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愛媛FCレディース、INAC神戸レオネッサなどシードチームが2回戦を突破 皇后杯 JFA 第42回全日本女子サッカー選手権大会2回戦 #jfa #JYD #nadeshiko

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皇后杯 JFA 第42回全日本女子サッカー選手権大会は、12月6日(日)に2回戦8試合を行いました。前日に続いて開催が行われた三木総合防災公園陸上競技場では、愛媛FCレディース、INAC神戸レオネッサとなでしこ1部が登場。岡山県作陽高校、ノルディーア北海道の挑戦を受けました。

ピックアップマッチ1

愛媛FCレディース(なでしこ1部/愛媛) 4-1(前半1-0、後半3-1)岡山県作陽高校(中国/岡山)

1回戦で北海道リラ・コンサドーレを4-0で下した岡山県作陽高校は、愛媛FCレディースと対戦。作陽高は、昨年の大会でジェフユナイテッド市原・千葉レディースを破っており、なでしこ1部から2年連続の大金星を狙います。

キックオフから一気に前へ出た作陽高は、10分、昨年のジェフL戦でも先制点を挙げた伊勢さつき選手のシュートが右ポストをたたき、惜しくもはじき返されます。さらに、作陽高は、スルーパスに合わせて走り込んだ大西夏奈選手が決定機を迎えますが、ここも愛媛Lの佐喜眞幹選手にコースを消され、得点にはいたりません。

作陽高の出足を想定していた愛媛Lは、持ち前のパスワークで相手を走らせ、徐々にそのスタミナを奪います。そして、39分、ショートコーナーから西川早弓選手が上げたクロスを武田菜津美選手が頭でたたき込んで先手を取ると、後半開始直後の47分にも山城見友希選手が追加点を奪います。直後に、作陽高も本多実夏子選手が1点を返しますが、反撃はここまで。

60分に大矢歩選手が山口千尋選手とのワンツーから3点目。74分にも山口選手からの縦のボールへ、持ち前の俊足を飛ばした大矢選手がきっちりと追いついて、ゴールへプッシュしてダメ押し。高校生の挑戦をしっかりと受け止めた愛媛Lが3回戦に進出を決めました。

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ピックアップマッチ2

INAC神戸レオネッサ(なでしこ1部/兵庫) 4-0(前半2-0、後半2-0)ノルディーア北海道(北海道)

INAC神戸レオネッサは、3年連続で三木総合防災公園陸上競技場から皇后杯のスタートを切ります。今年の挑戦者はチャレンジリーグEAST所属のノルディーア北海道。1回戦は、関東代表の流通経済大学を逆転で3-1で下しています。

リーグ戦を戦ってきた主力を先発させたI神戸は、キックオフから攻め込みます。3分、北海道出身の髙瀬愛実選手が体幹の強さを見せて、相手選手を背負いながら反転。左足シュートで、幸先の良い先制ゴールを奪いました。さらに、31分にも、左サイドでボールを受けた田中美南選手が、キレのある動きでカットインからゴール。個の能力を見せつけます。

後半に入ると、I神戸は選手交代に伴う陣形変更でギアを上げ、NORDの築くボックス内へ高スピードで侵入し始めます。46分、交代直後の八坂芽依選手が待望の今季初ゴール。52分には阪口萌乃選手が加点します。その後も、攻め続けたI神戸ですが、NORDの澤田法味選手がビッグセーブを連発。さらに、丸杉梨恵選手、湊明穂選手らを中心に、全員が体を張ったプレーでゴールを守ります。

結局、試合はそのまま4-0で終了。前後半合わせてシュート23本を放ったI神戸が、NORDのシュートを1本に抑えて、好発進を切りました。

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監督・選手コメント

FW #9 大矢歩選手(愛媛FCレディース)
(大会初戦に向けて)自分たち自身がやるべきことをしっかりやろうと、試合に入りました。相手が立ち上がりから来ることは分かっていたので、しっかりと落ち着いて後ろから組み立てられたのではないかなと思います。3、4点目のゴールは、山口選手がいいボールをくれたから。あそこで点を取れるかどうかが、試合の流れを良くするかどうかという部分なので、しっかりと取れてよかったです。

MF #10 江崎世来選手(岡山県作陽高校)
プレッシャーや、個の部分は相手のほうが上でしたが、通用する部分もあったので、そこは自信になりました。相手は一発で決め切ってきたのに対して、自分たちは決め切れなかった。弱い部分、課題がたくさん出たことも良かったと思いますし、全日本高校女子サッカー選手権に向けて、改善していきたいです。(選手権は)1、2年の時に悔しい思いをしてきたので、3年目の今年は優勝して、笑顔で終われるようにしたいです。

MF #28 八坂芽依選手(INAC神戸レオネッサ)
前半を見ていて縦の動きが少なかったし、自分が求められているのも縦の突破。(リーグ戦では)出られていないときにとても悔しい思いをしてきましたが、ほかにも試合に出られていない選手がいますし、自分ができることでチームに貢献していきたいと思います。途中から試合に入っていくのは難しいことですが、そこで自分が求められていることをしっかりと果たしていきたいと思います。

石井肇監督(ノルディーア北海道)
「チャレンジリーグでやってきたことがどこまで通じるか」と思っていましたが、やはり、相手のパスのテンポは速く、前にあるスペースを突いてくる動きも正確でした。「たとえ失点をしても、粘り強くサッカーを続けるんだ」と選手には言っていましたので、そこはできたのではないかなと思います。なでしこリーグのトップレベルで、代表が何人もいるチームと対戦をして、その強さを肌で感じられたというのは大きな財産になるかと思います。

開催期間:2020年11月28日(土)~2020年12月29日(火)
【1回戦】11月28日(土)・29日(日)
【2回戦】12月5日(土)・6日(日)
【3回戦】12月12日(土)・12月13日(日)
【準々決勝】12月19日(土)・12月20日(日)
【準決勝】12月24日(木)
【決勝】12月29日(火)

大会情報はこちら


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