AFC U-16女子選手権タイ2019 U-16日本女子代表 vs. U-16タイ女子代表
2019年9月21日(土) キックオフ時間 16:00 試合時間 90分(45分ハーフ)
Chonburi Stadium(タイ/チョンブリ)
U-16日本女子代表 8-0(前半3-0、後半5-0)U-16タイ女子代表
得点
28分 浜野まいか(U-16日本女子代表)
31分 西尾葉音(U-16日本女子代表)
33分 西尾葉音(U-16日本女子代表)
49分 浜野まいか(U-16日本女子代表)
50分 丹野凜々香(U-16日本女子代表)
61分 大山愛笑(U-16日本女子代表)
71分 猪瀬結子(U-16日本女子代表)
86分 天野紗(U-16日本女子代表)
スターティングメンバー
GK:野田にな
DF:小山史乃観、井手ひなた、石川璃音、荻久保優里
MF:丹野凜々香、大山愛笑、天野紗、猪瀬結子
FW:西尾葉音、浜野まいか
サブメンバー
GK:服部茜汐香、大熊茜
DF:林愛花、浅山茉緩、朝倉加奈子、平中響乃
MF:太田萌咲、箕輪千慧、西郡茉優
FW:根府桃子、藤野あおば、錦織美紀
交代
HT 荻久保優里→ 朝倉加奈子
58分 野田にな→ 服部茜汐香
71分 浜野まいか→ 浅山茉緩
マッチレポート
U-16日本女子代表は18日(水)、チョンブリスタジアムでU-16タイ女子代表とグループリーグ最終戦を行いました。
グループリーグ突破をかけた大事な3戦目。朝から雨脚が強く、ピッチは全体的にぬかるんでいました。雨は止みましたが、ピッチコンディションは悪いまま、試合がキックオフされました。
この日のテーマは、「個々が全力でバトルし、走り、そしてゴールを奪う」でした。試合前に行われたミーティングではチームのコンセプトに立ち返り、これまでの活動のすべてを出そうということで様々なシーンの映像を見て、細かな役割や試合での狙いが選手たちに伝えられました。
日本は立ち上がりから積極的な姿勢でゴールを狙いますが、なかなかゴールラインを割ることが出来ません。難しい時間帯が続く中、前半28分ようやく均衡を破ります。ピッチ中央にてフリーでボールを受けたMF大山愛笑選手が相手DFラインの裏に浮き球を出し、それに反応したFW浜野まいか選手が相手キーパーとの1対1を冷静に沈め、先制します。その後31分には左コーナーキックから流れたボールを受けたDF荻久保優里選手のクロスにFW西尾葉音選手が頭で合わせて2点目。33分にはまたもやMF大山選手がペナルティエリア中央外から出した縦パスをFW浜野選手がワンタッチで流し、FW西尾選手が決めて3-0。その後もFW西尾選手のシュートがゴールポストを叩いたり、コーナーキックのこぼれ球をFW浜野選手が押し込むも直前のプレーでファウルを取られて得点が認められないなど、チャンスのシーンは続きます。
49分にはピッチ中央でフリーでボールを受けたMF天野紗選手のミドルシュートを相手ゴールキーパーがはじき、そこに詰めていたFW浜野選手が追加点を上げます。50分、後半から出場したDF朝倉加奈子選手の中盤右サイドからのロングスルーパスに抜け出したMF丹野凜々香選手が相手キーパーとの1対1を決めて、5-0。61分には右サイドからカットインしていったMF大山選手の左足のミドルシュートが決まって6-0とします。その後、71分には右サイドの角度のないところを突破したDF朝倉選手からのパスを受けたMF猪瀬結子選手が左足でゴールを決めます。そして残り時間も少ない86分にはMF丹野選手とのコンビネーションで中央を突破したMF天野選手が右のアウトサイドで押し込みました。
最終的なスコアは8-0で快勝。これで2勝1分けとなり、同時刻に行われたオーストラリア対バングラデシュが2-2の同点に終えたことから、グループリーグ首位通過が決まりました。
U-16日本女子代表は、25日(水)に準決勝、グループB・2位のチームと試合を行います。
またこの日はDF浅山茉緩選手の誕生日でした。試合後の夕食時にサプライズでお祝いが行われました。
監督・選手コメント
狩野倫久監督(SAGAWA SHIGA FC)
立ち上がりからアグレッシブに試合を展開することを考えていました。その中で選手たちも先制点が取れるまで我慢強く試合を行ってくれたと思います。その後も非常にタフなゲームとなりましたが、追加点を取ることが出来きて嬉しく思っています。選手たちの気持ちの部分では非常に落ち着いて試合を分析し、流れを読んで展開を見極めraれたのは非常に良かったのかなと思います。この試合に向けては攻撃的にリスクを負ってでも積極的に行こうと話してました。一戦一戦しっかり戦っていくというプランの中で、トータルで5戦戦うことは頭に置いていましたがグループリーグを1位で突破するのことも一つの目標に掲げていました。そこに向けて取り組んできたように、次の準決勝の相手に対しても残りの期間を使って良い準備をしていこうと思います。
