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なでしこジャパン、オランダを相手に1-3で敗れる

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国際親善試合 オランダ女子代表 対 なでしこジャパン(日本女子代表)
2015年11月29日(日)キックオフ 16:30(現地時間) 試合時間90分(45分ハーフ)
Stadium FC Volemdam (オランダ/フォーレンダム) 

オランダ女子代表 3-1(前半2-0、後半1-1) 日本代表

得点
4分 失点(オランダ女子代表)
22分 失点(オランダ女子代表)
49分 阪口夢穂(なでしこジャパン)
77分 失点(オランダ女子代表)

スターティングメンバー
GK:山根恵里奈
DF:有吉佐織、長船加奈、熊谷紗希、鮫島彩
MF:中島依美、阪口夢穂、宇津木瑠美、宮間あや
FW:大儀見優季、有町紗央里

サブメンバー
GK:山下杏也加
DF:坂井優紀、村松智子
MF:川村優理、杉田亜未、増矢理花
FW:菅澤優衣香、横山久美、田中美南

交代
HT 中島依美→ 増矢理花
HT 有町紗央里→ 菅澤優衣香
62分 鮫島彩→ 杉田亜未
62分 長船加奈→ 川村優理
71分 山根恵里奈→ 山下杏也加
75分 宇津木瑠美→ 横山久美

マッチレポート

オリンピックアジア最終予選に向けた強化の一環となったオランダ戦。観客5,912名が見守るなか、なでしこジャパン(日本女子代表)はGKに山根、ディフェンスラインは右から有吉、長船、熊谷、鮫島、中盤は阪口と宇津木、右サイドハーフに中島、左に宮間を配置するとFWは大儀見と有町の各選手を揃えて試合をスタートします。開始早々の4分、中盤でのパスミスを奪われ、ディフェンスの間にボールを入れられると、これを相手が確実に合わせて決め、先制を許します。強風と向かい風のなか懸命にボールを追う日本は14分、有町選手が落としたボールを宮間選手が前線へ入れ、大儀見選手がシュートを放ちます。17分にもセットプレーからのこぼれ球に反応した大儀見選手がシュート。これはわずかに左にそれます。チャンスを作り出すも決めきれないなか、22分、ディフェンスラインのトラップミスを見逃さなかったオランダがボールを奪い、そのままシュート、得点を重ねます。なんとか1点を返したい日本はその後もボールを支配して攻撃を続けますが、スコアは変わらず0-2で前半を折り返します。

後半、佐々木監督は予定通り交代枠を切り、右サイドハーフに増矢選手、FWに菅澤選手を送り込みます。すると49分、前線に長いパスが入り、落としたボールに阪口選手がミドルシュートで合わせ、1点を返します。「流れを見ながら様々なバリエーションを試したい」と佐々木監督が語っていた通り、62分には杉田選手が右サイドハーフに入って川村選手がボランチへ、また75分には横山選手がピッチへ入ります。流れを引き寄せたい日本でしたが、78分、相手選手をエリア内で倒してしまい、PKを与えてしまいます。確実に決めたオランダが3点目を決め、試合はこのまま終了。日本は1-3の敗戦で今年を締めくくりました。

監督・選手コメント

佐々木則夫監督
ボール保持、守備の連携といった面で出来ていた部分はありましたが、決定機でゴールを奪えなかったことが反省点です。逆に、オランダは我々の決定的なミスをしっかりと得点につなげてきました。オリンピック最終予選ではこういうミスは許されないですし、安定した戦い方をしなければいけません。今日対戦したオランダが、守って守ってのカウンターで機能したように、アジアの戦いでもボールを奪われてカウンターを受け、負けにつながることは十分にありえます。オランダには、いい勉強をさせてもらったと思います。選手選考の面では、一人一人の良さやおぼつかないところも確認でき、次につながる遠征となりました。

MF #8 宮間あや選手(岡山湯郷Belle)
チームとしての甘さが、結果の差に出た試合でした。チャンスは数多くあったと思うので、失点は失点だったとしても、チャンスを決めていればまた違った結果になったと思います。ただそんな中でも、ただ試合をするのではなくて、意識を持ってやれたとは思います。

MF #13 宇津木瑠美選手(モンペリエHSC/フランス)
新たな選手や若い選手も入ってきたなかで、結果はもちろんのこと、内容や個々の選手がどういうプレーを見せられるのかというのがテーマとなった試合でした。海外での試合だと、ミスだと思わないことでも失点につながることがあります。背の高い相手や天候を含めた厳しいコンディションのなかでもやらなくてはいけないですし、出来ることと出来ないことが明確になったという意味で、チームとしてポジティブに捉えていきたいと思います。

DF #4 熊谷紗希選手(オリンピック・リヨン/フランス)
ディフェンスとして、3点を相手に与えてしまえば勝つことが難しくなることはわかっていますし、結果にこだわらなくてはいけないと思います。チャンスを作りながらも決めきれなかった部分は、チームとして質を上げていきたいです。どの選手が選ばれたとしても、オリンピックの出場権を獲得することが現在の第一の目標です。そのためにやらなくてはいけないことがたくさんあります。今回、新しい選手とコミュニケーションを多くとるなかで試合や実戦を重ねることができて、貴重な遠征になりました。

FW #19 増矢理花選手(INAC神戸レオネッサ)
出来たところもありますが、ミスも多かったですし、相手との間合いがいつもと違うなかで、自分自身が待ってしまった部分もありました。もっともっと仕掛けたかったです。

スケジュール

11月24日(火)AM/PMトレーニング
11月25日(水)PMトレーニング
11月26日(木)PMトレーニング ※完全非公開
11月27日(金)AM/PMトレーニング
11月28日(土)AMトレーニング
11月29日(日)1-3国際親善試合
vs オランダ女子代表(Stadium FC Volendam)

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