今年二回目となるJFAエリートプログラム女子U-13の活動が9月5日(木)から始まりました。今回の韓国遠征はJOC日韓競技力向上スポーツ交流事業の一環で、全国から20名の選手が選出されています。
韓国到着後は、モッポインターナショナルフットボールセンターに4時間かけてバスで移動し、翌日から本格的な活動が始まりました。
9月6日(金)は、午前中に長時間の移動後ということを考慮したトレーニング、午後には地元の中学校のチーム(Chungju Yeseong Girls' Middle School)とトレーニングマッチを行いました。
夜には、あらためてこのエリートプログラムについて、佐野監督から、「何をしにここにいるのか。いつも心に問いかけよう」というメッセージが伝えられ、また中野トレーナーから「栄養とセルフコンディショニング」についてのレクチャーも行いました。そこでも目的を持って様々なことに取り組んでいくことの重要性について伝えられました。
翌7日(土)は台風の影響でスケジュールが変更となり、午前中は宿題だった韓国の文化やサッカーについてそれぞれが調べてきた内容をグループごとにまとめ、発表し、午後は韓国チームとともに博物館やショッピングに行き交流を深めました。
選手コメント
佐藤 ふう選手(藤枝順心サッカークラブジュニアユース)
2日目の夜のミーティングではJFAエリートプログラムはどんな活動なのかを教わりました。そこで私は「自分で見て、感じて、行動する」「なにごとも積極的に行う」「いつでも、どこでも、誰とでも、サッカーや生活に関わりを持つ」をしっかり意識していきます。特に一番意識していることは、「何事も積極的に行うこと」です。試合で自分から動き出したり、シュートを打ったり、1対1で相手を抜いたりしてチームに貢献したいです。シュートを打つ時は冷静にコースをねらいます。
このチームは1人1人の個の技術が高いので、それを生かしながら、チーム全員でゴールまでいけるようにしたいです。レベルの高い選手と一緒になってやることで、自分には何が足りなくて何ができているのかを見つけることができました。その見つけたことをたくさん試合で行い、自分のものにし、プレーの幅を広げていきたいです。そして、オフザピッチでも成長していきたいです。
小島 世里選手(日テレ・メニーナ)
出発前の空港でのミーティングでは、私は「なでしこらしさ」という言葉が印象的でした。特に礼儀正しいという部分であたらめて意識して取り組みたいと思いました。
2日目の最初のトレーニングでは基礎や対人、午後はゲームを行いましたが、声を出してコミュニケーションを取ることができました。ですが、裏をとられることもあり、課題もありました。また、夜のミーティングでもなでしこらしさという言葉が出てきて、改めて重要だなと思いました。
3日目の午後は韓国の選手がアウトレットに案内してくれ、「何を買いたい?」と聞いてくれて、私もジェスチャーや英語でがんばって伝えて、欲しい物が買えました。
夜のミーティングではセットプレーについて教わりました。また、日本と韓国との試合の映像を見て、日本と韓国はずっといいライバルだったと聞いて、明日の試合がとても楽しみになりました。
本谷 穂佳選手(セレッソ大阪堺アカデミー)
最初のトレーニングで感じたことは、みんな技術があって、前回の5月のキャンプよりも成長しているなとということです。自分は球際のところや粘り強さが欠けていて、なかなか思うようなプレーができずに、次の課題ができました。午後のゲームでは、午前のトレーニングで出た課題と声を出して、後ろからみんなを組み立てることを意識しました。全体的にみんなで組み立てながら、ゴールでき、自分もシュートまでできたこと、挑戦できたことはよかったです。この1日だけでも自分に欠けていること、長所を新たに見つけることができました。
「いつでも、どこでも、誰とでも」を意識しながら、自分の弱点を改善して、プレーの中で自分の幅を広げていきたいです。
スケジュール
9月6日(金) | TBC | トレーニング・トレーニングマッチ |
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9月7日(土) | TBC | トレーニング・トレーニングマッチ |
9月8日(日) | TBC | 合同トレーニング・トレーニング |
9月9日(月) | TBC | トレーニング・トレーニングマッチ |
※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。