栃木県大田原市の那須スポーツパークで11月21日(土)、中学校女子サッカー部フェスティバルが始まりました。この事業は、女子中学生の活動の場を増やすこと、中学校で活動をする女子選手を応援することを目的にJFAが2011年より行っているものです。今年度2回目となる今回のフェスティバルには、各地から7チーム、64名の女子選手が集まりました。
天候にも恵まれた初日、選手たちが全国から那須に集合しました。参加人数が少ないチームは合同チームを作り、合計5チームで8人制のゲームを行いました。初めて会う子と合同チームになった選手たちの中には、互いの名前を呼びながらパスを出し合って、コミュニケーションを図る様子も見られました。
夜のミーティングでは、各チームの自己紹介を行いました。ダンスを披露するチームや、それぞれの地域に関するクイズを出題するチームが出るなど、選手たちの緊張も徐々にほぐれているようでした。その後、U-19日本女子代表・高倉麻子監督によるレクチャーが行われました。「子供の頃から大人になった今でも、ずっとサッカーが大好き」という高倉監督の言葉に、選手も真剣な眼差しで耳を傾けていました。
2日目は、この日のゲームの内容や反省点を踏まえて、トレーニングとゲームを行います。
選手コメント
岩瀬葵選手(空知地区中学校女子サッカー部)
今回、北海道から参加した私たちは、飛行機・モノレール・電車・新幹線と様々な乗り物を乗り継いで栃木まで来ました。サッカー以外でも外で行動する時のマナーやルールを体験して学ぶことができてよかったと思いました。午後からは綺麗な天然芝でゲームをしました。4試合全勝することを目標にプレーしました。最初のゲームでは前半、相手の陣地でボールを保持していましたが、なかなか得点することができませんでした。これは、ラストパスの正確さとシュートを狙う意識が原因だと思いました。その他のゲームでは、オフェンスで中盤からサイドへのスルーパスや、サイドからゴール前へのセンタリングなど、自分たちが思うようにプレーが出来てよかったです。これからの2日間は今日の反省を踏まえ、自分をアピールし、また、ゲームをするときは全勝を目指して頑張りたいと思います。
千葉和選手(杉並区立中学校女子サッカー部)
自分たちの課題が多く見つかった一日でした。私たちのチームは6人と人数が少なく、今日は長町中学校との合同チームとして試合をしました。最初はお互いの名前を覚えるのも大変で、コミュニケーションをとるのも難しかったです。でも、長町中学校の皆さんが気軽に話しかけてくれて、試合をしていくうちに皆仲良くなりとても楽しかったです。夜のレクチャーの時間ではU-19日本女子代表監督の高倉麻子さんが来てくださって、サッカーについて色々なことを改めて聞くことができ、良い経験になりました。明日もみんな笑顔で頑張りたいです。