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U-20日本女子代表、準決勝・ブラジル戦へ向けサンホセで調整 #jfa #nadeshiko #daihyo

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FIFA U-20女子ワールドカップコスタリカ2022の準決勝・ブラジル戦を8月25日(木)に控え、U-20日本女子代表はコスタリカの首都サンホセでトレーニングを積んでいます。

劇的な勝利を収めた準々決勝・フランス戦から中3日で迎えるブラジルとの一戦に向け、22日(月)はリカバリー中心のトレーニングを行いました。ピッチ半面に様々なブースが設けられ、選手たちはジョギングをしながらそれぞれのミッションをクリアしていきます。ボールを投げてバーに当てたり、リフティングでポールの間をドリブルしたり、障害物を避けながらミニゴールにボールを蹴り込んだりと、シンプルながら器用さの求められるアトラクションに選手は笑顔を見せながらチャレンジし、軽く汗を流しました。

23日(火)はステップワークからボールを使った基礎的な技術トレーニング、ビルドアップの練習などに取り組み、選手個々のコンディションを見ながら負荷をコントロールしました。最後までトレーニングを行った選手たちは、ゴール前での対人のトレーニングなど強度の高いメニューをこなし、短い時間の中でも積み上げを図りました。

試合前日の24日(水)は今大会日本チームとして初めてプレーする会場、Estadio Nacionalで公式練習を行いました。グループステージから準々決勝を戦ったMorera Sotoとは異なり、陸上競技場であるスタジアムの雰囲気を感じながら、試合を戦うピッチで60分のトレーニングを実施。ブラジル戦に向けチームの戦い方を確認しました。練習後は池田太監督と長江伊吹選手が公式会見に臨み、ブラジルのJonas Urias監督、Bruna Santos選手と共に登壇。これまでの試合で声援を送ってくれた多くの現地サポーターに対し「応援してくれている声が自分たちの力になっている」と語り、その声援がチームの雰囲気づくりにいい影響を与えてくれていると話しました。またキャプテンを務める長江選手はブラジルの印象について問われ「サッカー王国らしい独特な技術があり、その上で組織的な守備をするチーム」と表現し、そのうえで「自分たちは日本らしいコンビネーション、最後まで走り切るプレーで戦いたい」と決意を語りました。

準々決勝でコロンビアを相手に1対0で勝利したブラジルは、グループステージから無失点で準決勝まで勝ち上がる完成度の高さを見せるチームです。また準々決勝がPK戦までもつれ込んだ日本より1日多い中4日で準決勝を戦うため、十分な休息が取れている状況で日本との一戦を迎えます。コンディショニングに留意しながらも頭はクリアに切り替えブラジル戦に臨む日本は、2大会連続の決勝進出を目指しチームの総力を挙げてサッカー王国との一戦に向かいます。試合は25日(木)20:00キックオフ(日本時間26日11:00)、J SPORTSで生放送の予定です。

監督・選手コメント

池田太 監督
フランス戦は敗れてしまうとそこで帰国という試合でしたが、勝てたことで最後まで我々は大会を戦えます。最大の6試合で経験を積めることに選手も充実を感じていますし、ファイナルへ向かう強い意志もあります。そういったことも含めて、先日は色々な意味で大きな試合でした。内容としては後半に相手陣へ長いボールを入れることが多くなってしまい、前半のように相手を動かすようなボールの動かし、安定したビルドアップ、相手を揺さぶるプレーなど、ゴールに向かいながらもボールを握っている状態をバランスよく取れれば安定した時間にできたかなと思います。少しバタバタしてしまったことが反省です。
ブラジルは今大会の中でもバランスが取れたチームで、それぞれのポジションに特長のある選手がいます。攻撃と守備で特徴がはっきりしている分、我々はそこにチャレンジしてポジションのズレ、かみ合わせのズレを見つけながら、ピッチ上で選手がどこにスペースがあるかを見つけられるようにしていきたいです。
(相手は中4日での試合だが)我々はフランス戦も中3日で戦い生活のリズムは変わりませんし、ブラジルの方が中1日多いという差は比べても仕方がないので、我々がどれだけ準備ができるかということにフォーカスしています。(相手はこれまで無失点だが)こちらの得点が相手に与える動揺もあると思いますし、そういうところを突いていきたいです。

