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【Match Report】U-20日本女子代表、アメリカに快勝しノックアウトステージ進出を決める #jfa #nadeshiko #daihyo

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U-20日本女子代表は8月17日(水)、FIFA U-20女子ワールドカップコスタリカ2022のグループステージ第3戦でアメリカと対戦しました。

池田太監督は第2戦の先発メンバーから5人を交代。GK大場朱羽選手が初出場、MF岩﨑心南選手が初先発となりました。

自力でノックアウトステージに進出するためには2点差以上の勝利が必要なアメリカに対し、引き分け以上でグループステージ突破が決まる日本は連動した守備で落ち着いた入りを見せます。

前半7分に自陣でのボールロストからアリ・セントナー選手にシュートまで持ち込まれますが、大場選手が弾き出し対応。このピンチを凌ぐと、その後はしっかりとボールを動かしながら主導権を握ります。攻撃ではFW山本柚月選手が起点になり、右サイドからチャンスを創出。最初の決定機は前半14分に訪れます。

右サイドのスペースでボールを受けた山本選手のアーリークロスに、ファーサイドから松窪真心選手が飛び込みます。フィニッシュはわずかに合いませんでしたが、スピード感あふれる攻撃に会場から大きな拍手が送られました。日本はその後も攻撃の手を緩めず、中盤の岩﨑選手や大山愛笑選手も積極的な攻撃参加からミドルシュートを放ちますが、なかなか枠を捉えることができません。

対するアメリカはクロスやロングボールから日本のゴールを狙いますが、同国のイーストテネシー州立大学でプレーしている大場選手が安定したクロス対応を見せました。

一進一退の攻防が続く中、歓喜の瞬間は55分に訪れました。相手陣内中央で山本選手がボールを奪い、中央を駆け上がった松窪選手にパス。松窪選手は2人に囲まれながらも冷静に切り返して左足を振り抜き、待望の先制点が生まれました。

その後、日本はアメリカの反撃に守備陣を中心に粘り強く対応しつつ追加点を狙います。67分、ショートコーナーから藤野あおば選手がクロスを送ると、ファーサイドの小山史乃観選手が絶妙のファーストタッチから左足を一閃。強烈なシュートが逆サイドネットに突き刺さりリードを2点に広げました。

その後、70分に左サイドを突破され、クロスからアメリカのシモーヌ・ジャクソン選手に決められ再び1点差に。しかし、84分には中央から崩し、長江伊吹選手のパスを田畑晴菜選手が頭で押し込んで3−1。試合終了間際には交代でピッチに立った島田芽依選手がバー直撃のシュートを放つなど最後まで攻め抜いた日本が勝利しました。

3連勝でノックアウトステージ進出を決めた日本は、中3日で8月21日(日)に行われる準々決勝でフランスと対戦します。

監督・選手コメント

池田太 監督
タフなゲームになることはわかっていました。2勝してもまだノックアウトステージ進出が決まっていないという独特の緊張感の中、相手は強豪アメリカという状況でしっかり準備してきたことをトライして選手たちが頑張ってくれました。アメリカは長いボールを蹴れる選手が後ろにいたので、前半はコンパクトにして守る狙いがありましたが、後半は蹴らせないように前からアグレッシブに守備にいこうと共有してリズムを持っていかれないようにしました。先制点を取れたことが大きかったですし、複数得点できたことは自信になります。パスがミスになる場面もあったので、いい準備をして自信を持ってボールを受けられるように修正していきたいと思います。ノックアウトステージに向けて、3日間しっかりとコンディションを整えて準備していきます。

GK #18 大場朱羽選手(イーストテネシー州立大)
自分にとっては今大会初めての試合で、会場にもたくさんの方が来ていたので最初は少し緊張しました。ただ、アメリカと戦えるということで強い気持ちで入れましたし、アメリカの大学で1年間プレーしてきた成果を出せたのではないかなと思います。クロスに対しては味方がコースを限定してくれていたので、予測してうまく対応できました。前半0-0で折り返すことができた中で、最初の1点を先に決めたことで流れを掴めたと思います。ビルドアップは、もう少し前の方を見られたらもっと良かったですし、今から練習を積んで精度を上げていきたいと思います。ここからは一発勝負で相手もさらに強くなると思いますが、大きい舞台で戦えるのがとても楽しみです。

DF #12 田畑晴菜選手(セレッソ大阪堺レディース)
アメリカは強いイメージがあるので、勝ってグループステージを突破できたことはすごく自信になりました。コーナーでチャンスがあったら決めたいと思って狙っていました。ゴールシーンは、(長江)伊吹さんがちょんと触っていいパスをくれたので、合わせることができて良かったです。ロングボールの対応は危ない場面が何回かあったので、コミュニケーションはもう少し詰めていかないともっと強い相手には失点してしまうと感じました。ノックアウトステージではさらに相手が強くなると思いますが、ビルドアップで1枚はがしたり運んで進入していくところは積極的にチャレンジしたいと思います。

DF #16 小山史乃観選手(セレッソ大阪堺レディース)
強豪が集まるグループで1位通過できたことは自信に繋がりました。ただ、個人的には相手の7番の(アリッサ・トンプソン)選手を止められなかったことがすごく悔しいです。1人で止めるのは無理だなとわかった時に、味方と連係して守れれば失点は防げたと思います。ゴールはイメージ通りでした。所属チームではFWでプレーをしていて、セットプレーから同じようなシュート練習を重ねていたので、トラップが決まった時点で入るなという感覚がありました。課題もたくさん見つかりましたが、次の試合に向けてしっかり修正したいと思います。サッカーを楽しむことが大事だと思いますし、コンディションを整えてまた次も勝ちたいと思います。

MF #14 松窪真心選手(JFAアカデミー福島)
ゴールの場面では(山本)柚月さんからいいボールが来て、最初はそのまま右足で打とうと思ったのですが、相手が勢いよく追いついてきたので、かわして左隅に流し込むイメージでした。切り返しがうまくいきませんでしたが、こんなチャンスはないと思って思い切り打ったら、いい感じにコースが空いて決まり嬉しかったです。アメリカは背後が空くという情報があったので自分のアジリティを活かして背後を積極的に狙っていたのですが、前半は守備に追われる時間も長くあまりボールを受けられなかったことが課題です。この大会でゴールを決められたことは自信になりましたが、チャンスは多くあるのでしっかり決め切れるようになりたいです。次の試合に向けてまずはしっかり休んで、最高の準備をして挑みたいです。

FIFA U-20女子ワールドカップコスタリカ2022

大会期間:2022年8月10日(水)~8月28日(日)
グループステージ
第1戦 8月11日(木) 14:00[現地時間] vs U-20オランダ女子代表
第2戦 8月14日(日) 11:00[現地時間] vs U-20ガーナ女子代表
第3戦 8月17日(水) 17:00[現地時間] vs U-20アメリカ女子代表

大会情報はこちら


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