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U-19日本女子代表候補、トレーニングマッチで男子高校生を相手に2-0で勝利 #jfa #nadeshiko #daihyo

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U-19日本女子代表候補チームは、今年の5月のチームの立ち上げから4回目のトレーニングキャンプを11月15日(月)よりJヴィレッジで行っています。集合日には選手とスタッフ全員がSmartAmp法検査で全員の新型コロナウィルス陰性を確認し、Jヴィレッジに移動しました。チームはJヴィレッジに移動後、選手のコンディションに合わせて、練習組とリカバリー組でグループ分けをしてトレーニングを実施しました。夜のミーティングでは、池田太監督がこれまでの3回のトレーニングキャンプで積み重ねてきたことを確認し、さらに出場が決定したFIFA U-20女子ワールドカップコスタリカ2022の優勝という目標を全員で共有しました。

翌16日(火)は午前と午後の二部練習。17日(水)の午前中はクロスの確認を行い、選手各自が自身の課題を練習する時間とし、午後のトレーニングマッチに備えました。また、ミーティングでは、これまで実施したトレーニングマッチの良い点や課題点を共有しました。トレーニングマッチでは、東日本国際大学附属昌平高校(男子)と対戦。東日本国際大学附属昌平高校は、今年5月のトレーニングキャンプでも対戦しており、練習試合は25分×4セットで行われました。

1セット目の立ち上がりは、前線からアグレッシブにボールを奪うことをチーム全員が意識。相手自陣からボールを奪い、惜しいシュートも見受けられました。ボールの保持時間は長かったものの、得点には至らず、0-0でタイムアップ。2セット目も同じく、惜しいシュートシーンが多く見られましたが、0-0で折り返しました。3セット目では待望のゴールが生まれました。22分に丹野凜々香選手のミドルシュートが得点につながり、日本が先制します。そして迎えた4セット目、土方麻椰選手がドリブルで相手ゴールキーパーと1対1となり、ペナルティエリアで相手のファウルを受けます。土方選手自らが冷静にPKを決め、2-0で日本が勝利しました。

この試合では、男子高校生を相手に今回のトレーニングキャンプでテーマとしていたゴール前の粘り強い守備や相手選手マークの受け渡し、クロスの対応等の成果が多く見られました。一方で、ボールを受ける前の準備スピードの改善、シュートを決めきることなど、新たな課題も浮かび上がってきました。

チームは11月18日(木)に最後のトレーニングを行い、4日間のトレーニングキャンプを終えます。

監督・選手コメント

池田太 U-19日本女子代表監督
この短いキャンプでは、守備のところで粘り強さやクロスの対応を手堅くできるようにトレーニングを重ねてきました。いいシーンもありましたし、結果的に(今日の試合では)失点もゼロで抑えられたので、ゴール前の守り方が練習のポイントでした。球際のところは、ひとつひとつの戦いにおいて、個々人で負けないで戦っていく、ということをトライしていますし、トレーニングの中でもウォーミングアップからステップワークをしている積み重ねもあり、選手たちはピッチでそれを表してくれていました。
チームコンセプトの「奪う」という点では、「ゴールを奪う」を強調していますが、あまりにも急ぎすぎている場面もまだありますし、ゲームをコントロールするところと縦で勝負するところのメリハリは次に繋がってくる課題かと思います。ただゴールに向かうプレーはファーストチョイスとしてしっかりやってくれていたと思いますし、次からはその質を高めていきたいと考えています。

山本柚月選手(日テレ・東京ヴェルディベレーザ)
コロナ禍で10月、11月と継続的にキャンプを行うことができて、感謝の気持ちでいっぱいです。今回のキャンプでは守備を中心に積み上げてきて、試合では無失点で抑えることができました。しかし、ゴール前の崩しや点を決め切るといった攻撃の課題がでました。アジアの大会が中止になったので、一回一回のキャンプや日々の練習を大事に取り組んでいき、個人としてもっと成長していきたいです。

小山史乃観選手(セレッソ大阪堺レディース)
今回で2回目の代表候補合宿でしたが、前回よりも自分の良さが出せるようになっているなと感じています。今回は、前回の合宿ででた守備の部分での課題を中心にトレーニングしましたが、今回の試合ではその守備の部分でチームとして積み上げてきたことが発揮できたことは良かったと思います。攻撃の部分では個人として自分達のコンセプトを体現できているプレーもありましたが、自分の特徴であるアグレッシブに攻撃に関わっていく部分などは課題が残る試合になりました。短い期間でしたが、いろんなことを考え、チャレンジできた4日間でした。この基準をチームに戻っても継続して日々成長できるように頑張ります。

福田史織選手(三菱重工浦和レッズレディース)
今回のキャンプはワールドカップ出場が決まってから最初の活動だったので、ワールドカップの目標やチームコンセプトの確認、前回の活動で出た課題を中心にトレーニングを行いました。今までのトレーニングマッチでは、相手のクロスに対して中のマークがズレてしまい、失点やピンチになることがあったので、守備の立ち位置、マークの確認をみんなで声をかけて練習に取り組みました。今回のトレーニングマッチでも相手にクロスを上げられるシーンはありましたが、ディフェンスラインの選手の体を張ったブロックや、中盤前線の選手がスペースを埋めてみんなで守り、この試合を無失点に抑えて勝つことができたのは、今回のキャンプで得られた成果だと思います。
コロナ禍でこうして素晴らしい環境でサッカーできることに感謝し、ワールドカップ優勝という目標に向けてチームとしても個人としてもレベルアップしていきたいです。

石川璃音選手(JFAアカデミー福島)
今日の試合では、一対一の守備や、最後身体を投げ出して止めるという自分の長所をとりあえず出していこうと思ってプレーしました。男子選手の勢いにはじめはおされていた部分もありましたが、「アグレッシブに仕掛けて奪うという」コンセプトのもとで、自分たちらしいプレーも出来たかと思います。
まずはワールドカップに向けて、もっと強い選手になれるよう成長していきたいです。


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