JFAアカデミーでは「常にどんな時でも(日本でも海外でも)ポジティブな態度で何事にも臨み、自信に満ち溢れた立ち居振る舞いのできる人間の育成」というフィロソフィーを掲げ、真のエリートを目指して日々活動しています。
JFAアカデミースタッフ通信では選手たちの日常の様子や、日々の活動を詳しくお伝えしています。今回JFAアカデミー堺のレポートを担当するのは総務の大江あかりさんです。
JFAアカデミー堺の寮の一日
JFAアカデミー堺で総務兼選手管理をしている大江あかりです。選手と一緒に寮で寝食を共にしながら、生活のサポートをしています。
今回は、JFAアカデミー堺の寮の一日を紹介します。
JFAアカデミー堺の朝は6時30分の掃除から始まります。部屋ごとに当番の掃除場所が決まっています。
6時50分から朝食時間です。食事については後ほど紹介しますが、朝からタンパク質豊富なメニューをしっかり摂ります。その後7時30分に寮を出るまで、制服に着替えたり髪を整えたり、慌ただしい時間が続きます。
中学校の授業を終えて寮に戻ってくるのは16時頃です。
17時からのトレーニングに向けて、練習着に着替え、各自ストレッチをして準備します。
J-GREEN堺のピッチで2時間のトレーニングを行い、入浴後夕食、20時30分から1時間学習の時間を設けています。その後消灯時間の22時30分までは、洗濯をしたりテレビを観たり翌日の制服のアイロンがけをするなど自由に過ごします。
中学校生活:堺市立月州中学校との連携
JFAアカデミー堺の選手は、堺市立月州中学校に通っています。寮から月州中学校までは、約5キロメートルの距離があり、路線バスを利用して通学しています。8時25分の中学校の始業に間に合うように、バスに乗り、バス停で下車してからさらに10分程度歩いて登校します。
毎年入学式の時には、校区外から入学するアカデミー生は各学年6クラスある月州中学校に馴染めるか少し緊張した様子がありますが、学校生活や委員会活動、行事を通してクラスメイトと親睦を深め、友達がたくさんできている様です。
学級代表や体育委員に立候補するアカデミー生も多く、先日9月29日(火)に開催された月州中学校体育大会では、競技用具の準備や、準備体操の号令、閉会宣言など、体育委員として活躍しているアカデミー生の姿がたくさん見られました。リレーには多くのアカデミー生が出場し、スタッフも応援に熱が入りました。学校で頑張っている姿を見ることはスタッフの楽しみの一つでもあります。
日常の体調不良や欠席、学校での様子等の諸連絡は担当の先生とアカデミースタッフでやりとりし、情報を交換しながら連携して選手たちのサポートをしています。寮生活ということで先生方に配慮頂いていることもたくさんあり、月州中学校の先生方の理解と協力のおかげで、毎日元気に学校に通うことができています。
寮での食事の紹介
トレーニングを続けていくための栄養補給、そして身体を強くするために、しっかり食事を摂ることは選手たちの生活にとって最も重要な事のひとつです。
朝夕、担当栄養士さん監修の献立でしっかり栄養を摂ります。タンパク質が豊富なボリューム満点のメニューは、入学したばかりの頃の1年生にとっては完食するまでかなり時間がかかる最初の難関と言えますが、毎日頑張って食べ続けるうちに、3年生になる頃にはおかわりができるほどになります。
ある日の夕食メニューを紹介します。
・ご飯
・ハンバーグ
・サラダ
・たらこスパゲティ
・白菜のクリーム煮
・かぼちゃスープ
・果物
・プルーン入りヨーグルト
この他、毎週水曜日はご飯の量が増える丼メニューが定番です。
それぞれ夢や目標を持ち、日々サッカーのトレーニングに励んでいますが、中学生年代で保護者のもとを離れて寮生活をすることは、とても大変なことでもあると思います。毎日の生活場面では、注意や指導をせざるを得ない事もありますが、学校での出来事を聞いたり、好きなテレビ番組を一緒に観る時間なども大切にしながら、選手たちの寮生活が充実するようにサポートしていきたいと思います。