11月23日(月・祝)、なでしこジャパンの2020年最後となる活動が福島県のJヴィレッジでスタートしました。
3月にアメリカで開催されたSheBelieves Cup以降、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で活動停止を余儀なくされていたなでしこジャパンは、先月10月に7ヶ月ぶりに活動を再開。今年最後となる活動も、このコロナ禍で多くの方の尽力で実施できていることに感謝しながら、万全の感染対策を講じて活動にあたります。
初日は選手・スタッフが集合してSmartAmp法を用いた検査を実施。全員の新型コロナウイルス陰性を確認した後にJヴィレッジに移動しました。10月に比べ赤く染まる木々に秋の訪れを強く感じながら到着したJヴィレッジでは、特有の海風が強く吹く中最初のトレーニングを行いました。
冒頭、選手を集めて話した高倉麻子監督は、「東京オリンピックを目指して、1分1秒を大事にしてほしい。すべての時間が自分たちのためになる」と話し、限られた時間を生かすも殺すも自分たち次第だと引き締めました。入念なウォーミングアップとパス&コントロールに続いて、2人のフリーマンを配置した10対10のゲームを行いました。スペースを狭めていることでプレッシャーもタイトになり、判断、プレー共にスピードが求められる中、初日とは思えないシリアスな雰囲気で進みました。
今回の活動には新選出のメンバーがいることもあり、夜のミーティングであらためてなでしこジャパンのサッカーについて話した高倉監督は、「誰にも決まった切符はない。自分の心・体・サッカーを大事にして、甘えや妥協なく突き進んでほしい」と話し、「みんな熱い想いを秘めている。でもそれをもっと表現して周りに伝えてほしい。苦しいときにチームを助けられるのはそういう選手」だと選手の奮起に期待を寄せました。
監督コメント
高倉麻子 監督
私たちは東京オリンピックという目標に向かっている中で、コロナはまだ収束に向かっているわけではないけれど、多くの方のご尽力で活動させて頂けていることに感謝しています。選手たちはこの状況に感謝しながら、しっかりとトレーニングをして上積みを続けてほしいと思っています。チームのレベルアップに、守備の安定というのは非常に大事な要素になります。新しい選手も多いので、守備のところはさらに上積みしていきたいです。しかし、あくまで攻撃的なサッカーを展開していくという考えの下では、相手の守備を崩すトレーニングは増やしていこうと思っています。いかにゴールを奪うかをチームのテーマとして、そこを選手に強く要求して、選手個々の持っている能力をいかに代表チームに還元していくかを考えてトレーニングしたいと考えています。
スケジュール
11月23日(月・祝) | PM | トレーニング |
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11月24日(火) | PM | トレーニング |
11月25日(水) | AM/PM | トレーニング |
11月26日(木) | PM | 合同トレーニング ふたば未来学園高 |
11月27日(金) | PM | トレーニング |
11月28日(土) | AM | トレーニング |
11月29日(日) | AM | 合同トレーニング いわきFC U-18 |
※スケジュールは、チームのコンディション等により急きょ変更する場合があります。
※全チームスタッフ、選手は集合時にSmartAmp法での検査を実施します。
※新型コロナウイルス感染拡大防止のため、一般の方におかれましてはトレーニングの見学は一切できません。
※選手やスタッフによるサイン、握手、写真撮影、プレゼント受け渡し等の対応も自粛させていただきます。
皆さまのご理解とご協力を、よろしくお願いいたします。