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日テレが劇的勝利で2大会ぶり9回目の優勝! JFA 第24回全日本U-18女子サッカー選手権大会 JOC ジュニアオリンピックカップ #jfa #nadeshiko

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JFA 第24回全日本U-18女子サッカー選手権大会 JOC ジュニアオリンピックカップは1月7日(木)、J-GREEN堺(大阪)で決勝戦が行われました。

決勝

浦和レッドダイヤモンズレディースユース(関東1/埼玉) 2-3(前半1-0、後半1-2、延長前半0-0、延長後半0-1)日テレ・東京ベルディメニーナ(関東3/東京)

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決勝戦は、時折みぞれや雪が降り、終始とても強い風におあられるあいにくの荒天の中で行われましたが、選手たちは時間の経過とともに難しい環境にもしっかりと対応し、判断力や技術が光るハイレベルな熱戦を繰り広げました。

これまで失点せずに勝ち上がってきた両チームは、簡単にゴール前への侵入を許さずボールを奪い合う展開が続きましたが、その均衡を破ったのは浦和でした。前半終了間際の45分、GK福田史織選手が出したロングボールに反応して抜け出した島田芽依選手が先制ゴールを挙げます。1点リードで折り返した浦和は、「風向きもあるし、簡単に終わらせてくれる相手ではないので、また一からやり直そう」(楠瀬直木監督)と後半を迎えます。

一方の日テレは、風向きから「前半は耐える時間、後半は勝負をかける時間」(坂口佳祐監督)とし、後半に入ると反撃を仕掛けます。57分には山本柚月選手が落ち着いて右足でゴールに収めて同点とすると、73分には木下桃香選手のパスから山本選手がGKの頭上を越す狙いすましたシュートを放ち、逆転に成功します。

しかし浦和も78分、島田選手からボールを受けた西尾葉音選手が同点弾を挙げ、ゲームは再び振り出しに。90分で決着がつかず、試合は10分ハーフの延長戦にもつれ込みました。

延長戦では互いにゴール前に迫るシーンをつくりながらも、相手の堅い守備に阻まれる展開に。このままPK戦に入るかと思われた延長後半110分+1分、ゴール前に持ち込んだ日テレが波状攻撃。浦和の選手たちも懸命に阻止しましたが、ゴール前に走り込んできた土方麻椰選手がゴールにたたきこみます。これが決勝弾となり、接戦を制した日テレが2大会ぶりに女王の座に返り咲きました。

監督・選手コメント

楠瀬直木監督(浦和レッドダイヤモンズレディースユース)
コロナ禍でしたが、この大会を開催していただけたことは本当にありがたいことでした。関係者の皆さまに心から感謝しています。この決勝戦は、先日の皇后杯の決勝でお互いのトップチームが対戦していたこともありますし、楽しみにしていました。互いに手の内は分かっている状態でしたが、延長戦ではメニーナさんの方が技術もある分落ち着いていて、ほんの数パーセント上回られたという印象です。難しい天候の中でしたが、技術や判断力など、お互いに良い部分が出たゲームでした。選手たちは本当によく頑張ってくれたと感じています。例年に比べて試合の少ないシーズンだったので、それがハンデとならぬよう、さらに成長してもらえるようにしていきます。

福田莉子選手(浦和レッドダイヤモンズレディースユース)
この試合には、チームみんなで「全員で戦い、全員で勝とう」という気持ちを強く持って臨みました。先制できたことは良かったですが、後半に木下桃香選手が入ってから流れが変わり、苦しい戦いになりました。風上と風下とではサッカーの仕方も変わってとても難しい試合でしたが、それは相手にとっても同じこと。最後の最後に失点してしまったことが本当に悔しいです。この1年で、サッカーができる環境が当たり前ではないと思い知り、改めてサッカーへの愛情や仲間の大切さを感じました。もっとたくさん試合がしたかったですが、最後にこの大会に出場させてもらい、楽しくサッカーをさせてもらえたことに感謝しています。

坂口佳祐監督(日テレ・東京ヴェルディメニーナ)
これまで我々は少し風や雨に弱いところもあったので、フィジカルなど強度の部分では相手に分があると思われる中で臨んだ試合でしたが、選手たちは難しい環境にも対応し、最終的には相手より1点多く取ってくれて勝利できました。今大会は苦しい試合が多かったことから、決勝でも辛抱強く戦えたのではないかと感じています。今年は、より個人の能力を発揮してもらおうと戦術を変更しましたが、その中で内容も伴いながら優勝してくれたのは、とてもうれしいことです。この選手たちがベレーザ、そしてなでしこジャパン(日本女子代表)入りしていけるよう、さらに成長していってもらいたいと思います。

土方麻椰選手(日テレ・東京ヴェルディメニーナ)
途中からの出場でしたが、絶対にゴールを決めたいと思い、ピッチに入りました。風が予想していたよりも強かったので、風のことも計算しながらボールをつなぎ、ゴールに向かいました。相手もゴールに向かう強い姿勢は同じなので簡単にチャンスを得られませんでしたが、1つのチャンスを得点につなげられ、チームの優勝に貢献できたことはとてもうれしいです。チームとしても一体感があったと感じていますし、全員で優勝を勝ち取ることができました。今大会のトーナメントでは厳しい山に入り、セレッソ、ジェフ、関東大会で敗れていたレッズと、強いチームと対戦してきたので、優勝できた喜びを噛み締めています。

大会期間:2021年1月3日(日)~2021年1月7日(木)
大会会場:大阪府/J-GREEN堺

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