なでしこジャパン(日本女子代表)の高倉麻子監督は10日(金)、JFAハウス(東京都文京区)で記者会見を行い、国際親善試合スペイン女子代表戦、ならびにFIFA女子ワールドカップフランス2019に臨むメンバーを発表しました。
熊谷紗希選手(オリンピック・リヨン/フランス)や阪口夢穂選手(日テレ・ベレーザ)、岩渕真奈選手(INAC神戸レオネッサ)ら女子ワールドカップを経験している選手が選ばれた一方、初出場となる南萌華選手(浦和レッズレディース)、遠藤純選手(日テレ・ベレーザ)といった若く成長著しい選手もメンバー入りを果たしました。
高倉監督は23人の名前を一人ずつ読み上げ、「私が(監督に)就任して約3年になるが、全てはこの女子ワールドカップのために準備をしてきたつもり」と、今大会に懸ける思いを述べました。
高倉監督は「テクニックがあって賢い。走る力がある。代表に対する思いが強い。チームのために戦える。この4つをベースに、平均的にレベルの高い選手、プラス何か強いものを持った選手も、選考する中では大きなキーになった」と、個性のある選手をリストアップしたことを説明しました。そして、「今回選べなかった選手の分も、精一杯戦っていきたい」と、2大会ぶりの女子ワールドカップ優勝に向けて意気込みました。
また、5月22日(水)から26日(日)の期間のみ練習参加する、トレーニングパートナー5人も発表しました。
なでしこジャパンは22日から練習を開始。6月2日(日)にフランスのル・トゥケでスペイン女子代表と国際親善試合を行い、10日(月)のグループステージ第1戦のアルゼンチン女子代表戦に臨みます。
登壇者コメント
今井純子女子委員長
2016年4月に、なでしこジャパンを高倉麻子監督に託してから3年間、監督とともにさまざまなトライをしながら環境を整え、準備を重ねてきました。再び、世界のなでしこへ。なでしこジャパンがこれまで築き上げてきた歴史を引き継げるような成果が出せるよう、精いっぱいサポートしていきたいと思います。また、女子サッカーは、なでしこジャパンの世界での活躍が、その普及・発展に大きく影響を与えますので、この女子ワールドカップがポジティブな影響を与え、大きなインパクトを残せる大会となるようにしたいです。
なでしこジャパン(日本女子代表) 高倉麻子監督
私が(監督に)就任して約3年になりますが、全てはこの女子ワールドカップのために準備をしてきたつもりです。総勢63名、チャレンジキャンプ(なでしこチャレンジプロジェクト)を入れると90名ほどを呼び、さまざまな選手の可能性やチームの可能性を探りました。1カ月の長い戦いでは、うまくいくこと、いかないことも出てくると思います。チーム一丸となって、選手には勇気と創造する力、そして献身を求め、戦っていきたいと思います。今回選べなかった選手は、常にサッカーと真摯に向き合って、100%の力でプレーしてくれました。その分も精一杯戦っていきたいと思います。
スケジュール
FIFA女子ワールドカップフランス 2019
大会期間:2019年6月7日(金)~2019年7月7日(日)
グループステージ:
2019/6/11(火) 01:00キックオフ(日本時間)
vs アルゼンチン代表
2019/6/14(金) 22:00キックオフ(日本時間)
vs スコットランド代表
2019/6/20(木) 04:00キックオフ(日本時間)
vs イングランド代表