日本サッカー協会は11月29日(金)、12月10日(火)から韓国・釜山で行われる「EAFF E-1 サッカー選手権2019 決勝大会」に臨む、なでしこジャパン(日本女子代表)のメンバー23人を発表しました。会見の席で高倉麻子監督は、「この大会では前回悔しい思いをしているので、必ず(タイトルを)取って帰ってきたいと思います」と、力強く抱負を語りました。
EAFF E-1サッカー選手権は今年で7度目の開催を数え、東アジアの男女各4カ国が参加。なでしこジャパンは韓国、中国、チャイニーズタイペイと総当たりで頂点を競います。同大会を2度制覇しているなでしこジャパンは、2010年以来のタイトル奪還を目指します。
インターナショナルマッチデーではない期間の開催となるため、熊谷紗希選手(オリンピック・リヨン/フランス)といった、ヨーロッパでプレーする選手は招集されませんでした。世界一を経験したキャプテンが不在となりますが、高倉監督は「本当にこのチームが世界で勝っていくためには、新たな強いリーダーが絶対に必要」と強調。そのためにも、「全ての選手から、自分がリーダーシップをとって引っ張っていく姿勢を見たいと思っています。本当に強い、チームの軸となるような、プレーだけではなくて何かを発信する選手に出てきてほしいなと思っています」と、チームをけん引する意気込みが表出することを期待していました。
来年の東京オリンピック開催前、最後の公式戦となるこの大会。選手たちにとって、本大会のメンバー18人入りへアピールする大きなチャンスです。今回は、国際Aマッチ出場数が1ケタの選手が10人含まれています。その中の1人、まだキャップゼロながらFIFA 女子ワールドカップフランス 2019の終了後に2度の招集を受けている清家貴子選手(浦和レッズレディース)も、引き続きメンバーに入りました。
また、11月17日(日)からJ-GREEN堺で行なわれた「なでしこチャレンジ」に参加したFW池尻茉由選手(水原WFC/韓国)は、今年3月以来の招集となりました。「左利きで、得点や相手のタイミングを外す感覚は独特。大会でも見てみたいと思いました」と高倉監督が期待します。
SAMURAI BLUEとともに戦う、2019年最後の活動、そして東京オリンピック前最後の公式戦。高倉監督は「(男子代表と)お互いに近いところで戦っているのは励みになると思いますし、ぜひアベックで金メダルを取って帰りたいと思います」と意気込みました。
監督コメント
なでしこジャパン 高倉麻子監督
この大会は今年最後の試合になると同時に、(オリンピック)予選がない私たちにとっては、東京オリンピック前の最後の公式戦になります。ワールドカップ以降、カナダ戦、南アフリカ戦では積み上げをしながらチームがやってきたことを確認して、ある程度良い形が出せているのかなと思います。今回、東アジアの大会ではありますが、しっかり結果を出して、私たちがアジアナンバーワンであることを証明したいです。結果と内容にこだわって戦っていきます。
スケジュール
12月9日(月) | PM | 公式会見 |
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TBC | トレーニング | |
12月10日(火) | TBC | トレーニング |
12月11日(水) | 16:20 | 第1戦 vs.チャイニーズ・タイペイ女子代表(Busan Asiad Main Stadium) |
12月12日(木) | TBC | トレーニング |
12月13日(金) | TBC | トレーニング |
12月14日(土) | 15:55 | 第2戦 vs.中国女子代表(Busan Gudeok Stadium) |
12月15日(日) | TBC | トレーニング |
12月16日(月) | TBC | トレーニング |
12月17日(火) | 19:30 | 第3戦 vs.韓国女子代表(Busan Gudeok Stadium) |
※時間はすべて現地時間です。
※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。
EAFF E-1サッカー選手権2019 決勝大会
大会期間:2019年12月10日(火)~18日(水)
会場:韓国/Busan Gudeok Stadium、Busan Asiad Main Stadium
女子出場国:チャイニーズ・タイペイ、中国、日本、韓国