J-GREEN堺で11月18日(月)から活動を開始したなでしこチャレンジでは、19日(火)の午後に興国高校の男子と合同練習を行いました。
フィジカルで勝る男子高校生とのトレーニングでは、どのように対応したらいいのか、選手たちは考えながらチャレンジを繰り返します。1対1、3対3の対人トレーニングから、最後は8対8のゲーム形式でこの日のトレーニングを締めました。
トレーニング後はパナソニックスタジアム吹田で行われたSAMURAI BLUEのキリンチャレンジカップを全員で観戦し、グループごとに試合内容の分析が課題として与えらました。選手たちは真剣な表情で試合を観戦し、分析シートをグループで完成させていました。
今回のキャンプで高倉麻子監督は選手に対して、「自分から発信してほしい」「我こそは!とアピールしてきてほしい」と、サッカーへの積極的な関わりを期待していることを繰り返し伝えていました。
また、今回のトレーニングキャンプで得た刺激を、自チームに持ち帰り、継続して高い意識を持って日々のトレーニングに取り組んでほしい、と選手たちに伝え、選手たちを鼓舞していました。
選手コメント
DF 西川彩華選手(ジェフユナイテッド市原・千葉レディース)
なでしこチャレンジへの招集は今回で3回目になります。再びこのような自身をアピールできる場に呼んでもらえたことをありがたく感じます。日頃のリーグでの評価が招集に繋がっていると自信を持つことができた反面、上のステージに呼ばれない、ということは何かが足りないからだと考えます。今回のトレーニングキャンプでは、一つ一つのプレーで精度が高いレベルで求められました。前線へのフィードでは手応えを感じたものの、特に男子との合同練習での守備では相手選手への寄せ方、奪い切る力が不足していると感じました。残りのトレーニングでも、チャレンジすることを恐れず積極的にプレーしたいと思います。また、自チームへ今回出た課題を持ち帰って、より成長できるように頑張ります。
MF 川島はるな選手(ノジマステラ神奈川相模原)
今回のトレーニングキャンプでは、所属が違う様々な選手とコミュニケーションを取ることができています。トレーニングの中では、止める・蹴るの基礎技術や、スペースと時間が少ない中での状況判断、フィジカル面など、求められる質の高さに刺激を受けました。吸収すべきものがたくさんあり、何もかもがまだまだだなと痛感させられました。なでしこジャパンの中盤には実力のある選手が沢山いて、その中に食い込んでいくのは簡単ではないと思いますが、チャンスはあると感じています。なでしこジャパンで求められていること、またレベルの高い選手たちから受けた刺激を自チームに戻っても意識して取り組み続けたいと思います。
FW 千葉園子選手(ASハリマアルビオン)
今回始めてなでしこチャレンジのトレーニングキャンプに招集されました。レベルの高い環境のなかでサッカー出来ることが嬉しく、サッカーを楽しみたい、という気持ちで臨みました。トレーニングキャンプを通じて、なでしこジャパンとの差や、世界との差など、ミーティングや練習を通して多くのことを学び、肌で感じることができました。また、その差を埋めるために何をしたらいいのか、自分から何を発信していく必要があるのか、という部分を改めて見直すことが出来ました。今後FWとしてボールを受けたら前を向くこと、常にゴールを目指すことをさらに意識したいと思います。普段味わえない環境下で行われた今回のトレーニングキャンプは、とても充実したものとなりました。
スケジュール
11月18日(月) | 9:00/15:00 | トレーニング(J-GREEN堺 S2ピッチ)※一般公開 |
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11月19日(火) | 9:00/15:00 | トレーニング(J-GREEN堺 S2ピッチ)※一般公開 |
11月20日(水) | 9:00 | トレーニング(J-GREEN堺 S2ピッチ)※一般公開 |
※スケジュールや会場は急遽変更になる場合がございます。