新型コロナウイルス感染症の影響で延期となっていた日本女子フットサルリーグ2020-2021の3試合が、3月13日(土)、14日(日)の2日間、三重交通G スポーツの杜鈴鹿体育館で行われました。
既にシーズンの全試合を終え、勝点25で首位に立つバルドラール浦安ラス・ボニータスは、優勝に王手。わずかに優勝の可能性を残す3位の府中アスレティックFCレディースは、13日開催の対アスレジーナユニアオあいち一宮戦で40分間を通して試合を支配し、7-0で完封勝利を収めました。この結果により勝点で浦安と府中が並びましたが、得失点差で大きく上回った浦安が悲願の初優勝を収めました。
開幕前から優勝候補とうたわれた新加入のSWHレディース西宮は3位、開幕初年度の2017シーズンから3連覇を収めていたアルコ神戸は4位の成績でシーズンを終えています。
コロナ禍の中、延期や会場変更などイレギュラーな環境での活動を余儀なくされたシーズンとなりましたが、監督、選手はリーグ戦全試合を終えたことに安堵の表情を見せ、ファンやサポーター、スポンサーなど関係者に感謝の気持ちを述べていました。
監督・選手コメント
米川正夫監督(バルドラール浦安ラス・ボニータス)
新型コロナウイルス感染症の影響で延期になっていた試合が無事に行われ、その結果によりリーグ優勝が決まりました。昨シーズンはJFA全日本女子フットサル選手権大会で優勝、リーグ戦を1位で通過しプレーオフに出場しましたが、決勝で敗退し準優勝でした。今シーズンはJFA全日本女子フットサル選手権大会決勝でPKの末、敗退し準優勝。リーグ戦は優勝となりました。2年連続でタイトルを獲得できたことは素直に嬉しく思いますが、来年度はすべてのタイトルを取れるように、日々努力をしていきたいと思います。また、今シーズンはコロナ禍で、トレーニングができない日々が続き、プレーオフもなくなり、選手にとってはとても辛いシーズンだったと思います。来シーズンは選手がストレスなく、フットサルに打ち込めることを心から願っています。今シーズンも応援ありがとうございました。来シーズンも引き続きよろしくお願いします。
岡山洋介監督(府中アスレティックFCレディース)
コロナ禍の中、プレーオフこそ行えませんでしたがリーグ戦を戦うことができたことに、関係者、リーグ運営に携わる全ての皆様へ感謝申し上げます。今シーズン、フットサルを通じて私たちが得たものは、準優勝という結果だけでなく、こんな時代だからこそ大切にしたいことが詰まっていたと感じています。それはプレーできる喜び、仲間との絆、困難を乗り越える力、そして感動です。私たちは確実に、改めてその部分を感じることができました。だからこそ、スポーツ、フットサルは、人を笑顔にし、時に壁を与えてくれる、生きる力を養ってくれるものだと信じています。私たちはフットサルをプレーするのと同時に、その素晴らしさを伝えていきたいと思っています。今シーズンも本当にありがとうございました。来シーズンもよろしくお願いします。
伊藤果穂選手(バルドラール浦安ラス・ボニータス)
リーグ開催にご尽力いただき、全チームが全日程を無事に終了できたことを関係者の方々に感謝いたします。イレギュラーなシーズンであり、当初は練習さえままならない状況でしたが、目の前の試合に向けて皆で前向きに全力でぶつかり続けました。その結果、日本女子フットサルリーグで優勝することができ、とてもうれしいです。また、最終戦はホームアリーナで試合ができる喜びを感じながら、(SWHレディース西宮という)最高の相手に対し、今あるチームの力を十分に発揮することができました。来シーズンの目標は、JFA全日本女子フットサル選手権大会と日本女子フットサルリーグの二冠です。そして、見ている方々にフットサルの楽しさや面白さ、私たちの強さと情熱を伝えたいと思います。今シーズンも応援して下さったファン、サポーターの皆様、ご支援を下さった皆様、本当にありがとうございました。