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皇后杯初勝利のFC今治レディースなど2回戦進出チームが出揃う 皇后杯 JFA 第42回全日本女子サッカー選手権大会 #jfa #nadeshiko #JYD

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皇后杯 JFA 第42回全日本女子サッカー選手権大会は、11月29日(日)に1回戦の8試合を開催しました。高円宮記念JFA夢フィールドには、西日本地域の4チームが集まって熱戦を繰り広げました。

ピックアップマッチ1

スペランツァ大阪高槻(関西/大阪) 1-0(前半0-0、後半1-0)神村学園高等部(九州/鹿児島)

2020プレナスチャレンジリーグWESTで2位のスペランツァ大阪高槻と、昨年度の全日本高等学校女子サッカー選手権大会で準優勝した神村学園高等部の対戦は、経験値で勝るスペランツァが終始主導権を握ります。

攻撃を組み立てる澤田由佳選手が20分にシュートを放ち、左サイドバックの阪中澪選手がその6分後にシュートを放ちますが、いずれも神村学園高GK坂口波選手がセーブ。その後もスペランツァは、前線の選手が頻繁にポジションチェンジをしながら得点を狙います。しかし神村学園高は集中した守備を見せ、先発出場した三冨りりか選手、久保百果選手の14歳コンビも堂々とプレー。時折カウンターでスペランツァゴールを狙いました。

しかしついに84分、スペランツァがゴールをこじ開けます。左サイドから渡邊佳奈美選手がフリーキックを蹴ると、一度は神村学園高GK坂口選手がセーブしますが、上西可奈子選手が前線へ送り返し、ゴールエリア内左で待っていた森迫あやめ選手がシュート。再びGK坂口選手にセーブされるも、もう一度渾身の左足シュートでゴールを決めました。

神村学園高は格上の相手に計24本のシュートを打たれ、1-0と惜敗しましたが、高校女子選手権を控える選手たちには大きな収穫もあったようでした。苦戦しながらも初戦を突破したスペランツァは、2回戦でセレッソ大阪堺レディース(なでしこ1部/大阪)との大阪ダービーに臨みます。

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ピックアップマッチ2

アンジュヴィオレ広島(中国/広島) 1-2(前半0-2、後半1-0) FC今治レディース(四国/愛媛)

2020プレナスチャレンジリーグWESTで1位となったアンジュヴィオレ広島と、四国の地域予選で優勝してきたFC今治レディースの対戦は、FC今治が先手を取ります。

17分、左サイドからのフリーキックに井上葉月選手が頭で合わせてFC今治がゴール。上位カテゴリーのアンジュビオレ相手に先制したFC今治選手たちは、喜びを爆発させてその後も勢いに乗ります。37分には、左コーナーキックの流れから、左サイドでボールを受けた浅海早希選手が、右足で強烈なシュートを放つと、これがゴール左に決まって0-2でFC今治がリードを広げました。

アンジュビオレは最前線で運動量豊富に動く川﨑咲耶選手にボールを集め、51分には川﨑選手のシュートがゴールポスト左をたたきましたがゴールならず。追う展開のアンジュビオレは後半に猛攻を仕掛け、85分にようやくゴール。神田若帆選手のクロスに途中出場の松山夢選手が得意のヘディングシュートを決めて1-2としました。

しかし、後半に21本のシュートを放ったアンジュビオレの追い上げはここまでとなり、FC今治が1-2で勝利。FC今治は前回大会に続く2回目の皇后杯出場で、初の2回戦進出を決めました。

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監督・選手コメント

FW #22 森迫あやめ選手(スペランツァ大阪高槻)
前半の決定的なシーンでゴールを決め切れなかったんのですが、後半にコーナーキックからゴールを決めて安心しました。いい時間帯でしたし、気持ちで決めた得点でした。次はなでしこ1部のセレッソ大阪堺が相手なので、今日の決め切れないところを修正し、またゴールを奪いたいです。大阪ダービーということで、応援してくれる方も多いと思うので頑張りたいです。

寺師勇太監督(神村学園高等部)
選手たちはよく耐えてくれたのですが、あと一歩及ばなかったことが高校女子選手権に向けてアドバンテージになるのかなと思います。インターハイがなくなり、どうやって全国レベルの経験ができるかと考えた時、皇后杯は予定通り開催と知って必ず出たいと思っていました。今日の試合を(高校女子選手権の)相手も見ていると思うので、これをさらに上回っていきたいです。

MF #28 川﨑咲耶選手(アンジュヴィオレ広島)
自分たちのサッカーができず、前半にエンジンがかかるのが遅かったなと思います。シーズン途中にチーム存続の危機に陥り、自分たちも混乱する部分もありましたが、スタッフの方々が頑張ってくれていたので、自分たちはプレーで見せたいと頑張ってきました。12月にチャレンジリーグの優勝決定戦があるので、今日負けたことを悔やみ続けず優勝決定戦に臨みたいです。

山本侑生監督(FC今治レディース)
選手が勇敢に戦ってくれて、いい結果に結びつきました。今季は昇格がなかった分、この皇后杯に懸ける私たちの思いは、なでしこリーグの選手よりも大きいと思っています。勝ちたいではなく、勝つぞと選手に話して臨み、前半にいい形で2点取れたのが全てだったと思います。2回戦も相手が格上となるので、また勇敢に戦いたいです。

開催期間:2020年11月28日(土)~2020年12月29日(火)
【1回戦】11月28日(土)・29日(日)
【2回戦】12月5日(土)・6日(日)
【3回戦】12月12日(土)・12月13日(日)
【準々決勝】12月19日(土)・12月20日(日)
【準決勝】12月24日(木)
【決勝】12月29日(火)

大会情報はこちら


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