:9期生)
スペインの選手はフィジカルが強くスピードで勝負されることが多くありました。試合の中で、守備ではダウンの準備を早くしたり、前線により細かいコーチングをし、私たちの意とする場所にボールを誘い込むことが必要でした。今後はボール状況を見て予測し、的確なポジションを取ることができるようにしていきたいです。また反対に私たちが攻撃するときは、動きながらのテクニックを活かし相手プレッシャーの逆をつく攻撃ができました。しかし、疲れてくるとパスの精度が落ちてしまった時間帯もあったので、継続して質の高いプレーをできるようにしていきたいです。