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中学校女子サッカー部フェスティバル 3日間の全日程が終了

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中学校女子サッカーフェスティバルの最終日となった3日目はFIFAグラスルーツフェスティバル形式でトーナメント戦を実施しました。

「多くの人と関わりをもち、一人でも多くの仲間を増やしてほしい」という主旨のもと、運営から進行まで全ての役割を参加チームの指導者達で考えて決め、どのように選手と関わっていくかを事前に話し合いました。

ピッチには背面ゴール、4ゴールシュート、ミニゴールなど7つのステーションを設置しました。選手は参加チームとは別のチームの選手同士で1組になるよう組み分けをし、選手たちは対戦相手を常に変えながら全てのステーションを体験してまわりました。

普段一緒にプレーをしていない選手同士のチームでしたが、徐々に仲間意識が芽生え、自然に声出しができるようになり、得点が決まれば大喜びで仲間とハイタッチをして、フェスティバルを心から楽しんでいる様子が見られました。

選手コメント

杉山桃花選手(甲府市立城南中学校)
初の中学校サッカー部フェスティバルでしたが、今までサッカーをやってきたなかでも知らないことがたくさんあり、とても勉強になりました。今回、初めて右サイドバックをやり、最初はなかなか思うようにできなかったので、色々なコーチに質問をしました。右サイドバックは相手が攻めてきたら必ず守り、チームが攻めている時にはサイドにパスを繋げることが大切だということを教えてもらいました。ミニゲームではとても上手にコントロールができ、他のチームの人たちとコミュニケーションをとることができました。そして、たくさんシュートをすることができました。このフェスティバルに参加できたのは、周りで支えてくれる人、応援してくれる人のおかげです。その方々をリスペクトしたいです。とても貴重な思い出になりました。

高田ひな選手(宮城県県北トレセン)
今日は県北トレセンのチームメイトが一人一人バラバラになり、他のチームの子たちと合同で練習をしました。初めての人達と一緒に練習をすることでコミュニケーションがとれて、とても良い経験になりました。参加させてくれたコーチ、応援してくれた家族、励まし合った仲間に感謝して、これから本気でプレーしていきたいです。

指導者コメント

佐藤秀樹監督(大田ホワイトベアーズ)
大田区内で活動するサッカー部女子8人からなる合同チームとして参加しましたが、とても有意義な3日間となりました。参加した生徒は、部活では男子と合同でプレーしているため、日常で思い切ったプレーができなかったり、自分が女子の中でどのくらいできるのかを知りたかったり、純粋に女子選手とのゲームを求めていたりと思いは様々で、今回その気持ちを少しでも解消できたのではないかと思っています。素晴らしい環境の中でサッカーに出会った仲間たちと一緒に過ごした思い出は、今後も忘れないと思います。これを自チームでそれぞれ活かしていってもらいたいです。このような機会を提供してくれたJFA、参加してくれた選手、深い理解をいただいた部活動の先生、保護者の方々にとても感謝しています。これを機に、さらに大田区の中学生女子サッカーの環境を整えていきたいと思っています。

輿水温子監督(甲府市立城南中学校)
「サッカーは楽しい」。その気持ちがあれば、サッカー選手としてどんどん成長できるということを実感した3日間でした。私達の城南中学校は選手が6名しかいないため、大田ホワイトベアーズさんとの合同チームでトレーニングと試合に臨みました。日頃は一つのチームとして活動をしているわけではないので、初日の試合ではうまくいかないこともたくさんありました。しかし、初日の試合の課題を明らかにし、その課題に合ったトレーニングに取り組んだことで、二日目の午後の試合は明らかに成長していたと思います。それは城南中も大田ホワイトベアーズも関係なく、彼女たち一人ひとりが良いプレーができた時や仲間との喜びを分かり合えた時に「サッカーは楽しい」と感じていたからだと思います。このフェスティバルを通して、選手たちは最後まで全力で楽しんでくれました。


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