第38回皇后杯 12月17日に準々決勝を開催

第38回皇后杯全日本女子サッカー選手権大会の準々決勝が12月17日(土)、Pikaraスタジアム（香川県立丸亀球技場）とユアテックスタジアム仙台で開催されます。

今シーズン、ここまでなでしこリーグ1部となでしこリーグカップ1部の「2冠」に輝いている日テレ・ベレーザ（東京）は、ジェフユナイテッド千葉レディース（千葉）と戦います。両者はリーグカップ決勝で顔を合わせ、このときは日テレが籾木結花選手の2得点などで4-0の快勝を収めました。今大会、2回戦と3回戦で計20得点を挙げている日テレ攻撃陣が準々決勝でも力を発揮するか、それとも千葉が接戦に持ち込むか注目です。

2大会連続の決勝進出を目指すアルビレックス新潟レディース（新潟）は、難敵のAC長野パルセイロ・レディース（長野）と顔を合わせます。豊富な大会経験を誇る新潟Lですが、今年はAC長野と3度対戦し、いずれも敗戦を喫しています。なでしこリーグカップではなでしこジャパン（日本女子代表）のFWでもある横山久美選手にハットトリックを許しました。その横山選手は3回戦で日体大FIELDS横浜（なでしこ2部／神奈川）から決勝点を奪って存在感を発揮。新潟Lは相手のエースを封じた上でゴールを狙うことが必要になります。

なでしこリーグ2部勢として唯一、ベスト8に残ったノジマステラ神奈川相模原（神奈川）はベガルタ仙台レディース（宮城）のホームに乗り込みます。ノジマは、3回戦でなでしこ1部の岡山湯郷Belle（岡山）を3-1で破り、クラブ初の準々決勝に進出。来年のなでしこリーグ1部昇格も決定し、勢いに乗っています。一方のベガルタは、ここ2大会で準決勝に進んでいる実力派です。最終ラインの北原佳奈選手や中盤の川村優理選手、前線の有町紗央里選手と、チームのセンターラインにはなでしこジャパンの経験者が並び、安定感をもたらします。ここまでの2試合で12得点を挙げている攻撃陣がノジマ戦で決定力を発揮するかという点も見どころです。

過去10大会で3度ファイナリストとなっている浦和レッズレディース（埼玉）は、昨年の優勝チームであるINAC神戸レオネッサ（兵庫）に挑みます。浦和は2回戦以降の2試合で8得点無失点と好調。チームの中心を担う猶本光選手と後藤三知選手も、2試合続けてゴールを挙げる活躍を披露しています。対するI神戸は大商学園（大阪）との大会初戦こそ1-0と僅差での勝利でしたが、続くFC吉備国際大学Charme（岡山）戦は3得点を奪って完封勝利。大会の経過とともにプレーの質を高めてきています。本大会で多くの実績を誇る
両者の一戦は要注目です。

3回戦からおよそひと月のブレイクを経て、女子サッカーチーム日本一を目指す戦いが再び始まります。12月25日(日)に開催される決勝に進むのはどのチームでしょうか。

皇后杯準々決勝(12/17開催)

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第38回皇后杯全日本女子サッカー選手権大会

2016年10月22日(土)～2016年12月25日(日)
準々決勝：12月17日(土)　ユアテックスタジアム仙台・Pikaraスタジアム（香川県立丸亀競技場）
準決勝：12月23日(金・祝)　味の素フィールド西が丘
決勝：12月25日(日)　フクダ電子アリーナ

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