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U-14日本女子選抜、快勝でグループステージを首位突破

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AFC U-14 Girls' Regional Championship East 2016/グループA 第3戦 vs U-14中国女子代表
2016年5月19日(木) キックオフ時間 17:00 試合時間 70分(35分✕2本)
National Football Training Centre Pitch 5(中国/北京)

U-14中国女子代表 0-3(前半0-2、後半0-1)U-14日本女子選抜

得点
5分 伊藤めぐみ(U-14日本女子選抜)
12分 伊藤めぐみ(U-14日本女子選抜)
39分 城和怜奈(U-14日本女子選抜)

スターティングメンバー
GK:大場朱羽
DF:野口明莉、片野田朱珠、田畑晴菜、松久栞南
MF:高良琴音、阿部文音、渕上野乃佳、善積わらい
FW:伊藤めぐみ、城和怜奈

サブメンバー
GK:竹下奏彩
FP:島田芽依、今立のどか、木村日咲、葛西由依、河岸笑花、河本紗英

交代
HT 阿部文音→ 葛西由依
HT 大場朱羽→ 竹下奏彩
44分 城和怜奈→ 木村日咲
54分 高良琴音→ 河本紗英
63分 伊藤めぐみ→ 島田芽依
67分 善積わらい→ 今立のどか

マッチレポート

第2戦の勝利によってグループ2位以内を確定し、すでに準決勝進出を決めてはいましたが、中国とのグループステージ最終戦を前にしたミーティングでは「相手がどこであれ、毎試合やることは同じ、自分たちのサッカーをすることが重要だ。昨日のように良いスタートを切って、ピッチの主役は自分たちだということを見せよう!」と淀川監督から話がありました。

一方、負けるとグループステージ敗退の危機にあった中国はウォーミングアップからかなり気合が入っている様子が伝わってきます。

淀川監督からの指示通り、立ち上がりから日本は落ち着いてゲームを進めます。2分には右サイドの裏に走りこんだ善積わらい選手(セレッソ大阪堺ガールズ)が相手陣内深くからクロスをあげようとしますが、相手にあたってしまいます。しかしその3分後、トップの城和怜奈選手(JFAアカデミー福島)からのパスに右サイド裏に走りこんだ善積選手が低いクロスを中央に送り、それに合わせた伊藤めぐみ選手(JFAアカデミー福島)のゴールで立ち上がりの良い時間帯に日本が先制します。

さらに12分、日本ペナルティエリア左外からの中国のFKをキャッチしたGK大場朱羽選手(JFAアカデミー福島)からのキックをうまく城和選手がつなぎ、前線の伊藤選手が距離のあるところから打ったループシュートは中国GKの頭上からゴールに吸い込まれ、追加点となります。その後も日本が積極的に試合を進めますが2-0のまま折り返します。

後半4分、センターハーフの渕上野乃佳選手(ジェフユナイテッド市原・千葉レディースU-15)からのスルーパスに城和選手が走りこみますが、相手GKがペナルティエリア外まで出てクリア。ところがそのボールが城和選手にあたってこぼれ、そのまま城和選手が無人のゴールに蹴りこんで中国の後半立ち上がりの勢いをくじく3点目としました。

その後、中国も得点を目指してロングボールを蹴りこんできましたが、日本が守備陣を中心に堅実なプレーではね返し、主導権を握れない時間帯があったものの、途中交代の選手も積極的に活き活きと持ち味を発揮して準決勝に繋がる内容で勝利を収めました。

日本は3連勝の勝点9でグループを首位に終え、21日の準決勝の相手は別グループを2位に終えたチャイニーズ・タイペイとなりました。20日は一日試合がないため、十分な休息をとって決勝ステージに臨みます。

コーチコメント

轟奈都子コーチ(JFAナショナルトレセンコーチ/セレッソ大阪)
今日はグループステージ1位通過を目指して戦いました。早い時間帯に先制点と2点目を取ることができ、前半は落ち着いて試合を運ぶことができました。後半にも追加点を挙げることができましたが、途中からロングボールを蹴りこんでくる相手に対して慌ててプレーしてしまい、主導権を握って試合を進めることができませんでした。チーム一丸となり、3-0というスコアでグループ1位通過を決められたことは良かったですが、ロングボールへの対応やパスの質、プレーへの関わりの質など、まだまだ課題も多く見られた試合でした。21日の準決勝で勝利して決勝に進出するために、試合までの時間を大切に、課題を出来る限り修正してしっかりとコンディションを整えて臨みたいと思います。

選手コメント

FP #4 伊藤めぐみ選手(JFAアカデミー福島)
グループステージ最終戦ですでに突破は決まっていたものの、1位でリーグを突破するために今日の中国戦はとても大事な試合でした。3-0で勝つことができ、グループを1位で通過することができました。私はチームに貢献できるようにプレーしようと思ってピッチに立ちました。その中で2得点という結果を出せたので良かったです。2得点とも相手をよく観て落ち着いてプレーすることができました。特に1得点目は、早い時間帯に決めることができ、ゲームの主導権を握ることができたので良かったです。ただ後半も多くチャンスがあったなか、決めきれなかったので、これからはしっかりと決めていきたいです。まだ優勝まで2試合残っているので、チームみんなで良い準備をして日本に金メダルを持って帰りたいです。

FP #6 片野田朱珠選手(楠クラブレディース)
今日のゲームでの課題は、相手の10番にボールが入った時の寄せが遅くなったことや、簡単にシュートを打たせてしまったこと、クリアが中途半端で相手にボールが渡ってしまった場面もあったことです。次の試合では、これらについてもっと意識を高めていきたいです。良かったところは、相手のパントキックのときに、どんな状態でもヘディングをして前に跳ね返せたことや、試合中に攻撃につながるプレーを常に考えトライできたことでした。優勝したいので、そのためにもっともっと後ろからのコーチングをし、チーム全体でのアプローチにつなげていきたいです。この大会、最後まで無失点で終わりたいと思います。

FP #5 葛西由依選手(SHRINE LFC)
今日の目標は、ヘディングを後ろにそらさず、しっかり跳ね返すことでした。また韓国戦で競り合いで手を使った反則がチーム全体で多かったので、それをしないことでした。この試合で出来たことは、ゴールキックや相手のクリアボールに反応して準備し、確実にボールを跳ね返せたことです。またヘディングに行った味方のカバーリングもできたと思います。できなかったことは、落ち着いてボールを味方に回せず、焦ってパスミスをすることが多かったことと、ボールを取りに出るタイミングが悪かったので、そこを次は意識して改善していきたいです。相手は全体的に身長が高く、フィジカルも強く、日本ではあまり対戦できないような相手でした。試合以外では、食事が特に印象深く、日本とは全く違ったものばかりで驚いています。

スケジュール

AFC U-14 Girls Regional Championship 2016
5月17日(火)23-0vs 北マリアナ諸島
5月18日(水)2-0vs 韓国
5月19日(木)3-0vs 中国
5月20日(金) トレーニング
5月21日(土)17:00準決勝 vs チャイニーズ・タイペイ
5月22日(日)14:00/17:003位決定戦/決勝戦

※時間は全て現地時間
※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。


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