U-15年代の女子クラブチーム日本一を決する第21回全日本女子ユース(U-15)サッカー選手権大会が7月23日(土)に開幕します。本大会は、中学生・小学生年代の登録選手を対象とした単独チームの大会として実施し、全国の32チームが出場します。決勝は30日(土)に行われます。
昨年の第20回大会にも全国の精鋭がJ-GREEN堺(大阪府)に集い、ノックアウト方式で順位を決しました。
準決勝に勝ち進んだのはJFAアカデミー福島(東海1/静岡)、十文字中学校(関東4/東京)、セレッソ大阪堺ガールズ(関西2/大阪)、アルビレックス新潟レディースU-15(北信越2/新潟)の4チームです。
準決勝第1試合はアカデミー福島が遠藤純選手の2得点などで十文字に3-0で勝利。続く第2試合は、善積わらい選手による1点を守り切ったC大阪堺が1-0で新潟に勝利し、決勝へと駒を進めました。
大会最終日には、決勝に先立って十文字と新潟が3位決定戦に臨みました。試合は1-1のまま決着がつかず、PK戦に突入。5人のキッカー全員が成功させた新潟が5-4で十文字を退け、3位の座をつかみ取りました。
JFAアカデミー福島とC大阪堺による決勝は、日本一決定戦にふさわしい拮抗した展開となります。試合序盤は遠藤純選手や富岡千宙選手を中心に攻勢に出たJFAアカデミー福島がペースを握りますが、C大阪堺もGK山下莉奈選手の好守でゴールを割らせません。
0-0で迎えた後半、C大阪堺は中村萌愛選手のパスに反応した宮本春花選手がそのままドリブルで持ち込んでシュート。これがゴールネットに突き刺さり、C大阪堺が貴重な先制点をマークします。
1点を追うJFAアカデミー福島もここから反撃を開始。遠藤選手、十川ゆき選手がC大阪堺ゴールに迫りますが、シュートがクロスバーに嫌われるなど追いつくことができません。時間の経過とともに相手陣内でのプレー機会が増えていきますが、C大阪堺も走力を維持してJFAアカデミー福島の攻撃に応対。劣勢をしのいで1-0の勝利を手にするとともに、本大会初優勝を飾りました。
今週末に開幕する第21回大会で、C大阪堺はNJSS(九州3/長崎)と1回戦で対戦。前回大会の準優勝チーム、JFAアカデミー福島は、同4位の十文字と顔を合わせます。こちらにもぜひご注目ください。
第21回全日本女子ユース(U-15)サッカー選手権大会
2016年7月23日(土)~2016年7月30日(土)
J-GREEN 堺(大阪府堺市)
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