DF #3 長江伊吹選手(AC長野パルセイロ・レディース)
このチームで準決勝までたどり着けたことを誇りに思います。日本らしさを発揮して次の試合も勝ちたいです。ブラジルはサッカー王国らしい独特な技術がありながら、組織的な守備をするチームだと思っています。それに対して日本らしいコンビネーションや最後まで走り切るプレーで明日は戦いたいです。
自分は特に緊張するタイプですし、ロッカールームでみんなの顔を見ると、緊張している選手とそうでない選手が色々といる中で、いつも試合前に監督が熱い言葉を言ってくれます。それを聞くと試合に入っていけますし、戦わなければという気持ちになります。監督にはいつも助けられています。

DF #4 石川璃音選手(三菱重工浦和レッズレディース)
フランス戦は負けたら終わりという試合でしたが、何も持たずに帰ることはできないと思っていました。90分で決着をつけられればよかったですが、みんなで戦って勝てて良かったです。自分たちが長いボールを蹴るサッカーになってしまって失うことが後半は増えて、マークが決まりきらない状況でカウンターになってしまうことがありました。気持ちの焦りがあったと思いますが、その中でも準備は大事だなと感じました。逆転された時はちょっとまずいなと思いましたが、ピッチの中では声を掛け合っていましたし、歓声もジャパンコールだったので、会場の勢いはフランスよりあったと思います。
日本の国旗を持ってくれる方も多いですし、試合前に挨拶をする時も全員が声援を送ってくれています。試合中も日本を応援してくれている方を中心にジャパンコールをかけてくれるのですごく嬉しいです。こんな経験はないと思いますし、決勝まで行ったらもっと多くの人に日本のサッカーを見てもらえます。次の試合も歓声を味方につけて決勝に行きたいです。

FW #9 山本柚月選手(日テレ・東京ヴェルディベレーザ)
先制点を取って試合を進められれば理想ですが、グループステージを突破したあとの最初の試合でビハインドになる状況からでも勝ちきれたことは自分たちとしていい経験になりましたし、自信にもなりました。
日本でのトレーニングキャンプで男子高校生を相手に点が取れなかったり、クロスから簡単にやられてしまったりというシーンがありましたが、得点に関しても合ってきている感覚がありますし、ディフェンス面でもゴール前の粘りが出てきてすごく助かっています。攻守ともに一段パワーアップしているなという感覚があります。
自分はここまでチャンスをあまり作れていないですし、フランス戦は足を振るタイミングを逃してしまいカウンターを受けてしまったので、自分でシュートまで持っていく力だったり、思い切り足を振ることは足りないと思っています。あと2試合ですが、点を取る部分でもっとゴールを意識して結果を残していきたいですし、大事な場面で点を取るのがFWとしての仕事だと思うので、結果を残したいです。

FW #10 藤野あおば選手(日テレ・東京ヴェルディベレーザ)
毎試合自分が得点して勝利に貢献したいという思いで試合に入っていますが、決定機を無駄にしてしまうところもありましたし、得点にはもっとこだわっていきたいと思います。グループステージの3試合に出場した中で、ゴールを意識して、自分のゴールで勝ちたいという思いはずっとありましが、なかなか決められませんでした。この前のフランス戦で、PKでしたが自分が得点できたことで、初めて少しチームに貢献できたかなと思いました。ガーナ戦で左足を振り抜いたシーンなど、感覚として入ったんじゃないかと思っても手が伸びたり、世界では止めてくるレベルの高いGKがいると感じています。迷いなく振り抜くことが大事だと思っているので、そうしてネットを揺らせられればと思います。
ブラジルは1対1でフィジカル的にも強い選手が揃っているので、自分で仕掛ける場面は自信を持って仕掛けていきながらも、みんなで崩して全員で向かっていきたいです。

FIFA U-20女子ワールドカップコスタリカ2022

大会期間:2022年8月10日(水)~8月28日(日)
グループステージ
第1戦 8月11日(木) 14:00[現地時間] vs U-20オランダ女子代表
第2戦 8月14日(日) 11:00[現地時間] vs U-20ガーナ女子代表
第3戦 8月17日(水) 17:00[現地時間] vs U-20アメリカ女子代表
ノックアウトステージ
準々決勝 8月21日(日) 20:00[現地時間] vs U-20フランス女子代表
準決勝 8月25日(木) 20:00[現地時間] vs U-20ブラジル女子代表

大会情報はこちら


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