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なでしこジャパン 最終日トレーニングマッチ 逆転勝利で2020年の活動を打ち上げ #jfa #daihyo #nadeshiko

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なでしこジャパンは11月29日(日)に1週間のトレーニングキャンプ最終日を迎え、いわきFC U-18と合同トレーニングを行いました。40分ハーフで行われたトレーニングマッチでは、前半に2失点を喫するも、後半に3得点で逆転して勝利。いい形で今年最後の活動を締めくくりました。

トレーニングマッチは1本目、2本目と完全に選手を入れ替える形で行われ、1本目は4-4-2という布陣で臨みます。スピードとパワーに勝るフレッシュな状態の相手に対し、1週間取り組んできた連携・連動、プレーと判断のスピード、そしてゴールを狙う姿勢を前面に押し出して戦います。積極的に前線から守備に行くも、逆に空いたスペースを上手く使われて後手に回るシーンが増え、体力の消耗とともに細かなミスが見えて2失点を喫します。

2本目は、「距離感を大事にしよう」と選手が話すように、1本目を分析してゲームに入ります。布陣を4-2-3-1に変えると、相手にもズレが生じたところで狙っている連携を見せ始め、中盤のパス交換から中島依美選手が「あの距離は自分のシュートレンジ」と振り返ったGKの頭上を越すミドルシュートを決めて1点差に追いつきます。するとその直後、守備ラインの裏へのロングボールに反応した浜田遥選手がダイレクトでシュートを決めて同点に追いつきます。主導権を握ったなでしこジャパンは、中盤の低い位置でプレーする三浦成美選手がトップ下の長谷川唯選手に縦パスを通すと自ら上がっていき、リターンを受けるとGKとの1対1ではボールを浮かして技ありのゴール。3-2で逆転勝利を収めました。

解散前のミーティングで高倉麻子監督は、「自分に限界を作らずにもっと上を目指してほしい」と選手たちに発破をかけました。2021年、いよいよ東京オリンピックを迎える年に、周りを明るく照らすほどの輝きを持ったチームになることを目指し、「史上最強の、そして歴代“最光“のチームになる」と話して2020年のなでしこジャパンの活動を締めくくりました。

監督・選手コメント

高倉麻子監督
まず、このコロナ禍で10月、11月と連続して長い時間皆が揃って活動できたことを非常にありがたく思います。活動を連続できたことで、メンバーは多少変化もありましたが、攻守ともにチームとしてやりたいことや個人への要求を積み重ねることができました。今日の試合でも、エラーはあるものの、チームがやりたいことを積極的に取り組んでくれたと思っています。リーグ戦でチェックしている選手に声をかけているので、プレーの特徴というのは理解していますが、ピッチの上でプレーする部分も、頭の中も、速いスピードの中でいかにそれを発揮できるかというところを見てきました。素早く理解する選手もいれば時間をかけて自分のものにする選手もいる中で多くのことを観察することができましたし、オフザピッチでも選手たちが非常に明るい雰囲気を作ってくれて、お互いに声を掛け合って要求し合うという部分は今まで以上によくできていました。前回と今回と、男子高校生には貴重な時間を割いて相手して頂き、海外遠征ができない状況の中、私達にとって非常に貴重な試合をさせていただくことができました。国を背負ったチーム同士の試合を通じて選手やチームを見極めていきたいという思いはありますが、スピード感や体の強さに対する対応については今回のようなトレーニングマッチでも十分に見ることができると思うので、本当にありがたく、両チームには心から感謝しています。

DF 鮫島彩選手(INAC神戸レオネッサ)
先月のキャンプと併せて久しぶりの代表活動ということで、前回は守備を中心に、そして今回は攻撃を中心に、非常に細かい部分まで今まで以上にこうやって行こうということを明確にして積極的に取り組んだキャンプでした。来年また集まる際に、それがゼロからにならないように、今年国内組は残るは皇后杯ですが、全員が意識を高く持って取り組んでいければと思います。チームがこれをやっていこうということ、今回であれば攻撃面ですが、それが細かく、明確に、スタッフの声がけ、選手間の声がけ、雰囲気もあったので、全員が全体として意識高く取り組めました。今日出場した試合1本目の評価は難しいですが、守備がどうというよりは、攻撃でリズムを作れずに、ほぼ守備に回る時間になってしまいました。攻撃でボールを保持して、そのことが最大の守備になるようにと考えているので、それが今日は実現できなかったという感触のほうが強いです。10月はまだ手探りの感覚の中で迷いながらやっている部分もありましたが、今回は前回以上に明確に取り組めていたので、その意識の中で起きたエラーについては今後もっと詰めていかなければいけないと思っています。

MF 中島依美選手(INAC神戸レオネッサ)
前半を外から見ていて、後半から出場する選手間で距離感よくプレーしようという話をしてゲームに入りました。相手の寄せが速いので、サポートを速くして簡単にプレーしながらも、今週の活動で取り組んできた裏に抜ける動きや連動・連携したチームとしての動きでやっていこうと話していて、できたところもあれば、課題も多くあって、でも結果的に勝つことができたのは良かったです。攻守に関して距離感よくプレーできて、自分が出た後半は失点ゼロに抑えることができました。ボールを回しながらゴールに向かうことを意識しているので、その中でお互いの距離感は非常に大事なことだと思っています。今日の得点はミドルレンジからのシュートでしたが、あの距離は自分のシュートレンジだと思っているので、思い切り狙いました。所属チームでもそうですが、例えばゲーム状況に応じた発信ができる選手が少ないと監督も言う中で、自分が先頭に立ってやらなければいけないと感じていますし、プレーの部分でも違いを見せることを意識してやっています。

スケジュール

11月23日(月・祝)PMトレーニング
11月24日(火)PMトレーニング
11月25日(水)AM/PMトレーニング
11月26日(木)4-0合同トレーニング ふたば未来学園高
11月27日(金)PMトレーニング
11月28日(土)AMトレーニング
11月29日(日)3-2合同トレーニング いわきFC U-18

※スケジュールは、チームのコンディション等により急きょ変更する場合があります。
※全チームスタッフ、選手は集合時にSmartAmp法での検査を実施します。
※新型コロナウイルス感染拡大防止のため、一般の方におかれましてはトレーニングの見学は一切できません。
※選手やスタッフによるサイン、握手、写真撮影、プレゼント受け渡し等の対応も自粛させていただきます。
皆さまのご理解とご協力を、よろしくお願いいたします。


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