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なでしこジャパン高倉麻子監督、パラグアイとパナマの2試合に向けたメンバー25人を発表 #jfa #nadeshiko #daihyo

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なでしこジャパン(日本女子代表)の高倉麻子監督は4月1日(木)、4月8日(木)のパラグアイ女子代表戦(宮城/ユアテックスタジアム仙台)と11日(日)のパナマ女子代表戦(東京/国立競技場)に向けて、オンラインでのメンバー発表会見に臨みました。

昨シーズンのなでしこリーグ最優秀選手で得点王の菅澤優衣香選手(三菱重工浦和レッズレディース)、鮫島彩選手(大宮アルディージャVENTUS)、清水梨紗選手(日テレ・東京ヴェルディベレーザ)らが選出されました。

さらに、3月に鹿児島県で実施されたトレーニングキャンプでなでしこに初招集された18歳の木下桃香選手(日テレ・東京ヴェルディベレーザ)や菅澤選手に続いてなでしこリーグ得点ランク2位に入った浜田遥選手(マイナビ仙台レディース)が25人のメンバーに入りました。高倉監督は「2人とも攻守ともに技術高く、スピードもあり、遜色なくプレーしていた。ただ、まだ短い期間での活動なので、試合の中でどういった力をチームに与えてくれるかは今回の試合で見極めたい。まだ若いので臆することなくチャレンジしてほしい」と期待を口にしました。

また、岩渕真奈選手(アストン・ヴィラ/イングランド)、長谷川唯選手(ACミラン/イタリア)、宝田沙織選手(ワシントン・スピリッツ/アメリカ)といった海外に活躍の場を移した選手も招集し、「実際に(海外に)行ってみて、どういう印象を持っているか興味深い。海外に行ったからこそ分かった日本の良さだったり、海外との差や違いはチームに還元してほしい」とコメントしました。

一方で、守備の中心選手である熊谷紗希選手(オリンピック・リヨン/フランス)は新型コロナウイルスの影響もあり、招集外に。このことについて指揮官は、「誰かが抜けたからといって大きく穴が空くようなチームづくりはしてきていません。逆に他の選手にとってはチャンス。新しいパワーが出てくればチームにとっては喜ばしいこと」と前向きに話しました。

今回対戦する2試合では「FIFAランクとしては下にいるチームだが、簡単に勝てる試合は一つもない。攻撃の時間が長くなれば連携であったり、個人の力を見ることができる。また、良い守備から生まれる攻撃もあるので、そのあたりの全体的なバランスを見る機会になる」と高倉監督は言います。

日本国内でもウイルス対策は引き続き必要ですが、「感染対策は厳しいものがあるが、できる限りの手を使ってその中で選手とコミュニケーションを取っていきたい。心を一つにして逆境に立ち向かっていくことが得意ななでしこなので、選手たちと共にチームをつくっていきたい」と意気込みを語りました。

コメント

高倉麻子なでしこジャパン監督
約1年ぶりの公式戦となる今回の国際親善試合を心待ちにしていました。現在の日本の状況で、さまざまな活動が制限され、先が見えない状況の中で、医療従事者の方々の努力があってこういった試合が組めたことに感謝します。できる限りの感染対策をしながら昨年の10月に活動を再開し、今年3月も鹿児島でキャンプを積んできました。選手はサッカーができる喜びをより一層強く持ったという印象がある中で、若い選手が躍動し、ベテラン選手も含めてチームにパワーを還元してくれて素晴らしいキャンプができました。攻守ともにこれまでやってきたことを確認し、細部を積み上げながら、選手同士でサッカーの話をしていくということが濃くできました。メンバー25人を選びましたが、これは東京オリンピックに向けて最強のチームをつくるために選んだメンバーです。技術、スピード、パワー、サッカーの理解力、そしてそれを自己表現できる力を含めて総合的にメンバーを選びました。もちろん、最終的に誰が選ばれるかというところは決まっていませんが、今回は様々な方々のご尽力で海外組も呼ぶことができましたので、いただいた時間を大事に、選手と共に試合を重ねていきたいと思います。このような状況の中、遠くパラグアイ、パナマから来て下さる両チームにも感謝しています。とにかく全力で今持っているすべてをピッチで出したいと思います。選手が躍動する姿、レベルアップしたなでしこジャパンを皆様にご覧頂きたいですし、そこから何らかのパワーを感じて頂けたら嬉しいです。


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