ASEAN7カ国のU-14女子代表選手および10カ国の役員・指導者の一行は、滞在最終日の17日、横浜市の日産スタジアムを視察し、その後外務省を表敬訪問しました。
午前中は、2002FIFAワールドカップおよびFIFAクラブワールドカップの決勝の舞台でもある日産スタジアムを訪れ、ロッカールームなどの施設を視察しました。スタジアムの計らいで、選手達はFIFAアンセムと共に入場し、ピッチレベルからもスタジアムを体感することができました。
午後は外務省にて、外務大臣政務官 濵地雅一氏、外務省南部アジア部 梨田和也氏および日本国際協力センター理事長 山野幸子氏を表敬訪問しました。濵地政務官の歓迎のあいさつの後、一行を代表し、ラオス代表選手より感謝の言葉が述べられ、濵地政務官に記念ユニフォームが贈呈されました。
その後、日本サッカーミュージアムを訪問し、2011FIFA女子ワールドカップ優勝トロフィーとの記念撮影などを楽しみました。6日間にわたるプログラムが終了し、一行は18日に帰国の途につきます。今回参加した多くの選手や役員からは、本プログラムを通じ良い経験ができたとのコメントが寄せられました。
選手コメント
Ms.Sontitip Mananya 選手(U-14タイ女子代表)
様々な国との交流試合によって、自分たちのチームの弱点を知ることができました。今後は強いチームになれるように改善していきたいです。日本チームは体が小さくてもパワーがあり、自分のポジション以外の守りや攻めができると感じました。私は今回初めて日本に来て、見るもの全てが新鮮で感動的でした。短期間でしたが、サッカー以外にも日本の文化や習慣を知ることができました。これらの経験によって自己を成長させ、延いてはチーム全体の向上に繋げたいと思っています。
Ms.Louangamath Phoutsad 選手(U-14ラオス女子代表)
私は、小学校5年から6年間サッカーをしています。今回、JENESYSプログラムで日本に来ることができ、緊張しましたが嬉しく思っています。また色々な国と試合をすることができてとても嬉しく、このことは私の誇りです。今回の試合の結果は満足できるものではありませんでしたが、次はリベンジしたいと思います。ラオスに帰ったら、もっと練習して上手くなりたいです。
役員コメント
Ms. DK. Nurizzati Binti PG Arifin 氏(ブルネイ・ダルサラーム視察団代表)
本プログラムに参加してクラブ運営やJFAアカデミーの概要を聞き、国として女子サッカーをどのように振興させ、選手を育成していったらよいかを知ることができました。日本のU-14女子代表は自国ではプロチームのレベルに匹敵するでしょう。日本では地域、学校でのサッカーへの取り組みがさかんで、多くのリーグがあり、見事なピラミッド形を作り上げています。ブルネイ国内では女子サッカーチームが少なく、またナショナルチームがまだないので、今回の参加によって得た知識、経験をナショナルチーム設立に生かしていきたいと思います。ナショナルチーム設立のためにはサッカー協会ばかりでなく、学校、宗教界等の関係者の理解・協力が必要だと思います。ブルネイには女子ラグビーのナショナルチームが既にあるので、女子サッカーもその後に続いていきたいと思います。
Mr. Do Van Nhat 氏(ベトナム視察団代表)
日本のサッカーは、政府と日本サッカー協会からの大きな支援があるために、アジアで高い地位を獲得していると思います。そして女子もサッカーをプレーする多くの機会が与えられていることはすばらしいことだと感じました。
JENESYS2015 日ASEAN U-14ガールズサッカーフェスティバル
2016年3月12日(土)~16日(水)
時之栖スポーツセンター裾野グラウンド