DF #3 石川璃音選手(JFAアカデミー福島)
今日はグループステージ最後の試合で、1位通過できるかが掛かっている試合でした。また今大会優勝するためにも大事な試合でした。試合の序盤は点が決まらず、つらい時間帯もありましたが、焦らずに先制点を決めて、その流れに続いていけたのが良かったと思います。個人としてはインターセプトをたくさん狙えましたが、その後のパスを繋げる回数が少なかったので、もっと判断を早くしていきたいです。チームとしては前から意図的にプレスをかけることを全員で共有していたので、声を出して自分たちでそれを実行できたのが良かった点でした。これから先の相手はレベルが高く、シュートの回数が減ると思われるので1本1本のパスやシュートの精度を高めていけるように努めていきたいです。もう1つのグループより休みが1日多いので、準決勝に向けて食事や睡眠などコンディショニング面を主に良い準備をしていきたいです。
MF #6 天野紗選手(INAC神戸レオンチーナ)
前半の序盤は良い形を作れていましたが、なかなか点を決めれませんでした。チームの雰囲気としても少し焦りなどが出てきましたが、先制点を決めることで良い流れに乗れたので良かったです。やはり先制点が入ったおかげで、安心感が出てきて全員が落ち着いたプレーができるようになったのだと思います。プレー自体に関しては、練習で何回もやってきたコンビネーションを何回も出し、ゴール前まで向かえたことが良い点でした。守備については、例えば1つ前に出るのが遅れた時、後ろがバタバタしているのにファーストディフェンダーが寄せてしまい、簡単に相手を剥がされてしまっているので、最初のスイッチの入るタイミングを声を掛け合っていきたいです。次の試合では、立ち上がりから全員がもっと積極的にプレーして先制点を取り、流れを引き寄せられるようにしたいです。この3日間では、まずは休息を取って、疲れを取り、コンディションを良くしていきたいです。
FW #14 浜野まいか選手(セレッソ大阪堺ガールズ)
オーストラリアとの初戦では引き分けたので、2戦目と今日の試合ではたくさんゴールを取ることを意識して取り組んできました。今日の1点目はイメージしていたシュートを決めることができました。2点目に関しては、前半から前に詰めることを意識していたことが結果につながりました。今日の試合では得点に絡むことはできましたが、それでも決めきれない部分もありました。ただ先制点を取れたことはチームにも安心や余裕を与えられるので良かったと思います。次の試合までの間には、ゴール前のコンビネーションを全員で上手に連携取れるように合わせてたくさんゴールを取れるように準備していきたいです。
スケジュール
AFC U-16女子選手権タイ2019 | ||
---|---|---|
9月15日(日) | 0-0 | vs U-16オーストラリア女子代表 (IPE Chonburi Stadium) |
9/16(月)~9/17(火) | AM/PM | トレーニング |
9月18日(水) | 9-0 | vs U-16バングラデシュ女子代表 (IPE Chonburi Stadium) |
9/19(木)~9/20(金) | AM/PM | トレーニング |
9月21日(土) | 8-0 | vs U-16タイ女子代表 (Chonburi Stadium) |
9/22(日)~9/24(火) | AM/PM | トレーニング |
9月25日(水) | 16:00 | 準決勝 vs グループB2位 (Chonburi Stadium) |
9/26(木)~9/27(金) | AM/PM | トレーニング |
9月28日(土) | 16:00/20:00 | 決勝/3位決定戦(Chonburi Stadium) |
※時間はすべて現地時間
※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。
AFC U-16女子選手権タイ2019
大会期間:2019/09/15(日)~2019/09/28(土)
準決勝:
2019/9/25(水) 18:00キックオフ(日本時間)
vs グループB2位