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2022 JFA ガールズ・エイト U-12(北信越)トレセンプログラムを開催 #jfa #nadeshiko

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6月25日(土)、26日(日)の両日、和倉温泉多目的グラウンドにおいて、「JFA ガールズ・エイト U-12(地域)トレセンプログラム」が開催されました。この事業は昨年まで「JFA地域ガールズ・エイト(U-12)サッカー大会」として実施していたもので、このガールズ・エイトの場が、将来日本代表を目指す女子選手の育成の機会となるよう、2022年度より育成(トレセン)事業に移行となりました。今回の北信越会場が、移行後初めての開催となりました。

当日は晴天に恵まれ、強い日差しのなかではありましたが、新潟県、長野県、富山県、福井県、石川県の参加選手88名は交流戦、JFAコーチ指導によるトレーニングに元気に取り組みました。レクチャーの時間も設け、プレーについて、水分補給、栄養、相手をリスペクトすることの大切さなど、これからサッカーをしていくなかで必要となる情報に耳を傾けました。また今回、交流戦の審判は各チームからの帯同審判制とし、5名の帯同審判が選手たちの熱い試合をリードしてました。試合の合間には審判インストラクターのもとミーティングやトレーニングの時間を設け、審判の基礎知識について学ぶ機会となりました。

ガールズ・エイト U-12(地域)トレセンプログラムは、このあと9月に北海道、2023年1月から3月に各地域で開催を予定しています。

JFAコーチコメント

清瀬一剛 JFAコーチチーフコーチ
リニューアルとなったガールズ・エイトは、トレセンプログラムに移行となり、M-T-M(試合―練習―試合)を意識した中で、選手と指導者、そして審判員が成長する機会となるようスタートを切りました。選手は、他県との交流で選手自身の現在地を知り、成果と課題を感じ、トレーニングとゲームを通じて、確実に成長する姿が見られました。指導者については、日常のトレセン活動が成果に表れたチームや、ゲームで感じた課題をゲーム後の振り返りトレーニングでさらに選手に意識づけを行っていた様子が印象的で、選手たちは指導者の働きかけに対して自発的に取り組んでいました。今回参加したどのチームも、選手はポジティブに明るくプログラムに取り組み、対抗戦ではベンチから選手を褒めたり鼓舞する声がありました。指導者も選手に対して、失敗をしても自発的な行動を認めてポジティブにトライすることを褒めていました。対戦相手によっては、上手くいかないプレーが多くなってしまうこともありましたが、それでも最後まで諦めず全力でプレーする姿が見られました。
今回、多くの北信越関係者の方が視察に来てくださり、様々な角度からご意見を持っていただくことができました。そして何より、開催にあたり準備から当日の運営まで多大なご協力をいただきました北信越の関係者の皆さまに、心より感謝しています。ガールズ・エイトは、この後、全国各地域で開催を予定しています。それぞれの地域で、選手・指導者・審判がともに向上できる機会となるよう取り組んでまいります。

参加チーム指導者コメント

小松美幸さん(長野県選抜)
2日で4試合と暑い中での試合でしたが、選手たちは予想以上に力を発揮してくれたと思います。真剣に戦うからこそのサッカーの楽しさを選手たちが見せてくれました。普段は違うチームでも、仲間となれば心強いのでしょう。1戦ごとにチームワークもよくなりました。1試合を終えたあとの振り返りから、JFAコーチによるトレーニングを実施していただきました。その後の試合でそのトレーニングの成果が出ました。チーム全員で喜んだ瞬間が今でも脳裏に焼き付いています。指導も勉強になりましたし、スタッフにも良い機会をいただけて感謝しています。この選手たちが、今後もサッカーをより一層楽しみながら成長してくれることを心から願っています。コロナ禍の中実施していただき、ご尽力いただきました皆様に感謝しています。

参加選手コメント

海老名祈さん(新潟県選抜)
北信越の女の子達と一緒に試合ができて、とても良かったです。1つ目の良かったことは普段は一緒にやっていない子ともみんなで協力できたことです。2つ目はゴールへの意識を高めて点をたくさん取れたことです。3つ目は戦ったことのない相手だったけど、積極的にプレーできたことです。
逆に悪かったことは4つあります。1つ目はチャンスを逃したことです。チャンスを逃さないように冷静になって判断したいです。2つ目は狭いところに行ってしまったことです。狭いところに行かないようにするには早く周りを観て判断したいです。3つ目はパスをするとき、出し手と受け手が合わず、パスが通らなかったことです。パスを上手くするには声をかけてからパスをしたいです。4つ目は全体的に声が出てなかったことです。声を出せるようにするには『褒める声』『アドバイスの声』など声を出す内容を決めるようにしたいです。この2日間を通して学んだことを生かしてチームで共有していきたいです。

山崎一嬉さん(福井県選抜)
私は、初めての県選抜メンバーで参加する遠征に、コミュニケーションをとっていいチームプレーをするを目標にしていました。試合前のアップのときから、みんなと仲良くなれてチームの雰囲気も良かったと思います。でも、楽しい気持ちから切り替えができていないまま1試合目が始まり、中途半端なプレーで大量失点してしまいました。2日目もトレーニングのときに、楽しい気持ちのままでいて、コーチに注意されてしまいました。楽しむのも大切だけど、気持ちを切り替えられるチームになっていきたいと思いました。この2日間を通して、水分補給の間隔の大切さも学びました。1日目はそのことをあまり考えないままコートに入りました。午後にJFAコーチのもとでトレーニングをしたとき、喉が渇き水をたくさん飲みました。お腹はちゃぽんちゃぽんなのに給水の度にたくさん飲み、辛くなってしまいました。そのとき、聞いた話のことを思い出してちょっと後悔しました。2日目は、1日目の事を頭に入れて間隔よく飲みました。お腹も痛くならず調子が良いまま終えることができました。水の飲み方は大事だなと思いました。

審判インストラクターコメント

石川正樹さん(北信越審判委員会女子部長)
審判員は、中学2年生からお母さん世代、資格も4級初心者から経験豊富な2級までの女性5名が集まりました。初日の試合から課題を整理し、翌日の試合開始までの30分間、プレーが審判に向かってきたときの動き方について実践的なトレーニングを行ったところ、最初は戸惑いも見られましたが、トレーニングを重ねるにつれてタイミング良く動けるようになり、特にU-18の審判員は、実際の試合で素晴らしい動きを披露してくれました。短い時間のトレーニングでしたが、彼女たちが素直に受け入れてくれたことが成長につながったと同時に、我々の指導方法や手法によって彼女たちの審判法も左右されると改めて気付かされ、審判員のみならず、私にとっても学びとなる機会になりました。

帯同審判コメント

坂田美羽さん(帯同審判員/福井県)
審判をあまりしたことがなくて不安でしたが、スタッフや同じ審判の方たちに教えてもらいながらルールについても理解を深めることができました。審判をしていて楽しいなと思ったし、ハプニングもあったけどそれも含めて良い経験をすることができたので良かったです。まだ分からないこともたくさんあるので、そこはまた調べて理解していこうと思います。また審判をする機会があったら、この2日間の経験を生かして頑張りたいです。また、3級審判の資格にも興味を持つことができました。これからも審判活動にかかわっていきたいです。


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