なでしこジャパンは16日(水)、全ての活動を終えて解散しました。
高倉麻子監督は、「本当に期待以上に全員がファイトしてくれたし、日本を代表して戦う意気込みを、色々な場面で感じることができた」と総括しました。「世界が難しい状況の中で開催される東京オリンピック。メダルを取ることができれば、それは自分たちの勲章になるだけでなく、本当に苦しんでいる人たちを勇気づける、元気になってもらえるものになると思う」と話し、「登録メンバーは18人。今回の23人と、今まで一緒に戦ってきたメンバーの中から、私は力を振り絞って選ぶ」と選手たちに約束して活動を打ち上げました。
東京オリンピックの登録メンバーは18日(金)の15時発表予定です。
監督コメント
高倉麻子 監督
東京オリンピックに向けた強化の2試合を戦う中で、登録メンバーを絞り込んでいくという大きな仕事がありました。攻守ともにチームとして積み上げてきたものは非常にポジティブな形で表現することができたと思いますし、どの選手が出場しても、一定のクオリティを保ちながらチームに変化をもたらすことができました。今回来日してくれたウクライナ、メキシコの両チームとも本当にファイトしてくれたことは、私たちのチームの財産になりました。選手は選考される立場で大きなプレッシャーがあったと思いますが、自分がすべきことに集中し、チームのやることを整理し、その上で結果を出してくるという部分で個々の勝負強さを感じました。それはチームの勝負強さになると信じています。皆素晴らしい選手です。私は、そこから18人を選ぶという作業を、心を込めてやろうと思います。今回招集した23人と、これまでの活動に参加してくれた全員で戦おうと思っています。(さまざまな状況の下で)苦しんでいる人たちの心を温められる試合をできるように、これからの日々を全力で過ごしていきます。