皇后杯 JFA 第42回全日本女子サッカー選手権大会は12月19日(土)と20日(日)に準々決勝を開催します。ベスト8に残ったのは全てなでしこリーグ1部所属チームと、番狂わせの少ない今大会も残り7試合と終盤戦を迎えます。
準々決勝、最初のゲームはINAC神戸レオネッサ(なでしこ1部/兵庫)と、アルビレックス新潟レディース(なでしこ1部/新潟)の対戦です。この両チームは、皇后杯では2008年の初対戦以降、一昨年まで4回の決勝戦(2011、13、15、16年)を含め6回対戦し、全ての試合でI神戸が勝利しています。先月のリーグ最終節でも、I神戸が京川舞選手、田中美南選手のゴールで勝利を収めました。9月の対戦で逆転勝ちに導いた新潟Lの児野楓香選手は、先週の3回戦でも2得点と好調を取り戻し、難敵撃破に挑みます。
続くゲームは、10年連続でベスト8進出を決めた日テレ・東京ヴェルディベレーザ(なでしこ1部/東京)と、ノジマステラ神奈川相模原(なでしこ1部/神奈川)の首都圏対決です。今季のリーグ戦では1勝1敗。開幕戦では、残り時間わずかのところで、土光真代選手のシュートが決まって日テレが勝利。10月の再戦ではホームのノジマが、川島はるな選手、北方沙映選手のゴールで、逆転勝ちを収めました。今季3回目の対戦はどちらに軍配が上がるでしょうか。
20日(日)の第1試合は、なでしこリーグとの二冠を目指す浦和レッズレディース(なでしこ1部/埼玉)と、ジェフユナイテッド市原・千葉レディース(なでしこ1部/千葉)のカードです。リーグ戦では、得点王の菅澤優衣香選手を筆頭に、2試合で7得点の攻撃力を見せて、浦和が2連勝。伊賀FCくノ一三重に延長戦で競り勝ってきたジェフLが、その悔しさをここで晴らせるでしょうか。
準々決勝最後の試合は、ユアテックスタジアムをホームスタジアムに戦うマイナビベガルタ仙台レディース(なでしこ1部/宮城)と、セレッソ大阪堺レディース(なでしこ1部/大阪)の対戦です。チーム創設後初めて3回戦の壁を突破したC大阪堺にとっては、ここから先は未知の道のり。一方、マイナビにとっても、ここ3大会で涙をのんできたこの準々決勝が、一つの難所です。今季のリーグ戦では、C大阪堺(4位)が、マイナビ(6位)より上位でしたが、直接対決ではマイナビが1勝1分けでリード。リーグ得点ランキングで2位に入ったマイナビの浜田遥選手は、このカード2試合でも4得点。C大阪堺がどう対応するかにも注目です。
準々決勝は、12月19日(土)にカンセキスタジアムとちぎ、20日(日)にユアテックスタジアムで、それぞれ2試合ずつ行われます。今年度の皇后杯は、この後の準決勝、決勝はサンガスタジアム by KYOCERAでの開催。この準々決勝が東日本ブロックのラストゲームとなります。
開催期間:2020年11月28日(土)~2020年12月29日(火)
【1回戦】11月28日(土)・29日(日)
【2回戦】12月5日(土)・6日(日)
【3回戦】12月12日(土)・12月13日(日)
【準々決勝】12月19日(土)・12月20日(日)
【準決勝】12月24日(木)
【決勝】12月29日(火)