3月19日から20日にかけ、キヤノンガールズ・エイト第13回JFA 関西ガールズ・エイト(U-12) サッカー大会がJ-GREEN堺で開催されました。大会2日目は予選グループの上位8チームによる決勝トーナメントと、8チームのフレンドリートーナメントが行われました。各府県トレセンの6チームが進出した決勝トーナメントはいずれも接戦となり、どの選手もこれまでの練習の成果を出し切ろうと全力でプレーしていました。2年連続決勝進出の奈良グリーンと大阪府トレセンU12の対戦となった決勝戦は互いに全力を出し合った一戦となりました。先制した奈良グリーンがGKを中心に全員の守備で大阪府トレセンU12の猛攻を抑え、見事2年連続での優勝を果たしました。兵庫県同士の対戦となった3位決定戦は、PK戦を制した兵庫県トレセン女子U12が勝利し、3位に輝きました。
大会に参加した選手たちは他府県のチームや選手との対戦を通して、自身のプレーに自信を深めたり、新たな可能性を感じたようで、「これからもサッカーを続けていきたい」「練習してもっとうまくなりたい」と感想を話してくれました。小学6年生の選手たちにとっては、U-15年代へとつながるいい機会となりました。また、本大会は女性の指導者や審判によってサポートされた大会でもあり、こうした「先輩」の姿も刺激となったようです。今後も日本女子サッカーの底辺を広げるとともに、その土台を強固にするためにさらなる発展を目指します。
選手コメント
延谷一妃選手
今回の大会を通じていろいろなことにチャレンジすることができたと感じています。ドリブルやシュートが苦手でしたが、ボールを運んだり、積極的にシュートを打つことができました。チームとしてもチェレンジすることができました。このチームでの試合は最後でしたが、入れてとても良かったです。今まで育ててくれたお母さん、お父さん、家族のみんな、サッカーを教えてくれた監督やコーチ、支えてくれた友達に感謝して、サッカーを続けていきたいです。
森三紘選手
J-GREEN堺というとても良い環境でサッカーができ良い経験になりました。この大会を通じたくさんのことを学び感謝することの大切さを学びました。良い写真をたくさん取ってくれたキヤノンのスタッフの方々や、ポカリスエットを配ってくれた方、施設の方や保護者、指導者の方々、ありがとうございました。次の6年生にももっと良い大会にしてほしいです。中学生になってもこの大会で学んだことをいかしていきたいです。
総評
高須理稔ナショナルトレセンコーチ関西女子担当
関西2府4県から16チームが参加して行われました。奈良グリーンの優勝、大阪府トレセンU12の準優勝で幕を閉じました。決勝戦に残った両チームをはじめ、参加した全ての選手がみんなで協力しながらゴールを守り、ボールを奪い、ゴールを目指す白熱したゲームを展開していました。初日には、大会に協賛していただいた大塚製薬株式会社様から水分補給について、またキヤノン株式会社様からはスポーツの価値やサッカーの果たす役割について考える機会を与えていただきました。この大会に向けてご尽力いただいた和歌山県サッカー協会及び大阪府サッカー協会、関係者の皆さまに心より感謝申し上げます。
キヤノンガールズ・エイト第13回JFA関西ガールズ・エイト(U-12)サッカー大会
2016年3月19日(土)〜3月20日(日)
J-GREEN堺
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