なでしこジャパン（日本女子代表）は7月30日(金)、第32回オリンピック競技大会(2020/東京)のノックアウトステージ準々決勝で、スウェーデン女子代表と対戦する。
FIFAランキング5位のスウェーデンは、今大会のグループステージで強豪ひしめくグループGに入ったが、初戦のアメリカ女子代表戦を3-0で下し、FIFAランク1位のメダル候補に快勝したことが話題を呼んだ。その後もオーストラリア女子代表に4-2で逆転勝利、ニュージーランド女子代表に2-0と完封勝利を収め、無傷の3連勝でグループGの1位となりノックアウトステージに進んだ。
また、スウェーデンは女子サッカーが初めてオリンピック競技に採用された1996年のアトランタ大会から、7大会すべてのオリンピックに出場してきた豊富な経験を持っている。特に近年は前回大会の2016年リオデジャネイロオリンピックで銀メダルを獲得し、FIFA女子ワールドカップフランス2019では3位に入っており、世界大会での初優勝を虎視眈々と狙っている。
日本とスウェーデンの対戦成績は、日本の5勝3分5敗（14得点26失点）。前回の対戦は2016年7月21日、高倉麻子監督就任3試合目となるスウェーデン遠征で、日本が終盤に3失点を喫して0-3で敗れた。今回は約5年ぶりの対戦となり、その時とは顔ぶれが変わっているため、苦手意識はないはずだ。
近年の世界大会でスウェーデンを上位に導いてきたStina BLACKSTENIUS選手は、今大会も好調で94分間という短い出場時間ながら3得点をマークしているため、日本が警戒しなければならない選手の一人だろう。
守備面ではグループステージの3試合でわずか2失点のスウェーデンだが、これは日本も同様の数字を残しているため、好調な守備を持つチーム同士の一戦となる。
東京オリンピックのノックアウトステージ準々決勝・スウェーデンvs日本（埼玉スタジアム）は、30日(金)19:00にキックオフ予定。27日(火)のグループステージ第3戦・チリ女子代表戦で、観衆の応援を受けてもぎ取った勝利をスウェーデン戦につなげたい。
第32回オリンピック競技大会(2020/東京)
サッカー競技日程：2021年7月21日(水)～2021年8月7日(土)