3月6日(土)、広島県フットボールセンターで、第18回JFA中国ガールズ・エイト(U-12)サッカー大会が開催されました。コロナ禍の中、開催が危ぶまれていましたが、開催日程などを縮小して実施することができました。
どの県もコロナ禍でトレセン活動がままならず、少ない活動機会の中ではありましたが、参加した女子選手はこの大会に集うことができたことを素直に喜び合い、溌剌と、爽やかに、全力でプレーをしていました。その素直にひたむきにプレーする姿が、観る人に多くの感動を呼び、この大会の意味合いを改めて噛み締められるものとなりました。
協賛社のホクト株式会社のきのこがたくさん入った食育きのこ弁当を食べたことも、協力社の株式会社モルテンの新品のボールを試合球として使用したことなど、選手にとってはどれも大切な思い出となったことと思います。
この1年間、見通しが立たず、苦しい時も多々ありましたが、選手の皆さん、指導者の皆さん、そして大会を支える全ての方々の1年間の頑張りが報われたことでしょう。勝敗に限らず、夢に向かってひたむきに取り組むことの大切さを胸に刻み、明日へと繋げていくことを学んだ1日となりました。
選手コメント
末永玲愛選手(なでしこU-12山口)
キャプテンとしてチームメイトに声をかけ、積極的にゴールを狙って点に絡めたので良かったです。また、チームで考えた作戦を練習し、試合で点に繋げることができたので嬉しかったです。失点してもプラスになるよう声をかけ合うことでチームの雰囲気が良くなり、その結果、試合に勝利することができました。みんなで集まって練習する回数が少なかった中でも、1試合目のウォーミングアップの時からコミュニケーションをしっかり取って試合に挑めたので、チームが一丸となって戦えたと思います。今回はガールズ・エイトを開催していただき、ありがとうございます。とても良い経験になったので、次に生かせるようにしていきたいと思います。
原野心愛選手(ドリームスU-12山口)
私は普段、男子の中でプレーしていますが、女子の中でのプレーはまだまだ経験不足なところがあり、上手くできない時もありました。でも、このガールズ・エイトを通じて、自分のできないところや修正したいところが分かり、良い経験になりました。自分でドリブルする意識が足りないので、これからはボールを持ったらゴールに向かって仕掛けていきたいです。普段の練習では、相手がいないところにドリブルをして、最後にシュートまで打てるように練習を重ねていきたいです。
市河華選手(岡山ピーチ)
今日の大会で良かったところは、技術では負けている場面でも、良いポジションを取って、ボールを奪うことができました。また、1回かわされた時も諦めずにボールを奪い返すことができました。普段は男子と一緒にサッカーをしていますが、女子サッカーでも男子サッカーで培ったプレーを発揮することができました。あと、お弁当のきのこがとても美味しかったです。デザートがあればもっと美味しくなると思います。来年もぜひこの大会を開催してください。
細田若那選手(島根レオG)
今日は普段と違う相手とプレーし、上手な選手がたくさんいましたが、チームのみんなと協力しあって得点を決めたり、パスを回したりできて良かったです。今年度は新型コロナウイルスの影響によって試合数が減ってしまい残念でしたが、この大会を通じてチームのみんなで一丸となることができたので良かったです。将来はサッカー選手になりたいです。
山本苺花選手(広島アチェロ)
今日の私のポジションはトップでした。ディフェンスの裏を取ってシュートまではなかなかいけませんでしたが、その後もチャレンジし続けるとシュートを打つことができ、ゴールを決めることができたので嬉しかったです。普段は男子と一緒にディフェンスをやっていますが、これからは当たり負けしないで強いシュートを打つことも意識し練習していきたいと思います。
豊田優衣選手(広島メイプル)
始めは緊張しましたが、仲間とのコミュニケーションやアドバイスなどによって、徐々にいつも通りのプレーになることができました。優勝できたのは試合で楽しくプレーし、チームみんなとの信頼関係があったからだと思います。この広島メイプルのチームの仲間と優勝できたのが嬉しかったです。この大会に参加し、とてもいい経験ができて良かったです。中学校に進んでも、この経験を生かしていけるようにがんばりたいと思います。