U-15日本女子選抜のトレーニングキャンプが11月30日(土)、大阪府堺市のJ-GREEN堺で始まりました。9月に続き今年2回目となるこのトレーニングキャンプには、前回から人数が絞られ、23名(FP20名、GK3名)が選出されました。
初日となる11月30日(土)、集合した選手たちは早速ピッチに立ち、なでしこジャパンのフィジカルコーチを務める広瀬統一コーチの指導のもと、フィジカルトレーニングからスタート。前回のキャンプで「継続することの大切さ」を学びましたが、今回改めて、日常の中での取り組みが重要であることを確認しました。
キャンプ2日目の12月1日(日)には、大阪学芸高校とトレーニングマッチを実施。40分×2本を行い、1本目を2-0、2本目を0-0とし、トータル2-0で勝利しました。また、夜のミーティングでは、ポジションごとにグループを作り、各ポジションの役割について話し合い、発表を行いました。その後、狩野倫久コーチより、自身が監督を務めるU-16日本女子代表チームの取り組みについての話があり、選手たちはそれぞれの思いを胸に、多くのことを考える時間となりました。
キャンプは残り2日、トレーニングゲーム1試合と、トレーニング2回を予定しています。
選手コメント
GK 山﨑琳選手(浦和レッズレディースジュニアユース)
今回、自分からいろいろなことを発信して、積極的にチャレンジすることを目標に、キャンプに参加しました。初日のトレーニングでは、基礎を中心としたキャッチングや素早いポジション移動などを行いました。5対5のゲームでは、ゴール幅が狭かったので、切り替えを早くすることを意識して取り組みました。夜のレクチャーでは、フィジカルコーチの広瀬さんから教えていただいたフロントランジやサイドランジなどを継続して行うことが大切だとわかったので、今後、継続して常に最大限の力を出せるようにしていきたいです。二日目の午後には大阪学芸高校と試合を行いました。自分から積極的に声かけをしてみたり、常に良い準備をすることを意識して取り組むことができました。夜のミーティングでは、各ポジションのことを理解したうえでコミュニケーションをとり、明日の試合もチームが一体となって勝てるように良い準備を心がけたいです。
FP 桑原藍選手(シーガル広島レディース)
キャンプ初日は、フィジカルコーチの広瀬さんから、フィジカルトレーニングを学びました。普段から習慣化する大切さや、自分の身体をどのように使うと良いかなどを知ることができました。たった数分のことだけど、その数分で自分を変えられる、ということが印象に残りました。また、5対5のゲームでは、常にゴールを目指すことを意識してトレーニングを行いました。二日目の午前中は「ゴールを奪う」をテーマにしたトレーニングでした。ファーストタッチの質やオフ・ザ・ボールの動きなどでゴールを目指すことを意識しました。ファーストタッチは、攻撃へのスイッチを入れるパスにつながる大切なプレーなので、もっと精度を上げたいです。午後の大阪学芸高校との試合では、強いコンタクトでボールに向かうことはできたのですが、前を向いて前線を目指すプレーが少なかったので、残りのトレーニングやゲームでは意識していきたいと思います。
FP 榊原琴乃選手(常葉大学附属橘中)
私はこのキャンプを通して「攻守において関わり、自分の長所を活かす」ということを目標にしてきました。一日目は、サッカーにおける基礎となるトレーニングを行いました。手の使い方や力を入れるポイントなどを学ぶことができました。二日目のトレーニングでは、初日に学んだことを意識して1対1の勝負にこだわりました。攻撃ではシュートを決めるところで、守備ではどんな状況でも相手についていけるような姿勢を意識しました。午後のトレーニングゲームでは、自分の長所となる仕掛けで得点を取ることができて良かったです。ただ、守備の面で逆サイドにある時のポジショニングや、プレスバックの時の守備の行き方が甘かったことは課題だと感じました。また、試合終了間際での攻守の関わりが少なくなっていたので、明日のトレーニングでは、これらの課題を意識して頑張りたいです。このキャンプで学びや感じたことを、ただの経験で終わらせるのではなく、継続して取り組み、自分のものにし、ひとつひとつのレベルを上げて次のステップへ行けるようにしていきます。
スケジュール
11月30日(土) | PM | トレーニング |
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12月1日(日) | AM/PM | トレーニング |
12月2日(月) | AM/PM | トレーニング |
12月3日(火) | AM | トレーニング |
※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。