2023年のFIFA女子ワールドカップ開催を目指す日本サッカー協会は7月19日(金)、JFAハウスで第1回招致委員会を開催しました。
元なでしこジャパン監督の佐々木則夫委員や元国際審判員の山岸佐知子委員、JFA、JOCの理事も務める山口香委員をはじめ、なでしこリーグや大学連盟、女子大会など多様な立場から女子サッカーに関わる委員が一堂に会しました。
田嶋幸三委員長は冒頭で「FIFA女子ワールドカップ招致は、女子プロリーグや普及活動と並んで女子サッカーの活性化を担う柱の一つ」と話し、しっかりとした議論を委員に呼びかけました。今井純子副委員長・JFA女子委員長も、「世界、日本の女子サッカー、社会に貢献する女子ワールドカップとなるよう、ぜひとも招致を成功させたい」と力強く語りました。
その後、10月4日の招致ブック提出に向けて、国際サッカー連盟(FIFA)が定める開催条件や日本が提案に盛り込む開催都市、スタジアム、招致コンセプトなどを確認。フランスでのFIFA女子ワールドカップ2019を現地視察した委員からの報告を交えながら、あらためて日本の開催意義についても共有を図りました。
開催地は、2020年3月のFIFAカウンシルで決定する予定です。
田嶋幸三招致委員長コメント
FIFA女子ワールドカップを招致しようと決めたのは、2013年までさかのぼります。2011年に女子ワールドカップ初優勝を果たしたあとのことでした。この女子ワールドカップ招致は、女子プロリーグの検討やグラスルーツの新たな計画とともに、女子サッカー、日本サッカーの将来を担う柱のひとつです。これらすべてを叶えて初めて、女子サッカーがさらに発展していくと考えています。社会における女性の活躍にも、サッカー界から波及するくらいの気概を持って進めたい。女子サッカーの発展が男子サッカーや日本サッカー全体に影響を及ぼすことは間違いありません。この委員会の場でしっかりと議論をし、日本は招致計画をしっかりと正確に進めて、FIFAに説明していきます。