2017年1回目の女子GKキャンプが帝人アカデミー富士でスタートしました。このキャンプは、将来のなでしこジャパンのゴールキーパー(GK)をを発掘・育成するプロジェクトで、前身の「スーパー少女プロジェクト」の活動を含めると今年で15年目を迎えます。
今回は中学生年代(U-14、U-13)、小学生年代(U-12、U-11)から合計25名の選手が全国から集まりました。初日となる2日(金)は小学生、中学生が一緒にウォーミングアップを始め、フィジカル測定、そして4対4+GKのゲームを行いました。
3日(土)からは中学生と小学生に分かれ、午前、午後とトレーニングを行っていきます。
コーチ・選手コメント
安齋和之 GKコーチ(ナショナルトレセンコーチ/FC BLOOM)
今回の女子GKキャンプでU-12の選手は初めての参加の選手もおり、緊張している様子も見られました。しかし、ウォーミングアップを進めていくうちに表情も和らぎ、和やかな雰囲気でトレーニングを進めることができました。U-14の選手は何度もキャンプを経験している選手がほとんどで、高い目標をもって臨んでいる様子がうかがえました。
フィジカル測定では、投げる、蹴るの左右差が大きいのが課題として見られました。この面は個人が意識して自チームで改善してほしいと思います。
ゲームはU-12とU-14で分かれて行いました。それぞれ積極的にプレーしたことでシュートの場面が増え、とても充実したゲームとなりました。
夕食のあと、ここ帝人アカデミー富士の施設で活動をしているアカデミー福島(女子)のスタッフの計らいで、アカデミーの選手と一緒に豆まきをしました。短い時間でしたが、交流を深めることができました。
夜のミーティングでは、自己紹介を行いました。自分の生活とサッカーの目標、そして今回のキャンプでの目標を話してもらいました。U-14の選手はこういった経験を積んでおり、ほとんどの選手が堂々と分かりやすく、簡潔に話していました。そういった姿をお手本にして、U-12の選手も落ち着いて発表することができました。
それぞれが今回のキャンプで積極的にトライしたい、自分の課題を克服し、チームで活躍したい、という目標をもってキャンプに臨んでいますので、実りあるキャンプにしていきたいと思います。
木崎あみ選手(Atletico Femina)
キャンプ初日はフィジカル測定とゲームを行いました。測定では、左足のキックがうまくできませんでした。左足で蹴る時に、どのくらいの助走をとればいいかなどを日頃の練習で見つけていきたいです。左足が使えるようになると、プレーの範囲が増えるので、増やしていきたいです。ゲームでは、普段あまりやらないフィールドもやり、フィールドの選手の気持ちを知ることができました。キーパーでは構えるタイミングが遅くなってシュートを決められてしまった時があったので、ボールが動くのと同時に細かくポジショニングを修正して、次のプレーに繋げていきたいと思います。残り2日間は、今日できなかったことを意識して、教えてもらったこともできるように頑張りたいと思います。
長峰怜愛選手(FCドルフィン大洋スポーツ少年団)
フィジカル測定では、普段全く気にしていない部分まで細かくチェックしたので、細いところまでこだわらないといけないと改めて感じました。ゲームでは、GKとフィールドの両方をし、フィールドの選手の目線は違っていたので、いろいろと指示をする時は気をつけなければいけないと思いました。また、しっかりと正確なコーチングをして、もっとフィールドでプレーしている選手を助けなければいけないと思いました。この三日間でたくさんのことを学び、他の選手のうまいプレーを盗んでいきたいです。また、学んだことをしっかりとチームに持ち帰り、継続していくようにしたいです。
田中美緒選手(大津茂サッカークラブ)
今日はフィジカル測定とゲームを行いました。測定では、キックや反復横跳び、握力、10メートル、40メートル走などを行いました。自分の力を出し切れたと思いますが、キックは左足が全く蹴れなかったので、もっと練習が必要だと感じました。その後のゲームでは、フィールドとGKの両方をしました。狭いコートで行い、どこからでもシュートを打たれそうだったので、GKの時はコーチに言われた「ボールに合わせてポジション修正すること」や「構える準備」を意識してできました。残りの2日間も、コーチに言われたことなどをしっかりと聞いて、吸収できるように頑張りたいです。
スケジュール
2月3日(金) | PM | トレーニング |
---|---|---|
2月4日(土) | AM/PM | トレーニング |
2月5日(日) | AM | トレーニング |