JFA 第11回全日本U-15女子フットサル選手権大会が、10日(日)に三重県営サンアリーナで開幕しました。大会初日は1次ラウンドの全9試合が行われ、決勝ラウンド進出4チームが決まりました。
今大会には全国各地域より1チームずつの計9チームが参加。1次ラウンドは、9チームを3チームずつに分けたリーグ戦形式で行われ、各グループ1位と、2位チームの最も成績が良かったチームの計4チームが決勝ラウンドに進みます。
グループAでは、過去2大会で3位となったAICシーガル広島レディース(中国/広島)が、2連勝で1位となりました。初戦のカーサオキナワアレ(九州/沖縄)戦では、立ち上がりにゴールを重ね主導権を握り、相手の攻撃を完封して5-0の勝利。続くFCゼブラレディース岩手(東北/岩手)戦も、10-1と強さを見せて、悲願の初優勝に前進しました。
グループBでは、過去最多優勝を誇る福井丸岡ラック(北信越/福井)が2連敗を喫する波乱の展開に。結成3年目で本大会初出場のFCストーリー徳島メニーナ(四国/徳島)は、宇治FCローラス(関西/京都)との試合で残り3分から逆転し、2連勝で初出場ながら決勝ラウンド進出を決めています。
初出場の3チームが集まったグループCでは、堅実な戦いぶりを見せる白岡SCL(関東/埼玉)が2連勝を飾り、1位通過を果たしました。旭川女子アチーボ(北海道)戦では、中村乃奈選手がハットトリックと大活躍。決勝ラウンドでの活躍にも期待がかかります。また、各グループ2位の中で成績上位の1チームとして、初戦を11-0で大勝していた名古屋FCルミナス(東海/愛知)が決勝ラウンドに駒を進めました。
11日(月・祝)には準決勝の2試合、そして決勝戦を行い、今年のU-15年代の女王が決まります。
監督・選手コメント
FP #9 板村真央選手(AICシーガル広島レディース)
私たちは日本一になるという目標を掲げて、この大会に来ました。まず2試合を勝つという気持ちで、1試合目は自分たちのサッカーができませんでしたが、2試合目は少しだけ、自分たちのサッカーができて勝つことができてよかったです。フットサルはボールに多く触れますし、ドリブルで相手を抜いてシュートが多くできるので、楽しいです。昨年、一昨年と2大会連続で3位なので、今年は優勝できるように頑張ります。
FP #8 塩川心春選手(カーサオキナワアレ)
みんな強いチームばかりでしたが、自分たちにもパス回し、身長を生かした攻撃など、通用する部分があり、しっかり戦うことができたと思います。男子のU-15選手権も沖縄のチームが参加しましたが、今大会には沖縄県勢として初出場だったので、いろいろなチームが練習試合をしてくれました。それで良い準備ができましたが、初戦の前半で緊張があり、思うようなサッカーができなかったのが残念です。高校でもサッカーを続けるので、今大会の経験を生かしたいと思います。
佐賀博幸監督(FCストーリー徳島メニーナ)
宇治FCローラス戦は、本当にしんどい試合になりましたが、なんとか勝つことができました。このチームは結成3年目ですが、U-15女子のカテゴリー以外では、全国大会に結構来ています。このカテゴリーはサッカーチームが多いので苦労するだろうと思っていましたが、まさにそういう試合になりました。私たちはサッカーチームですが、フットサルを専門的にトレーニングとして導入しています。しっかり技術面でぶつかり合って、選手たちが成長できるような戦いをして、楽しみたいと思います。
FP #58 倉持沙來選手(白岡SCL)
白岡SCLは粘り強さがあるチームですし、今まで取り組んできた練習の成果を出すことができれば、良い結果が出せると信じています。最初の2試合を終えて、今のところは自分たちがやってきたことが出せています。普段はフットサルはやっていませんでしたが、今大会に向けて練習をしてきました。関東大会から多くの相手に勝って、ここまで来ました。そのチームの分も、まずは明日の準決勝にしっかり勝って、みんなで頑張って優勝したいです。
大会期間:2021/1/10(日)~2021/1/11(月・祝)
大会会場:三重県営サンアリーナ(三重県伊勢市)